ごぼうのカロリー(kcal)と糖質
ごぼうのカロリーは65kcal・糖質は9.7g。(※可食部100gあたり)
カロリーは低めなので、ダイエットに向いている食材といえます。
また、他の野菜類のカロリーや糖質は、以下のようになっています。
- ジャガイモ・・・76kcal・16.3g
- サツマイモ・・・134kcal・29.7g
- ヤマイモ・・・108kcal・21.2g
- レンコン・・・66kcal・13.5g
- ニンジン・・・37kcal・6.5g
比較すると、カロリーや糖質は低くなっています。
ごぼうの栄養と効果
ごぼうに含まれている栄養素には、主に以下のようなものがあります。
食物繊維
ごぼうには、食物繊維のイヌリンやリグニン・セルロースが豊富に含まれています。
血糖値の上昇を抑えたり、悪玉コレステロールの排出を促す作用があるので、糖尿病や動脈硬化が気になる人にはおすすめです。
ごぼうの食物繊維は水分吸収率が非常に高いので、便のかさを増やして便通をよくする効果が大きいです。
整腸作用があるので、大腸がんの予防や便秘の改善に対する効果に期待ができます。
リグニンは、切り口に発生する性質があり、時間がたてばたつほど増えます。
切り口の表面積が多くなるよう、ささがきなどを使った調理法にすると、より多く摂取することができます。
ポリフェノール
独特の香りや味わいは、抗酸化作用の高いポリフェノールによるものであり、動脈硬化やがんを予防する効果が期待できます。
ポリフェノールは皮の部分に多く含まれているので、皮を厚くむいてしまわないよう注意したほうがいいです。
その他
切ったときに切り口を黒く変色させるタンニンには、抗酸化作用と殺菌作用があり、血糖値の上昇を抑え、糖尿病にも有効とされています。
ごぼうのアクはクロロゲン酸であり、免疫力アップや美肌効果が期待できます。
カリウムやマグネシウム・亜鉛・銅などのミネラル成分が豊富に含まれています。
カルシウムが含まれていて、骨をつくるはたらきが期待できます。
中国では、薬用としてごぼうを使っています。
扁桃腺の腫れや口内炎・歯ぐきの腫れには、根もしくは葉を煎じた液でうがいをしたり、腫れた部分に塗ったりしています。
あせもやジンマシン・虫刺されにも効果があるとされ、種子は解毒・利尿剤として特に重宝されています。
ごぼうの主な効果
整腸作用・便秘解消・糖尿病予防・がん予防・コレステロールの上昇抑制
ごぼうの主な栄養成分
食物繊維・ポリフェノール・カリウム・カルシウム・マグネシウム・亜鉛・銅・クロロゲン酸
ごぼうの栄養を強化する食べ合わせ
ごぼう+梅干し
ごぼうに含まれているカルシウムは、梅干しといっしょに摂ると吸収が高まるので、骨粗しょう症予防に対して有効です。
また、ごぼうの食物繊維と梅干しのクエン酸には整腸作用があるので、疲労回復効果も期待できます。
ごぼう+高野豆腐
ごぼうと高野豆腐は、どちらも低カロリーで食物繊維が多いです。
いっしょに摂取することでより満腹感が高まるので、食べ過ぎの予防に対する効果が高まります。
ごぼう+いわし
ごぼうに含まれているカリウムと、いわしのカルシウムやDHA・EPAが加わると血圧を下げるはたらきが期待できるので、高血圧の予防に有効です。
ごぼう+肉類
ごぼうに含まれている食物繊維は、肉類のコレステロールを排泄するはたらきがあるので、いっしょに摂取すると、生活習慣病を予防する効果がアップします。
ごぼう+酢
酢が、ごぼうに含まれているクロロゲン酸の吸収を高めるので、がん予防や便秘の改善・美肌効果などがアップします。
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