梅(ウメ)の栄養や効能・カロリー

梅の栄養と効能

ウメの栄養昔から梅はその日の難のがれといわれるほど、病気の予防や健康増進には欠かせない果物であり、民間療法で腰痛・神経痛・リウマチなどに梅が利用されてきました。
有機酸が多い梅は、三毒(食べ物の毒・血液の毒・水の毒)を断つをいわれるほど殺菌力の強い果実になります。

梅に含まれている栄養素には、主に以下のようなものがあります。

クエン酸・リンゴ酸

梅干しの強い酸味はクエン酸とリンゴ酸で、食欲を増進させる効果があります。
クエン酸には、疲れの原因物質とされる乳酸を蓄積せずにエネルギー代謝をスムーズにするため、疲労回復を早める作用があります。

この他、鉄やカルシウムなど体に吸収されにくいミネラルを水に溶けやすい形に変え吸収率を高める作用や、活性酸素の酸化作用を防いで動脈硬化や心筋梗塞を防ぐ働きがあります。
そのため、鉄やカルシウムなどを含む食品といっしょに摂ると、貧血を予防したり、じょうぶな骨や歯をつくったりするはたらきを高めることが期待できます。

カテキン酸・ピクリン酸

梅には、カテキン酸ピクリン酸の強力な殺菌力が食べ物の腐敗を防ぎ、食あたりや食中毒の回避にも効力を発揮するとされています。
梅を加工した梅干しは、ミネラルを多く含み腐敗を防ぐことができるので、お弁当やおにぎりなどに入れるとよく、口に含むと乗り物酔いにも効果があります。

参考記事:梅干しの効果・効能

ムメフラール

ムメフラールという血流の改善に役立つ成分が含まれていて、血小板の凝集を抑制する働きによって、血流の流れがサラサラになります。
ムメフラールは、梅干しを焼くことでさらに効率よく摂ることができます。
このムメフラールとクエン酸との相乗効果が、コレステロールの低下に有効であることが認められています。
風邪の熱や咳には梅を黒焼きにしたり、歯痛や頭痛には梅干しの果肉をこめかみに貼るなどの民間療法もあります。

梅リグナン

梅に含まれる梅リグナンには、細胞の老化を防ぐ抗酸化作用や、抗炎症作用・抗ウイルス作用などがあります。
また、胃がんの原因になるピロリ菌の動きを止め、死滅させる働きがあることから、胃の病気を予防する効果が期待できます。

その他

生活習慣病の予防に役立つ食物繊維や高血圧やむくみ対策に有効なカリウムなども含まれています。
梅から摂ることができる梅エキスは、強い抗酸性と整腸作用があるので、下痢や食欲不振・中毒・駆虫などに効果があるとされています。

生の青梅は危険?

青梅には、アミグダリンという物質が含まれていて、これ自体は毒ではありませんが、体内で中毒症状を起こす可能性があります。
アミグダリンは、熟したり加工されたりすることで減少し、安全に食べられるようになります。

梅の主な効能

疲労回復・食欲増進・整腸作用・解毒作用・美肌作り・血液浄化・老化抑制・高血圧の予防、改善

梅の主な栄養成分

梅リグナン・クエン酸・リンゴ酸・カテキン酸・ピクリン酸・ムメフラール

梅の栄養を強化する食べ合わせ

梅+豚肉

梅干しのクエン酸と、豚肉のたんぱく質を組み合わせることで、新陳代謝が高まり、疲労回復が期待できます。
たんぱく質にはストレスを和らげる働きもあり、心と体の疲れに効果的です。

梅+ひじき

梅に含まれているクエン酸が、ひじきのカルシウムやマグネシウムの吸収を高めるので、骨粗しょう症の予防に有効です。
カルシウムの効果を増進するため、歯の強化や丈夫な骨を作ることはもちろん、イライラを抑えることもできます。

梅+わさび

酸が多く含まれている梅干しと、抗菌・殺菌効果の高いわさびを使うことで、抗菌・殺菌作用がアップし、食中毒の予防に効果的とされています。
夏場など雑菌の繁殖する時期に食べておくといいです。

梅のカロリー(kcal)と食品成分

エネルギー(カロリー)

廃棄率

水分

28kcal

15%

90.4g

ナトリウム

カリウム

カルシウム

2mg

240mg

12mg

マグネシウム

リン

8mg

14mg

0.6mg

亜鉛

マンガン

0.1mg

0.05mg

0.07mg

ビタミンE

ビタミンB1

ビタミンB2

3.3mg

0.03mg

0.05mg

ナイアシン

ビタミンB6

葉酸

0.4mg

0.06mg

8μg

パントテン酸

ビオチン

ビタミンC

0.35mg

0.5μg

6mg

※ 可食部(食べられる部分)100gあたりの数値

 
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