唐辛子(とうがらし)の辛味成分の効能は?栄養・カロリーなども紹介♪

とうがらしの栄養

唐辛子の栄養と効能

唐辛子は、β-カロテンをはじめ、各種ビタミンやミネラル・食物繊維が豊富な緑黄色野菜になります。
辛味が強いので、多くは食べにくい野菜であり、乾燥させたものより生のほうが、ビタミンやミネラルをより多く摂取することができます。

唐辛子に含まれている栄養素には、主に以下のようなものがあります。

カプサイシン

ピリッとした辛味のカプサイシンが含まれていて、消化吸収を助けて食欲を増進させる・血行をスムーズにしてからだを温める・体脂肪を分解し肥満を防止するなどの効果が期待できます。
からだを温める効果があるので、肩こりや腰痛の解消や冷え性の改善に役立つとされています。

カプサイシンの辛味は、ホルモン分泌を促してエネルギー代謝を促進させます。
これによって体温が上がり、体脂肪やグリコーゲンが分解されるだけでなく、発汗作用で肌をきれいにする効果や、新陳代謝を活発にして脂肪燃焼を促すことから、ダイエットに効果があるといわれています。
また、辛味の刺激を受けることにより、塩分を控えることができますので、高血圧の予防にも有効とされています。

カプサイシンは油に溶けやすいので、炒め物などをする場合は、唐辛子を先に炒めておくと、有効成分や辛みがしっかりと伝わります。
ただ、カプサイシンを過剰に摂ると、胃や腸の炎症をまねく可能性がありますので、注意が必要になります。
カプサイシンの効果は、唐辛子そのもののほか、豆板醤やチリソースなど、唐辛子を原料とする調味料にも同様の効果が期待できます。

その他

ビタミンCが含まれていて、肌荒れ防止や風邪の予防・疲労の回復などに対しての効果が期待できます。
ビタミンEが含まれていて、血流を良くする働きがあるので、イキイキした美肌を保つ効果が期待できます。
β-カロテンが含まれていて、強い抗酸化作用によって細胞の老化を防止する働きがあり、アンチエイジングに対しての効果があるとされています。

この他、ビタミンAやビタミンB2・鉄・カリウムなど、さまざまな栄養素が含まれています。

唐辛子の主な効能

血行促進・肥満予防・強精、強壮効果・消化吸収促進・食欲増進・美肌効果

唐辛子のカロリー(kcal)と糖質

唐辛子のカロリーは35kcal・糖質は12.0gです。(※ 可食部100gあたり)
カロリーは低いので、ダイエットに向いている食材になります。

他の野菜類のカロリーや糖質は以下のようになっていますが、他の類と比べるとカロリーは同じくらいで、糖質はかなり高くなっています。

  • シシトウ・・・27kcal・2.1g
  • ピーマン・・・22kcal・2.8g
  • タマネギ・・・37kcal・7.2g
  • ナス・・・22kcal・2.9g
  • ウリ・・・15kcal・2.1g

      

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唐辛子の特徴

とうがらし唐辛子類は、甘味種と辛味種に大きく分けられていて、辛味種の代表が唐辛子になります。
中南米で栽培されていた唐辛子は、コロンブスがスペインに持ち帰ったことから世界中に広まったとされています。
日本には16世紀にポルトガル人によって伝わり、初期は観賞用などに用いられていました。

唐辛子の果実は、若いときは緑色で青唐辛子と呼ばれますが、熟すとほとんどが赤くなります。
果実は、生も乾燥物も香辛料として利用されています。

唐辛子という漢字は、唐から伝わった辛子ということからつけられています。
九州や長野の一部では唐辛子を胡椒(こしょう)と呼ぶことがあり、柚子胡椒の胡椒もとうがらしのことになります。

唐辛子の防虫効果

唐辛子は、殺菌・防虫効果があり、乾燥させた赤唐辛子を米びつにいれておくと、米に虫がつきにくいです。

また、唐辛子をニンニクなどといっしょに焼酎に漬けこみ、それをうすめて植物に散布すると、病害虫の予防になるとされています。

七味唐辛子とは!?
七味唐辛子は、江戸時代に生まれた日本独自の香辛料です。
漢方をヒントに、薬効や効能を考えて配合された七種類の香辛料によってつくられていますが、作り手によって中身や配合の割合が違うのが特徴になります。

