梅肉エキスの特徴や効果・効能

梅肉エキスができるまで

梅の花 一輪梅は古くから薬としての効果を認められていましたが、 梅肉エキスに近いものが作られるようになったのは近世になってからです。

黒焼きや鳥梅(うばい)などの形で奈良時代から用いられてきましたが、果汁を取り出して加工されるようになったのは江戸時代に入ってからで、 それまでは梅を天日に干して水分を蒸発させたり、丸ごと加工されてきました。

今のような梅肉エキスが完成したのは大正時代に入ってからであり、元日本海軍医師の築田多吉(つくだたきち)が、青梅の果汁を天日干しにするのではなく、 鍋で煮詰めていく方法を考案しました。

筑田氏自身が実際に試して良いと結論を下した民間治療法を集大成したものを赤本といいますが、この本は一家に一冊必要とされる家庭医学や看護のバイブルとして、全国的に普及しました。

赤本には、筑田氏が治療して効果のあったコレラ・チフス・急性食中毒など多くの体験記が記載されています。
その後の研究で梅肉エキスの含まれる成分が、血流改善効果をもたらすことが実証され、この成分はムメフラールと命名されました。

ムメフラールは、生の梅の実には含まれておらず、 梅の果汁を煮詰めて梅肉エキスを作る過程で生成される物質であることが確認されています。
また、梅肉エキスには血圧を下げるはたらきがあるといわれているクエン酸がたっぷりと含まれています。

ムメフラールやクエン酸には血流をよくするはたらきがあり、血液がサラサラの状態を保つことにより、コレステロールが血管内にたまるのを防いだり、 動脈硬化やさまざまな生活習慣病の発生を防ぐことができます。

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梅肉エキスとは?

梅 豊富

梅肉エキスとは、未熟でまだかたい青梅の絞り汁を煮詰め、梅の有効成分を凝縮したものです。

梅肉エキスがからだに良い理由として、まったく塩分を含んでいないということがあります。

梅がいくらからだにいいといっても、腎臓病や高血圧症の人をはじめとする病気の方にとって塩分は禁物です。
そのため、昔ながらの製法で作られた塩漬けの梅干しは、梅本来の成分を摂取したくても、塩分が気になります。

一方で、塩分を含んでいない梅肉エキスは、塩の摂取を制限されている人でも安心して食べることができるのです。

梅肉エキスは、梅1kgから全体の約2%しか取れないため大変高価であり、まだかたい青梅を1個ずつすりおろして果汁を絞るため、時間と手間がかかります。

梅肉エキスは、昔から食あたりや下痢・風邪などの特効薬として民間療法に使われてきました。
毎日少量ずつ食べることで、からだの中から健康にはたらきかけるのが梅肉エキスであり、スプーンに取ってなめたり、お湯に溶かして飲むのが一般的です。

梅肉エキスの効果・効能には、以下のようなものがあります。

  • カルシウムの吸収率をアップする
  • がんを予防する
  • 疲労回復
  • 肝臓の強化
  • 結石を予防し、血圧を安定させる
  • 胃腸の活性化
  • 殺菌作用
  • 老化予防
  • 抗アレルギー作用

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