ココナッツオイルの飽和脂肪酸の特徴!効果や使い方も紹介

ココナッツオイル陳列

ココナッツオイルの飽和脂肪酸の特徴

ヴァージンココナッツオイルココナッツオイルの最大の特徴は、脂肪酸組成の50%以上が飽和脂肪酸であることです。

飽和脂肪酸といえば肉類などの脂肪に多く、不健康な印象を持つ人もいるかもしれません。
しかし、ココナッツオイルの場合、飽和脂肪酸とはいえ、ひじょうに吸収・分解の早い中鎖脂肪酸が多くを占めるため、肥満や生活習慣病の原因にならず、むしろそれらを防ぐ働きをするのです。
それでいて、植物油などに多い不飽和脂肪酸よりもはるかに安定性が高いという、いいとこどりのオイルなのです。

赤ちゃんを守る母乳にも多く含まれる

自然界では母乳や牛乳など少数の食品にしか含まれていない中鎖脂肪酸を、ココナッツオイルは約60%と抜群に多く含んでいます。
また、中鎖脂肪酸のなかでも、自然界に少ないラウリン酸が多いのがココナッツオイルの特徴です。
ラウリン酸は、赤ちゃんを細菌感染から守る母乳に含まれている重要な成分で、免疫力を高め、炎症を防ぐ働きを持っていますが、ラウリン酸を豊富に含んでいる天然の食品はココナッツオイルだけになります。

ココナッツオイルには、ラウリン酸だけで脂肪酸全体の45~50%、中鎖脂肪酸はほかの種類(カプリル酸)を合わせると、60%前後が含まれています。
これほど中鎖脂肪酸とラウリン酸の含有量が多い食べ物は、自然界にはココナッツオイルのほかには見当たりません。
このため、ココナッツオイルは、ほかの植物オイルにはない高い安定性と、健康効果を同時に持っているオイルといえます。
そして、この中鎖脂肪酸が肝臓で分解されてできるケトン体という物質は、脳のエネルギーとなってアルツハイマー病などの改善に役立つとされています。

このほか、ココナッツオイルには血流をよくするビタミンEも豊富に含まれています。
中鎖脂肪酸との相乗効果で肌の血流を促し、皮膚代謝をアップし、アンチエイジングに力を発揮します。

スピーディに吸収される

そもそも脂肪酸とは油脂のベースになる部分のことで、その構造によって、油脂の性質は大きく変わります。
私たちが普段使っている一般的なオイルや、肉の脂肪などに含まれるのは、ほとんどが長鎖脂肪酸です。

長鎖脂肪酸はつながった炭素の数が多く、14~24個のものをいいます。
中鎖脂肪酸は6~12個で、長鎖脂肪酸のおおむね半分~3分の2程度の長さです。

分子構造が短い中鎖脂肪酸は、腸からすばやく吸収されて肝臓で分解され、即、エネルギーになります。
そのため、脂肪組織に蓄積されたり、血中のコレステロール値や中性脂肪値を上げたりしない効果があります。
このことが、ココナッツオイルのダイエット効果を生み出しています。

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ココナッツオイルの効果・効能

アルツハイマー病の改善に有効!?

病院ココナッツオイルが有名になったのは、ココナッツオイルに豊富に含まれる中鎖脂肪酸が、アルツハイマーの改善や予防に効果があるという研究結果が報告されたことによります。
中鎖脂肪酸には、中性脂肪として体内に蓄積されにくい特徴があり、腸で消化・吸収されるときに消化酵素の助けを必要としないため、体内に取り込むとすぐに肝臓に運ばれ、エネルギーに分解されます。

中鎖脂肪酸からできるケトン体が脳の栄養分の代わりになって脳を活性化し、認知症の症状を緩和するといわれています。

善玉菌を増やし悪玉菌を抑える

ココナッツオイルには、免疫力を高めるラウリン酸が豊富に含まれています。
ラウリン酸が体内で変化してできるモノラウリンは、強い抗菌・抗ウイルス作用とともにもう一つ重要な働きを持っています。
それは、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を抑制して、比較的短期間のうちに腸内環境をよくするという働きです。

わたしたちの腸内には、100種類・100兆個といわれるおびただしい数の腸内細菌がすんでいます。
そして、健康づくりに有益な善玉菌と、有害な悪玉菌が、たえず勢力争いをしています。
善玉菌が増えるほど腸の調子が良くなり、便秘や下痢が解消されて快便が続くようになると同時に、腸だけでなく、全身の健康レベルもアップします。

腸内の善玉菌を増やすには、食物繊維やヨーグルトが役立つことが知られていますが、合わせてココナッツオイルを積極的に摂ることで、常に腸内環境を整えておくことができます。

コレステロール・トランス脂肪酸ゼロ

ココナッツオイルは、動脈硬化や心筋梗塞などを引き起こすといわれているトランス脂肪酸が含まれていなく、コレステロールもゼロになります。
ダイエットや生活習慣病の予防に効果的であり、消化しやすいので胃腸が弱い方にもおススメです。

