オリーブオイルの歴史と特徴!選び方や使い方なども紹介♪

オイルとオリーブ


オリーブオイルの歴史

オリーブオイルの歴史オリーブオイルは、5000~6000年前、ギリシャのクレタ島やキプロス島・シリアなどですでに製造されていました。
その後、貿易商人達によって地中海沿岸地方へ広がっていったオリーブオイルは、紀元前3世紀頃にはローマ帝国においてあらゆる場面で使われるようになり、当時の3大生産物の一つでした。

聖書やギリシア神話など、古代の物語にも頻繁にオリーブオイルが登場していたらしく、古代ギリシャでは黄金の液体と呼ばれ、キリスト教など宗教の儀式で聖油として使用されるなど、高く評価されていたほどです。

オリーブは乾燥に強く、厳しい気候にも適応する植物なので、夏の乾燥が著しい地中海沿岸を中心に栽培されてきました。
栽培しやすいので、今では世界中にオリーブの栽培地が広がり、そのオリーブからオリーブオイルが作られています。
オリーブオイルは食用をはじめ、薬や化粧品、灯りの燃料など、さまざまな用途に使われていますので、とても人気があるものになります。

日本でのオリーブオイル

オリーブオイルと小豆島日本でのオリーブオイルの歴史は安土・桃山時代がスタートであり、キリスト教の宣教師であるポルトガル人が持ち込んだといわれています。
しかし、当時のオリーブオイルは希少で値段が高すぎたことと、その後の鎖国により日本人の生活には根付きませんでした。

その後、農作物の輸入自由化によって輸入オリーブオイルが大量に市場に出回るようになり、食用も徐々に広まっていきました。
現在、日本で購入できる輸入オリーブオイルには、イタリアやスペイン産のオリーブオイルがありますが、産地によってその風味や味はさまざまです。

日本では、香川県の小豆島と岡山県牛窓地区でオリーブオイルが作られています。
小豆島はオリーブの島として有名で、瀬戸内海沿岸はちょうど地中海沿岸の気候に似ており、オリーブ製品は特産品になっています。
手摘みされた実から抽出するので、果実本来の味が凝縮された風味が味わえます。

生産量が限られているため市場に出回る数が少なく、外国産のオイルと比べるとやや高価になります。

オリーブオイルの特徴

オリーブオイルオリーブオイルは、スペインやイタリア・ギリシャをはじめとする地中海沿岸地域を中心に、世界中で広く使用されています。
人類がもっとも古くから利用してきたともいわれる油であり、オイルの語源はオリーブを意味するアラビア語だといわれています。

原料のオリーブは、トルコ東南からアフリカ北東部にかけて自生していたモクセイ科の植物です。
多くの植物油は種子から油が作られますが、オリーブオイルは果実から油を搾り出すため栄養が損なわれず、フルーティーな風味が楽しめるオイルになっています。
そのため、オリーブオイルをオリーブジュースと表現することもあります。

果実の特徴がそのまま油の性質になるので、栽培される地域やオリーブの品種、収穫時の熟し方、保存方法などの違いによって、色や味・香りなどもまったく異なるオリーブオイルが出来上がります。
オリーブオイルは、オイルの質によって定められた等級があり、日本への輸入も限定されています。

エキストラヴァージンオリーブオイルの特徴

エキストラヴァージンオリーブオイルは、自然のままの搾りたてであり、香りが高くオリーブオイルのなかでも最高品質のものです。
同じ銘柄なのに去年と今年では味が違うという特徴があり、オリーブの種類や産地のほか、その年の気候条件も影響してくるほどです。

揚げものや炒めものなどにはオリーブオイル(ピュアオリーブオイル)を使い、サラダなどの生食に使用する場合は、エキストラヴァージンオリーブオイルを使うのがいいといわれています。

エキストラヴァージンオリーブオイルは栄養価が高く、生食はもちろん、煮る・焼く・揚げる・炒めると何にでも使うことができますので、できればすべての料理にエキストラヴァージンオリーブオイルを使うほうがいいです。

オリーブオイル(ピュアオリーブオイル)の特徴

精製したオリーブオイルに、ヴァージンオリーブオイルを加え、味を調えたものがオリーブオイル(ピュアオリーブオイル)です。

クセのない味と風味で食べやすく、比較的安価なのが特徴であり、加熱調理用のオイルとして使うのがよく、和食に使用したり、揚げものをする時には最適になります。
マイルドな食感なので料理によって使い分けたり、エキストラヴァージンオリーブオイルでは風味や味が強すぎると感じる人などにはおススメです。