唐辛子の種類

青唐辛子
赤くなる前の未熟果で、赤唐辛子より辛味が少ないです。
黄唐辛子
炒めものやスープに使うと、辛味と共に彩りもよくなります。
ハバネロ
メキシコ原産であり、もっとも辛いといわれている唐辛子です。
韓国唐辛子
日本でも多く流通している一般的な唐辛子であり、キムチやチゲなどの韓国料理には欠かせないです。
鷹の爪
長さ3~4cmで、実を乾燥させて香辛料として使うことが多く、これを粉末にしたものが一味唐辛子になります。
葉唐辛子
辛味種を葉食用に栽培したものであり、炒めものやつくだ煮に利用されています。

唐辛子の旬

旬のカレンダー

とうがらしの旬
唐辛子の旬は、8~10月です。
赤唐辛子の旬は8~10月で、青唐辛子の旬は7~9月になっています。

品種によって美味しい旬の時期は多少ずれますが、どちらも暑い夏の時期が旬になります。

唐辛子の産地

輸入されている約90%は中国産であり、国産での産地は茨城・栃木県などです。
低温にも耐えるため、場所を選ばず全国で栽培されていて、長期に渡り収穫が続きます。

唐辛子の上手な選び方

  • 色が鮮やかなもの。
  • ハリとツヤがあるもの。
  • できるだけ形がそろっているもの。

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唐辛子の食べ方

とうがらしの調理法唐辛子には、料理の味にメリハリをつける辛味があります。
唐辛子の辛味は、熱に強く、炒めたり煮込んだりしても辛さは残るので、炒めものやパスタ・漬物など、幅広く使われています。
炒めたりする場合は、焦げやすいので、最初に弱火で辛味と香りを出してから、いったん取り出しておくのがコツになります。

また、刺激のある辛味で、塩分などを控えることができますので、高血圧予防の料理などに役立ちます。

唐辛子は、細かく切るほど辛味が増すので、辛くしたい時には細かくきざみ、あまり辛くしたくない時には種だけ取って使うといいです。
乾燥した唐辛子は、ぬるま湯につけて戻すと調理が簡単になります。

生の唐辛子は、オリーブオイルにつけておくと、ペペロンチーノなどの料理をつくる時に役立ち、ごま油につけておくとラー油になります。

唐辛子の主な栄養成分

β-カロテン・ビタミンA・ビタミンB2・ビタミンC・ビタミンE・食物繊維・カプサイシン・鉄・カリウム

唐辛子の栄養を強化する食べ合わせ

唐辛子+牛肉

牛肉に含まれているたんぱく質には、体温を上げる働きがあるので、たんぱく質とカプサイシンにより、からだを温めて冷え性を改善する効果が期待できます。

唐辛子+ニンニク・玉ねぎ

アリシンを含むニンニクや玉ねぎといっしょに使うと、抗酸化力があがり、夏場のスタミナ補給に役立ちます。

唐辛子+セロリ

唐辛子に含まれている脂肪燃焼効果のあるカプサイシンと、セロリに含まれている食物繊維をいっしょに摂取すると、ダイエット効果が期待できます。

唐辛子+イカ

イカに豊富に含まれているビタミンAは、風邪の予防に効果的であり、唐辛子とのカプサイシンとの相乗効果で免疫力がアップします。

唐辛子の食品成分

水分

たんぱく質

脂質

炭水化物

86.7g

3.4g

0.1g

7.2g

カリウム

カルシウム

マグネシウム

リン

650mg

490mg

79mg

65mg

亜鉛

マンガン

2.2mg

0.4mg

0.12mg

0.43mg

ヨウ素

セレン

モリブデン

ビタミンE

7.7mg

ビタミンB1

ビタミンB2

ナイアシン

ビタミンB6

0.08mg

0.28mg

1.3mg

0.25mg

葉酸

パントテン酸

ビオチン

ビタミンC

87μg

0.41mg

92mg

※ 可食部(食べられる部分)100gあたりの数値
 

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