ぶどうの栄養は豊富で畑のミルクといわれている!効能やカロリーは?

ブドウの栄養

ぶどうの栄養と効能

ぶどうは、果物の中でも甘みがとてもあり、気力のない人や血行の悪い人にもオススメできる、滋養強壮の果物です。
生で食べるのが一般的ですが、フルーツサラダやちょっとした材料のトッピングとしても美味しく食べることができます。
また、ジャムやソースにして料理に使用したり、ジュースにするなど、利用方法もさまざまです。

ぶどうに含まれている栄養素には、主に以下のようなものがあります。

ブドウ糖

ぶどうに多く含まれているブドウ糖は、体内に入ってすぐにエネルギー源となるので、ヨーロッパでは「畑のミルク」といわれていたほどです。
吸収効率がいいので、スポーツ前のエネルギー源や、スポーツ後の疲労・体力回復に有効とされています。

アントシアニン

皮やタネに含まれる色素成分のアントシアニンは強い抗酸化力を持ち、体内の組織の酸化を防ぎ、老化を抑制する効果が期待できます。
また、アントシアニンは、肝機能の向上やアンチエイジング・疲れ目の回復に効果的だとされています。

カテキン・タンニン

皮やタネには、苦みや渋み成分のあるカテキンタンニンなど、抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれています。
活性酸素による酸化作用を抑えるはたらきがあり、生活習慣病の予防に有効だとされています。

ペンタペプチド

紫品種の果肉に含まれるアミノ酸結合物質のペンタペプチドは、疲れた脳の機能回復に有効だとされています。
生の状態のピオーネ巨峰など、紫色の大型品種に多く含まれています。

カリウム・ペクチン

カリウムが含まれていて、利尿作用により体内の余分な水分と塩分が排出されるため、むくみや高血圧の改善に有効とされています。
水溶性食物繊維のペクチンが含まれていて、腸内環境を整えるので、便秘の予防や改善に対しての効果が期待できます。

プロアントシアニジン

タネにはプロアントシアニジンという強力な抗酸化力を持つポリフェノールが含まれています。
プロアントシアニジンは、同じく抗酸化作用をもつビタミンCの20倍、ビタミンEの50倍ほどの威力があるとされ、細胞老化のもととなる活性酸素を除去し、心臓病や動脈硬化などに効果があるとされています。
日本人は、タネを食べる習慣がないので、ぶどうのタネのエキスなどで補給するといいです。

ぶどうの主な効能

疲労回復・がん予防・美肌効果・貧血の予防、改善・眼精疲労回復・高血圧の予防・肝機能強化・老化防止

ぶどうの主な栄養成分

ブドウ糖・果糖・アントシアニン・カテキン・タンニン・ペンタペプチド・カリウム・ペクチン・プロアントシアニジン

ぶどうのカロリー(kcal)と糖質

ぶどうのカロリーは59kcal・糖質は15.2gです。(※ 可食部100gあたり)
カロリーは低いので、ダイエットに向いている食材になります。

他の果物類のカロリーや糖質は以下のようになっていますが、他の果物類と比べるとカロリーは同じく位で、糖質は多くなっています。

  • イチゴ・・・34kcal・7.1g
  • リンゴ・・・61kcal・14.3g
  • バナナ・・・86kcal・21.4g
  • スイカ・・・37kcal・9.2g
  • メロン・・・42kcal・9.9g

      

スポンサーリンク

ぶどうの特徴

ブドウぶどうは、約5000年以上前から栽培されていて歴史は古く、古代エジプトの古墳の天井には、今も残る見事なぶどうの壁画が描かれています。

品種は1万もあるとされ、世界中で最も多く栽培されている果物であり、生産量の約8割がワインの原料に使用されていますが、日本では約9割が生食用として食べられています。

干しぶどう

干しぶどうは、別名をレーズンといい、ぶどうを乾燥させたものになります。
ビタミンやミネラル・食物繊維等が豊富に含まれていて、サラダやパン・菓子等に入れたり、そのまま食べたりします。