オリーブオイルの選び方

オリーブオイルの選び方現在、さまざまな種類のオリーブオイルが店頭に並んでいますが、必ずしも値段の高いオイルが高品質というわけではありません。

オリーブオイルは、同じ産地でも品種や土壌・気候・果実の成熟度、採取してから採油までの貯蔵期間などによって、風味や色合い・香りが変わってしまうほど、デリケートなオイルです。
ワインに共通するところがあり、これがほかの植物油と違う点です。

オリーブオイルは、商品ラベルに産地やオリーブの品種、味の特徴などが記載されているものもありますので、それらを目安に何種類かを選び、実際に自分の舌で味わってみて、好みのオイルを探すのがいいと思います。

オリーブオイルの使い方

オリーブオイルを使うコツ

動物性脂肪(飽和脂肪酸)を、オリーブオイル(不飽和脂肪酸)に変えるのが、オリーブオイルを使うコツであり、からだにもいいです。
オリーブオイル大さじ1杯のカロリーは111calとカロリーが高いので、1日に使うのは大さじ2杯程度が理想です。

ジュースや果物で大さじ2杯をとった場合などは、加熱料理ではオリーブオイルを使わないようにしたほうがいいです。

オリーブオイルは生で使うほうがいい

オリーブオイルとサラダオリーブオイルのもつフレッシュな風味を楽しむには、生で使うのがいちばんであり、使う料理や食材もいろいろあります。
豆腐や納豆・焼いた肉や魚にかけたり、バターの代わりにパンに使ったり、熱いラーメンにたらしたりといった使いかたがあります。
ほかには、フレッシュジュースに混ぜたり、切った果物やヨーグルトにかけると健康効果も期待できます。

オリーブオイルの健康効果については、こちらの記事:オリーブオイルの栄養と効果・効能にて詳しく紹介しています。

生で使う場合は、オリーブの果実をそのまま搾ってろ過し、豊かな風味があるエキストラバージンオリーブオイルを使うのがおススメです。
また、ほかの調味料と組み合わせて使うことによって、よりいっそう料理の仕上がりに深みを与えます。

オリーブオイルを炒める・揚げる

オリーブオイルと炒め物オリーブオイルは、他の油と比較するとカラッと揚がりやすく、オレイン酸が多いため胃への負担も少ないです。
酸化しにくいうえ、加熱した時に出る煙に含まれる有害な物質も、ほかの食用油に比べて少ないといわれています。

また、表面にとどまり食材にあまり浸透しないため、余分な油の摂取を避けることができます。
しかも、素早く熱を通すので油っぽくならずに食材の持ち味を生かし、仕上がりもカリッとなります。

オリーブオイルは、不純物などを取り除けば数回使えますが、一回加熱してしまうと本来のオリーブオイルの香りが変わってしまうため、なるべく1回で使いきるほうがいいです。
すぐに煙が出るようになったり、色が茶色に変わったり、細かい泡が消えなくなったら替えたほうがいいです。

オリーブオイルで食材を炒めると、オリーブオイル本来の風味はわかりにくくなりますが、スパイスや野菜などの風味を吸収し、新しい味のハーモニーが生まれます。

オリーブオイルの保存

オリーブオイルと保存オリーブオイルは酸化が進みにくいのですが、まったく酸化しないというわけではありません。
保管する時は、光の当たらない涼しい場所に置くことが大事であり、熱気が対流するようなガス台の下なども避けて下さい。

また、縦に置いて陳列するとよく、透明ボトルのものは光に当てないようアルミホイルで包んだり、箱に入れて保存するといいです。
直射日光を避けて冷暗所に保存すれば2年くらいは保存可能ですが、風味は低下していきます。

開封した後は1ヶ月程度をめどに使いきるのが理想的であり、賞味期限の残りが短くなったものは生食よりも、炒めものや焼きものなどの加熱調理に用いるほうがいいです。
なお、冷凍庫で凍らせて保管することはガラスビンの破損につながる場合があり、あまりおススメできません。

また、気温が10度以下になると白濁や凝固することがありますが、湯せんなどをすると元に戻ります。

 

スポンサードリンク

あなたにおすすめの記事

コメントは受け付けていません。