梅干しとうなぎの食べ合わせは悪いの!?

梅干しとうなぎの食べ合わせが悪いと言われている理由とは?

梅干し ウナギ梅干しとうなぎの組み合わせは古くから食べ合わせが悪いと伝えられていて、同時に食べるのを遠慮してきた人もいるのかな?と思いますが、なぜ食べ合わせが悪いと言われてきたのでしょうか?

この事に関して様々な説がありますが、代表的なものを紹介します。

脂っこいうなぎを食べた後に梅干しを食べると、口の中がサッパリします。
2つとも食が進む食材であり、うなぎと梅干しを交互に食べると、脂っぽさに気付くことなくどんどん食べてしまうので、思わず食べ過ぎてお腹の具合を悪くするということがあります。

また、昔も今もうなぎは夏の重要なたんぱく源です。
梅干しが脂っぽい食べ物をサッパリとさせる特性があることから、同時に食べると、せっかくのうなぎの栄養が梅干しによって取り除かれるかのように誤解されていたからになります。

他には、うなぎは高価だったので、食べ過ぎによる贅沢を戒めたという説などがあります。

梅干しとうなぎは栄養学的に見れば理想的な組み合わせ

泳ぐウナギ梅干しとうなぎの食べ合わせを栄養学的に見た場合ですが、相互の働きを助け合う最適な相性となっています。

梅干しに含まれるクエン酸は乳酸を解消する働きがありますが、乳酸を無理なく解消できるように助けるのが、酵素とビタミンB群になります。
酵素はからだの中に初めから存在していますが、ビタミンB群は食べ物からしかとれません。

そのビタミンB群のなかでも、特に大きなはたらきをするのがビタミンB1なのですが、ビタミンB1がたくさん含まれている食べ物に、うなぎがあります。
その上、ビタミンB1についでビタミンB2が重要なはたらきをするのですが、ビタミンB2もうなぎにかなり多く含まれています。

しかも、梅干しに含まれるクエン酸は、うなぎの脂分の消化も手助けするので、とても相性のよい組み合わせだといえます。

うなぎの栄養と効能

ウナギの栄養うなぎには、ビタミンA・ビタミンE・ビタミンB1・ビタミンB2に加え、カルシウム・鉄・DHA・EPAなど、栄養が豊富でかつバランスよく含まれているため、疲労回復や体力増強にはもってこいの魚になります。

ビタミンAの含有量は魚介類のなかでもトップクラスであり、一串(約120g)で成人の必要量の3日分も摂ることができます。
ビタミンAは、皮膚や目の粘膜を健康に保ち、消火器系のがんを予防し、免疫力を高めて病気から身を守ってくれる効果が期待できます。

また、成長を促進したり、体内の脂肪が酸化して動脈硬化を進めるなどの悪さをしないように働くビタミンB1も豊富に含まれています。

脂肪が多いので、ビタミンDやビタミンEなどの脂溶性ビタミンも含まれています。
ビタミンDは、カルシウムの吸収・沈着を促進して歯や骨を丈夫にし、ビタミンEは、動脈硬化を予防して老化速度をゆるやかにしたり、細胞膜の酸化を予防して、体のさまざまな部分の細胞ががん化するのを防ぐといわれています。

ウナギの肝は、身にもましてビタミンAが豊富に含まれていて、一口(15g)食べれば必要量を上回ります。
しかも、魚の身には含まれることが少ない鉄を豊富に含んでいますので、貧血の予防や改善に有効とされています。

このように、うなぎにはさまざまな栄養素が含まれていますが、うなぎの最大の栄養価値は「食欲を増進させる」ことであり、食欲不振からくる夏バテ防止には最適の食材になります。

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