種なしぶどう

ぶどうの花が咲く頃、植物生長ホルモンで種をできなくしたものが、種なしぶどうになります。
種を誤飲する心配がないので、小さなお子様でも安心して食べることができます。

山ぶどう

山ぶどうは、普通のぶどうよりポリフェノールや鉄分が豊富になります。
しかし、酸味が強いため、ジュースや果実酒・ジャムなどに加工されることが多いです。

皮に付着している白い粉は?
ぶどうの粒を見ると白い粉がついてることがあります。
白い粉の正体はブルーム(果粉)と呼ばれるものであり、実から出る成分が粉になったものです。

ブルームは食べ頃と新鮮さを表しているのと、水分の蒸発を防いでうまみを守ってくれています。

ぶどうの種類

巨峰
ぶどうの王様と評され、1粒は10~15gと大きく、果皮はむきやすいです。
果肉は歯ごたえがあり、酸味はひかえめで多汁であり甘みたっぷりです。
デラウェア
日本人になじみが深い小粒のタネなし品種であり、甘みがとても強く果汁もたっぷりになります。
キングデラ
外観はデラウエアに似ていますが、果粒は大きく、甘みはかなり強いです。
希少な品種であり、贈答用として人気があります。
ピオーネ
マスカット系のさわやかな風味をもち、粒が大きく、ほどよい甘さと酸味で人気です。
シャインマスカット
大粒で甘みがたっぷりで果皮は薄くてやわらかく、皮ごと食べられる手軽さがあります。
ロザリオビアンコ
白色ヨーロッパ品種であり、糖度がとても高く酸味は少ないです。
皮がむきにくいですが、皮ごとでも食べられます。
アレキサンドリア
ヨーロッパで好まれているマスカットの代表的品種になります。
さわやかな香りであり、生食のほかレーズンやワインなどの加工にも使われています。
藤稔(ふじみのり)
神奈川県で誕生した品種で、ぶどうでは最大級といわれ、1粒約20g、大きいものは32gにもなります。
赤嶺(せきれい)
鮮やかな赤紫に色づく品種です。
サクサクした歯ごたえで、濃厚かつ上品な甘みがあります。
ナガノパープル
長野県のオリジナル品種で、丸ごと食べられる大粒のぶどうとして人気が出ています。
瀬戸ジャイアンツ
皮が薄くて食べやすく、生産量は少ないですが、糖度が高いことで知られ人気品種になっています。
グローコールマン
ロシア南部のコーカサス地方が原産地の品種で、贈答用として人気があります。
酸味と甘みがともにひかえめで、上品な味わいがあります。
オーロラブラック
岡山県のオリジナル品種で、特産品として人気が出ています。
1粒が14~17gと大粒で、ほどよい甘さがあります。
ルビーロマン
名前の通り果皮はあざやかなルビー色をしています。
大粒で果汁がたっぷり詰まっており、さわやかな甘みが魅力です。
安芸クイーン
巨峰並みに甘みがたっぷり詰まっていて、独特な香りがあります。
クイーンニーナ
肉質はかためで、歯ごたえがあり、酸味が弱く濃厚な味わいがあります。
マニキュアフィンガー
山梨県で誕生した品種で、パリパリとした食感と歯ごたえがあり、リンゴのような風味です。
キャンベル・アーリー
甘みと酸味のバランスがよく、すっきりした味わいが特徴です。
ナイアガラ
アメリカのニューヨークで誕生した品種で、独特の香りがあり、ジュースやワインに加工されています。
マスカット・ベリーA
新潟県で誕生した品種で、果皮はむきやすく、ほのかな香りと甘みが持ち味です。
スチューベン
果粒は約5gと小さめで、果皮は厚いがむきやすく、酸味が弱くて濃厚な甘さが感じられます。
甲州(こうしゅう)
果粒は4~5gで、豊かな香りと甘みがあり、生食のほか白ワインなどに使われています。
レッドグローブ
大粒で皮ごと食べることができ、マイルドな甘さと、パリパリした食感が特徴になります。
クリムゾン
果粒は小さめで、パリっとした食感が持ち味で、酸味がしっかり感じられます。
トンプソン・シードレス
アメリカで誕生した品種で、干しぶどうの材料にも使われています。
肉質はかたく、さわやかな味わいがします。
オータムキング
しっかりした甘みがあるが、後味はさっぱりしていて、サクサクした歯ごたえが特徴です。