ココナッツオイルの特徴

ココナッツココナッツとは、ヤシ科の高木であるココヤシの実のことです。
原産地はポリネシアから熱帯アジアとされていますが、現在は世界中の熱帯地域で広く栽培されていて、フィリピンやタイ・スリランカなどが主な産地になります。

古くは6世紀のスリランカで使用されていたという記録があり、1960年代のポリネシアの調査では、ココナッツオイルを摂取している住民たちには心臓病がほとんどなかったといわれています。

ココナッツは、果実の固い殻の内側にある白色の胚乳を食用にしていて、まったりとした甘い香りが特徴であり、エスニック料理に欠かせないココナッツオイルは、この胚乳から搾油したものになります。

ココナッツオイルの種類

ココナッツオイルの種類は、製法によって2つに大別されます。
一つは、新鮮なココナッツの果肉を原料とし、生のまま熱を加えずに(または低温で)圧搾して抽出した未精製のココナッツオイルです。
これがヴァージンココナッツオイルであり、溶剤などを加えずにオイルを抽出するので、自然のままの味と香りを持ち、栄養価も高いのが特徴です。

もう一つは、乾燥させたココナッツの実を原料として、化学溶剤で成分を抽出し、漂白したり脱臭したりして作られたものです
そのため、ココナッツオイル特有の風味は失われ、栄養成分も乏しくなってしまいますので、本来の栄養素を摂りたい場合は、精製されていないヴァージンココナッツオイルを選ぶほうがいいです。

また、ヴァージンココナッツオイルにはココナッツの香りがありますが、精製したココナッツオイルにはほとんど香りがありませんので、風味を感じたいのであればヴァージンココナッツオイルをおすすめします。

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ココナッツオイルの使い方

ココナッツオイルの使い方サラッとした軽い口当たりと甘いフレーバーのココナッツオイルは、そのままでも美味しく食べられるオイルです。

ココナッツオイルは製品にもよりますが、25度以上で完全に液体になり、24~20度くらいで固形化し、20度以下で白く固まります。
ホットドリンクやスープなど、温かいものに加えるなら、びんからバターのように削りとって固形のまま加えても大丈夫であり、すぐに溶けてふんわりと甘い香りが立ちます。

安定しているので、固まったり溶けたりを繰り返しても酸化する心配はありません。
ただし、沸点が低いので熱し過ぎには注意しましょう。

ココナッツオイルは、熱にも強く、揚げものをカラッと揚げたい時に最適であり、ココナッツの風味とサックリした食感が楽しめます。
また、油の脂質が乳脂肪に似ているため、ホイップクリームなど加工品の原料にも使われています。
甘い香りがありながらクセの少ない油であり、アイスクリームなどの冷たい油にかけると固まるので、パリパリした食感を楽しむことができます。

おススメの摂り方

長鎖脂肪酸に比べ、中鎖脂肪酸は4倍早く吸収され、10倍早く代謝されます。
そのため、からだの代謝を高めて太りにくくやせやすいからだをつくるのです。
中鎖脂肪酸が肝臓で分解されるときは、ほかの脂肪酸の分解まで促すため、それによっても脂肪代謝がアップします。

ココナッツオイルのおススメの摂り方は、いままで使ってきたオイルをココナッツオイルに置き換え、1日大さじ2を目安にすることです。
置き換えを中心にすれば、それだけで長鎖脂肪酸の割合が確実に減り、ダイエット効果に結びつくとされています。

ただ、エネルギーはほかの油とほぼ同じ、1gあたり約9キロカロリーですから、摂りすぎるとエネルギーオーバーになってしまうので注意したほうがいいです。

いつもの料理がレベルアップ

甘くスパイシーな香りのココナッツオイルは、野菜や肉・魚・卵料理との相性がよく、上手に使えばふだんの食卓が格段にレベルアップします。
バターよりも軽く、ココナッツのフレーバーが食材のうまみとコクを引き出してくれます。

ココナッツオイルの保存

ココナッツオイルを保存するときは、光と熱による酸化を防ぐため、常温でいいので冷暗所にて保存したほうがいいです。

また、清潔なスプーンを使用して水分が入らないようにし、カビの繁殖を防ぐとよく、調理に使ったココナッツオイルが残った時は、必ずふきとってから捨てて下さい。
飽和脂肪酸は動物性の油脂に近い成分で、凝固点が高く常温で固化し、ひじょうに酸化しにくく、開封後でも常温保存で1年程度は使うことができます。

完全に液体になる夏場は、あらかじめオイルボトルなどに小分けして使うと液だれしにくく便利です。
もし、中身が固まってしまったら、ふたを開け瓶ごと湯せんで溶かすとよく、湯せんする時は、水分が入らないように注意する必要があります。

また、サラダのドレッシングなど、冷たい料理にココナッツオイルを使う時は、オリーブオイルと合わせると固まりにくいです。
ココナッツオイルと1:1の割合でバランスよくするといいです。

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