レタスの特徴とは?種類や旬・産地なども紹介

レタスの栄養

レタスの特徴

レタスの原産地は、地中海沿岸から西アジア。

自生していた野生種を改良したもので、紀元前6世紀のペルシャ王の食卓にもあったとされています。

日本には中国から伝わり、10世紀頃から栽培していたといわれています。

現在のようなレタスになったのは、明治時代からになります。

 
レタスの和名はチシャといいますが、これは乳草の略称。

レタスの芯の切り口から白い汁が出るので、この名前がついています。

 
レタスは、乾燥しやすい野菜。

鮮度を保持するため、プラスチックフィルムでできたレタスシートで、個別に包装されている場合が多いです。

みずみずしいままの状態で梱包されているので、外葉を取り去る必要がなく、すべて食べることができます。

レタスは金属に弱く、包丁に触れた部分から茶色くなってしまいます。

繊維を壊さないように、外側からやさしく、手でちぎって調理したほうがいいでしょう。

 
レタスは、カロリーが低く、ヘルシーなのでダイエットに向いている野菜。

リンゴ酸やクエン酸などの有機酸が含まれているので、さわやかな味わいがあります。

 
レタスに含まれているビタミン類を効率よく摂りたいなら、生でサラダにするのがおすすめ。

サラダにする場合は、一度水にさらすといいでしょう。

ただ、水分をよくふかないとシャキッとした食感が失われ、ドレッシングがなじまなくなります。

レタスの種類

玉レタス
一番流通量が多く、葉がしっかりと巻いているレタス。

水分が多く、シャキッとした歯切れの良さが特徴。

サニーレタス
葉先が赤っぽく、ほのかな苦みがあるのが特徴。

葉質がやわらかいので、サンチュのように肉を巻いて食べるのに向いています。

グリーンカール
グリーンカールは、カールレタスともいわれています。

苦みが少なく、サラダや料理のつけ合わせなどに使われています。

サンチュ
韓国料理には欠かせなく、日本での歴史は平安時代からと古いです。

一時的に流通量は減りましたが、最近では焼肉用の需要が増えています。

サラダ菜
結球がゆるい、ベターヘッドと呼ばれる種類のレタス。

鉄やビタミンが多く栄養価が高い。

鮮やかなグリーンで、つけ合わせなどによく用いられます。

フリルレタス
名前のとおり、葉のふちがフリルになっているのが特徴。

パリパリとした歯ごたえがあり、サラダにピッタリ。

ロメインレタス
ロメインレタスは、コスレタスともいわれています。

シーザーサラダによく使われるレタス。

葉は厚く、しっかりとしているので、加熱調理に向いています。

ブーケレタス
水耕栽培でつくられた、やわらかいレタス。

花嫁のブーケに似ているので、この名前がつけられています。

ハンサムグリーン
シャキシャキした食感が特徴。

葉肉が厚く、鮮やかな緑色をしていて、ドレッシングがからみやすい。

シルクレタス
シルクレタスは、ピンクロースターともいわれています。

葉先が美しい紅色をしていて、独特の歯ごたえと苦みがあります。

茎レタス
茎レタスは、ステムレタスともいわれています。

他のレタスとは違った形をしていて、コリコリした食感と独特の風味があります。

モコヴェール
フワフワした口当たりと、やわらかい葉が特徴。

甘みがあり、サラダにすると色合いがとてもいいです。

レタスの旬

旬のカレンダー
レタスの旬
レタスは1年中手に入りますが、旬は7月~8月。

4月~5月は春もの、6月~9月は夏秋ものが出まわります。

レタスの産地

都道府県別収穫量(農林水産省 平成24年統計 参照)

長野県
全国収穫の34.4%の構成比 194,600t
茨城県
全国収穫の15.2%の構成比 85,900t
群馬県
全国収穫の9.7%の構成比 54,800t

レタスの生育適温は15℃前後。

夏場は、冷涼な高原で栽培されています。

長野県八ヶ岳では、時期と地域に合わせていろいろな品種を栽培し、安定した生産を目指しています。

 
レタスは、60年代以降、サラダ野菜の主役として広く栽培されるようになりました。

現在では改良が加えられ、さまざまな品種が生まれています。

 
レタスは、冷たくて涼しく乾燥した気候を好むため、季節ごとに産地がかわります。

低温のまま、保冷トラックで市場へ運ばれていく流通方法が、全国に広がっています。

レタスの上手な選び方

  • 全体的にみずみずしいもの。
  • ツヤツヤとした淡い緑色である。
  • 葉がかたく巻きがしっかりしているもの。
  • レタスを逆さまにして、株の切り口が赤茶色に変色しているものは避けたほうがいいでしょう。

レタスの保存法

レタスを洗い、食べやすい大きさにちぎってから水分を切ります。

保存袋に入れた後、冷蔵庫で保存するといいですが、鮮度が落ちやすいので、2~3日で使い切ってください。

 
オリーブ油であえて保存すると、3~4日はシャキッとした状態で保存することができます。

サラダなどに使うことができるので便利です。

 
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