ぶどうの旬

旬のカレンダー
ブドウの旬
品種や産地によって多少のズレはありますが、ぶどうの旬はだいたい8~9月になります。

ぶどうの産地

都道府県別収穫量(農林水産省 平成25年統計 参照)

山梨県
全国収穫の25.4%の構成比 48,200t
長野県
全国収穫の14.1%の構成比 26,800t
山形県
全国収穫の8.8%の構成比 16,600t

ぶどうで人気の品種は、1位 巨峰 2位 デラウェア 3位 ピオーネ です。
近年では皮ごとバリバリ食べられる品種も登場しています。

各品種とも、雨よけのハウス栽培と露地栽培の両方を行っている場合がほとんどになります。

ぶどうの上手な選び方

  • 表面に白い粉(ブルーム)がついているもの。
  • 全体が均等に色づいているもの。
  • すき間なく実がついているもの。

スポンサーリンク

ぶどうの食べ方

ブドウの食べ方ぶどうは、冷やして生のまま食べることが多いのですが、日持ちはしないので早めに食べるほうがよく、栄養価を考えると皮ごと食べたほうがいいです。
ツルに近い部分のほうが甘みが強いので、下から上へ食べていくと最後まで美味しいです。

タネと皮を除いたぶどうに、好みで砂糖を加えてから煮て、ジュース・シャーベット・ゼリー・アイスクリームなどにしても美味しいです。

日本料理では甘酢であえたり、丸のまま天ぷらなどにしますが、西洋料理では肉料理のソースにしたり、中国料理の杏仁豆腐に使われたりします。
干しぶどうは、もどしてドライカレーやサラダに加えたりすることもできます。

ぶどうの代表的な成分であるポリフェノールは、主に皮とタネの部分に集中して含まれています。
ただし、粒が大きいぶどうの皮やタネを生で食べるのは、消化が良くないのであまりおススメできません。
そこで、ミキサーやフードプロセッサーなどを使いジュースにして飲むと、栄養分を効率よく摂取することができます。

ぶどうの栄養を強化する食べ合わせ

干しぶどう

干しぶどうは、生の果実に比べて鉄やカルシウムなどの含有量が5~10倍にも増加します。
貧血を防いだり、骨を強くしたり、便秘解消に効果的だとされています。

ぶどう+キウイ

ぶどうに含まれているアントシアニンと、キウイのビタミンCはそれぞれ抗酸化作用を持つので、合わせて摂れば、相乗効果でアンチエイジングや美肌に対しての効果が期待できます。

ぶどう+牛乳

ぶどうは、抗酸化作用で紫外線から肌を守るアントシアニンを含んでいます。
汗で失われるミネラルやビタミンを含む牛乳といっしょに摂取すると、暑い日の紫外線対策になります。

ぶどうの保存法

ぶどうは、水分がついていると傷みやすいので、洗わずに保存するほうがいいです。
ペーパーを敷いておくと果肉からでた水分を吸収し、傷みを防ぐことができます。

1粒ずつ房から外し、密閉容器になど入れると冷凍保存でき、シャーベットやスムージーなどに利用することができます。

ぶどうの食品成分

水分

たんぱく質

脂質

炭水化物

83.5g

0.4g

0.1g

15.7g

カリウム

カルシウム

マグネシウム

リン

130mg

6mg

6mg

15mg

亜鉛

マンガン

0.1mg

0.1mg

0.05mg

0.12mg

ヨウ素

セレン

モリブデン

ビタミンE

0

0

微量

0.1mg

ビタミンB1

ビタミンB2

ナイアシン

ビタミンB6

0.04mg

0.01mg

0.1mg

0.04mg

葉酸

パントテン酸

ビオチン

ビタミンC

4μg

0.10mg

0.7μg

2mg

※ 可食部(食べられる部分)100gあたりの数値
 

関連記事

コメントは受け付けていません。