あさりのカロリー(kcal)と糖質
あさりのカロリーは30kcal、糖質は0.4g。(※可食部100gあたり)
缶詰にした場合、水煮は114kcal・味付けは130kcalほどになります。
カロリーは低いので、ダイエットに向いている食材といえます。
他の魚介・貝類のカロリーや糖質は、以下のようになっています。
- しじみ・・・64kcal・4.5g
- サザエ・・・89kcal・0.8g
- ホタテ・・・88kcal・3.5g
- はまぐり・・・39kcal・1.8g
- 牡蠣・・・60kcal・4.7g
比較すると、カロリーや糖質は低くなっています。
あさりを使った料理のカロリーと糖質
あさりを料理にした場合、一般的なカロリーと糖質は以下のようになりますが、かなり低くなっています。
- あさりの潮汁:12kcal・0.6g
- あさりのみそ汁:26kcal・1.9g
- あさりの酒蒸し:32kcal・0.8g
- あさりの佃煮:23kcal・3.0g
あさりの栄養と効果
あさりは、たんぱく質や脂肪が少なく低カロリー。
あさりに含まれている栄養素には、主に以下のようなものがあります。
タウリン
あさりは二日酔いに効果的だといわれますが、これはあさりに含まれているタウリンが、肝機能を高めて二日酔いの解消を助けるためです。
また、血圧や血糖値・コレステロールを低下させる作用が期待できるので、動脈硬化の予防・改善などに有効とされています。
タウリンは、熱に強く水に溶けやすい性質があるため、煮汁ごと味わえるようなみそ汁や煮物などにするといいです。
鉄・ビタミンB12
鉄や、造血作用があるビタミンB12が含まれているので、貧血予防にはピッタリの食材といえます。
あさりなど、動物性食品に含まれる鉄は、吸収されやすいヘム鉄。
佃煮にすると、成分が凝縮して、鉄の量が約3~5倍になるとされています。
たんぱく質といっしょに摂取すると、鉄とともにヘモグロビンが合成されるので、貧血を予防する効果がアップします。
マグネシウム
マグネシウムが豊富に含まれていて、その量はシジミの10倍もあります。
マグネシウムは、カルシウムと共に骨の形成と血圧の調整に働くほか、糖質の脂肪の燃焼を助けてやせやすい体質にするとされています。
その他
あさりには独特のうま味がありますが、これはグリコーゲンやコハク酸というアミノ酸によるものです。
あさりの水煮缶がありますが、手軽に使えるうえ、生のあさりよりも亜鉛やカルシウム・鉄などを多く含んでいます。
あさりの主な効果
貧血の予防、改善・肝臓病予防・精神安定・利尿作用・コレステロールの上昇抑制・美肌効果
あさりの主な栄養成分
ビタミンB2・ビタミンB12・ビタミンC・カルシウム・クロム・亜鉛・鉄・ナイアシン・マグネシウム・グリコーゲン・コハク酸・タウリン
あさりの栄養を強化する食べ合わせ
あさり+ネギ
ネギに含まれているビタミンCは、あさりの鉄や亜鉛の吸収を助ける作用があります。
これにより、正常な味覚の維持に貢献したり、美しい髪の維持に役立ちます。
あさり+味噌
味噌汁にすると、あさりに含まれているタウリンが肝臓の機能を高め、味噌のビタミンB群が疲れを取るので、疲労回復効果が高まります。
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