梅干しと鰻(うなぎ)の食べ合わせが悪いといわれる理由とは?

きれいな梅干し

梅干しとうなぎの食べ合わせが悪いといわれている理由とは?

ウナギ
食べ合わせが悪いというのは、いっしょに食べると人体に害をおよぼす可能性がある食品の組み合わせの事です。

食べ合わせが悪いといわれているもので有名なのが、梅干しとうなぎで、ひどい食あたりを及ぼす組み合わせとして、昔から広く言い伝えられてきました。

 
しかし現在のところ、梅干しとうなぎをいっしょに食べることによる人体への直接的な害は報告されていません。

というのも、おなかの中で両方の食品が混ぜ合わされることで、悪影響がある物質が合成されるようなことないようです。

基本的には、梅干しとうなぎをいっしょに食べても問題ないのです。

 
では、なぜ食べ合わせが悪いと言われてきたのでしょうか?

この事に関しては様々な説がありますが、代表的なものを紹介します。

 
脂っこいうなぎを食べた後に梅干しを食べると、口の中がサッパリします。

2つとも食が進む食材であり、うなぎと梅干しを交互に食べると脂っぽさに気付くことなくどんどん食べてしまうので、食べ過ぎてお腹の具合を悪くするので注意しなければならないという戒めの説があります。

また、昔も今もうなぎは夏の重要なたんぱく源です。

梅干しが脂っぽい食べ物をサッパリとさせる特性があることから、同時に食べると、せっかくのうなぎの栄養が梅干しによって取り除かれるかのように誤解されていたという説があります。

 
このように、梅干しとうなぎの食べ合わせが悪いといわれているのは、昔の人の食事に対する考えであり、実際に食べた時の影響ではないと思われます。

梅干しとうなぎは栄養学的に見れば理想的な組み合わせ

梅干しとストレス
梅干しとうなぎの食べ合わせを栄養学的に見た場合ですが、相互のはたらきを助け合う最適な相性となっています。

梅干しに含まれるクエン酸は乳酸を解消するはたらきがありますが、乳酸を無理なく解消できるように助けるのが、酵素とビタミンB群になります。

 
酵素はからだの中に初めから存在していますが、ビタミンB群は食べ物からしかとれません。

そのビタミンB群のなかでも、特に大きな働きをするのがビタミンB1であり、ビタミンB1がたくさん含まれている食べ物に、うなぎがあります。

その上、ビタミンB1についでビタミンB2が重要なはたらきをするのですが、ビタミンB2もうなぎにかなり多く含まれています。

しかも、梅干しに含まれるクエン酸はうなぎの脂分の消化も手助けするので、うなぎと梅干しはとても相性のよい組み合わせだといえます。

 
うなぎの特徴などについては、こちらの記事でくわしく紹介しています。

食べ合わせが悪いといわれているその他の組み合わせ

スイカ+天ぷら

スイカの栄養
スイカは水分が多く、天ぷらは油分が多いです。

スイカの水分で胃液がうすまり、そこへ天ぷらの油が入ると、油分の消化がうまくできずに、消化不良でおなかをこわすといわれています。

 
たしかに、腸で天ぷらの油分を消化する力が多少下がる可能性は否定できませんが、実際は、そのときの体調や個人の消化能力のちがいによるところも大きいのです。

水分と油分の取り合わせはいくらでもあります。

ビール好きの人はよく、つまみに「揚げ物が合う」と言いますが、おなかを壊すからやめたほうがいいという事は聞かないです。

ダイコン+ニンジン

ニンジンの酵素であるアスコルビナーゼが、ダイコンのビタミンCをこわすので、生で合わせて食べないほうがいいといわれています。

アスコルビナーゼでこわれたビタミンCはからだの中でもとに戻るので、からだへの影響はほぼないです。

焼き魚+漬物

焼き魚のこげに含まれているジメチルアミンが、漬物の亜硝酸塩と合わさると、ニトロソアミンという発がん性物質に変化するため、量が少なくても避けたほうがいいといわれています。

これは科学的にみると正しい理由です。

でも、こげは大量に食べないですし、発がん性物質ができる量というのも影響が出るほど多いとは考えにくいです。

また、亜硝酸塩は漬物に限らず、ほかの野菜にも入っているので気にしなくても大丈夫です。

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