海苔(のり)の特徴とは?栄養や効能・食べ方なども紹介♪

海苔の栄養

海苔の特徴

海苔海苔は、飛鳥時代の書物に記録が残っているほど、古くから食用や奉納品とされてきた藻の総称になります。
流れ込む淡水と海の塩水が混じりあう干潟や浅い海で、川のミネラルをもとに藻は繁殖しますが、水質や日照量・地形などの影響を受けやすい植物なので、育った海によって少し風味や性質が異なります。
有明海など、九州産の海苔はパリパリしていて煮るとすぐに溶けるタイプが多く、瀬戸内海産の海苔は、溶けにくくしっかりしたタイプが多くなっています。

ノリと名のつく海藻は、アオノリ・アマノリ・トサカノリなど、とてもたくさんあります。
「海苔」と書くと、ふだん私たちが朝食などで食べているあの焼き海苔や味付け海苔のことをさしますが、それはアサクサノリ(浅草海苔)のことになります。
アサクサノリは、古代から現代にいたるまで、長い間食べ続けられている海藻の一つで、文献によると、平安朝の貴族やその後の公家・武家の間でも好まれていて、贈答品としても珍重されていました。
いまでも、お中元やお歳暮の定番になっています。

海苔は、一般的には「あまのり」という海藻を細かく刻んで脱水し、すだれの上に広げて乾燥させたものです。
風味とうま味がたっぷりで、日本食では出番の多い定番の乾物になります。

現在食べられている海苔のほとんどは養殖物であり、その歴史は古く、江戸時代にはすでに養殖技術は確立されていたみたいです。
現在では、焼き海苔・味付け海苔など海苔の加工製品など、いろいろな形状の海苔が市場に出回り、日本料理には欠かせないものになっています。

また、お好み焼きや焼きそばに使われる「青のり」は、あおさという海藻を乾燥・粉末にしたもので、海苔とは別の種類になります。

海苔の養殖と製法

海苔は、2~3月に葉先果胞子という種子を出します。
これが海中の貝殻などにもぐって成長し、秋に胞子となって外に飛び出し、網などにつきます。
この条件を人工的に作り出して胞子を育て、網につけて海苔を生育するのが養殖になります。

成長した海苔を2月ごろに採取し、きれいに洗ってから細かく刻み、規格の大きさにすいて乾燥させ製品にします。
現在では、自動的に乾燥海苔にする機械を使って製品化されます。
生海苔を機械に入れてから、2時間ほどで海苔が出来上がります。

海苔の旬

市場に出回っている海苔は、薄くすいて乾燥させたものがほとんどであり、旬は特にありません。
各地域でいちばん最初に摘み取られたものが「新海苔」とよばれ、やわらかく香り高い風味が珍重されています。

また、生の岩海苔は、冬の旬の時期にしか見られなくないものになります。

海苔の上手な選び方

  • 香りが高いもの。
  • 光沢のある黒色でやわらかいもの。
  • 穴や破れがなく、厚さが均一であるもの。

スポンサードリンク

海苔の栄養と効能

韓国海苔海苔は、アミノ酸であるグルタミン酸やイノシン酸・グアニル酸などのうま味成分が豊富に含まれています。
美味しく感じるのはこのうま味成分が含まれているからであり、焼き海苔や佃煮にするとうま味がいっそう濃くなります。

海苔の成分の約40%は食物繊維で、ビタミンB群やビタミンC・ビタミンK・食物繊維などの含有量は全食品の中でトップクラスであり、大豆や米より必須アミノ酸のバランスがいいのが特徴になります。
これらのビタミンは、抗酸化作用が強く、活性酸素の除去に力を発揮します。

海苔は、俗に「海の牛肉」と呼ばれるほどたんぱく質が豊富に含まれていて、100g中に41.4gも含まれています。
すぐれたたんぱく源となり、感染症の予防効果や便秘の解消・生活習慣病の改善に有効とされています。

みずみすしい肌をつくるビタミンCと、血行をよくして若さを保つビタミンEが豊富に含まれているので、美肌作りに対しての効果が期待できます。
β-カロテンが豊富に含まれていて、抗酸化作用があり、血管・内臓の細胞を酸化させる活性酸素を消去し、心筋梗塞や脳卒中・動脈硬化の予防に役立つとされています。
貧血を防いで細胞の再生を促すビタミンB12や葉酸が、ほかの海藻よりも多く含まれています。

また、骨や歯の発育に不可欠なカルシウムやマグネシウム・鉄・カリウム・亜鉛・銅・リンなどのミネラルが豊富に含まれています。
この他、余分な塩分を排出する作用があるカリウムや体の産生にかかわるビタミンB1・タウリンなども含まれています。

海苔の主な効能

骨や歯の健康維持・高血圧の予防、改善・便秘の予防、改善・動脈硬化の予防

海苔の主な栄養成分

グルタミン酸・イノシン酸・グアニル酸・カルシウム・マグネシウム・鉄・カリウム・亜鉛・銅・リン・食物繊維・ビタミンB1・ビタミンB12・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンK・タウリン・葉酸

海苔の食べ方

海苔の食べ方海苔は、あぶると香ばしさや風味が増すので、食べる直前に弱火でていねいに両面をあぶるとよく、生海苔は、みそ汁や佃煮・酢の物などにすると美味しいです。
海苔の表面はツルツルして光沢があり、裏面はザラザラしています。
おにぎりや手巻き寿司を作るときは、海苔の裏面をごはんと合わせます。

海苔とごはんの相性は抜群で、海苔に含まれるビタミンB1が、ごはんに含まれる糖質を分解し、効率よくエネルギーに変換してくれます。
さらに、ごはんだけでは不足しがちなミネラルや食物繊維も補ってくれます。
また、ゴボウやキノコ類などの繊維質が豊富な食材といっしょに食べると、便秘の予防・改善に対する効果がさらに高まります。

干し海苔を焦がさないように、赤外線で短時間何焼いた製品は焼き海苔として販売されていて、焼き海苔は、おにぎりや手巻き寿司・お茶漬けなどにはなくてはならない食材になります。
砂糖やしょうゆなどの調味料で味付けし、乾燥させたものは味付け海苔として販売されていて、ごはんといっしょに食べるととても美味しいです。

海苔のあぶり方
海苔は、使う前にサッと火であぶるとパリパリ感が増し、香りもよくなります。
その際は、なめらかなほうを中にして2枚重ね、ザラザラしたほうだけをあぶるのがポイントです。
香りが逃げず、パリッと仕上がります。

海苔の保存法

海苔は特に湿気に弱く、風味が落ちやすいので、開封したらすぐに密閉容器に乾燥材といっしょに入れ、冷蔵庫や冷凍庫で保存するといいです。
冷凍庫に入れておくと、1年間くらいは保存することができます。

しけた海苔は元に戻らないので、ごま油をぬって塩をふり、あぶって味付け海苔にしたり、佃煮にして食べると美味しいです。

スポンサードリンク

あなたにおすすめの記事

コメントは受け付けていません。