梅干しは風邪や便秘に効く!その他の健康効果とは?

ご飯と梅干し

風邪の特徴と原因

梅干し 風邪統計によると、日本人は平均して1年間に5回は風邪をひくといわれています。
見方を変えると、6回以上風邪をひく人は風邪をひきやすい人になるわけで、そういう人は日頃の体質強化が望まれます。

日本では古くから、風邪の時には卵酒やくず湯・ショウガ湯などを飲むと良いといわれてきましたが、現在でも薬膳の一部として民間療法に使われています。

風邪の原因の8~9割は、ウイルス感染によるものです。
ウイルスだけでも200以上の種類があり、毎年のように学級閉鎖の原因となるインフルエンザウイルスは、低温で乾燥した冬が絶好の活動期となっています。

夏よりも冬に風邪が流行しやすいのは、このインフルエンザが伝染力の非常に強いウイルスであることや、冬は空気が冷たく乾いているため、のどや鼻の粘膜が弱りやすいことがあげられます。
また、冬は窓を閉め切りがちになりますが、感染者が1回くしゃみをすると、5000個から10000個のウイルスが吐き出され、3mも飛ぶといわれています。
その後、ウイルスは室内の空気の流れに沿って1~2時間はただよっていますから、それだけ同室の人の感染率も高くなるというわけです。

風邪は軽く考えがちですが、市販の風邪薬で治るのは、いわゆる鼻カゼと呼ばれるものくらいであり、インフルエンザはもとより、風邪をこじらせて気管支炎を起こしたものは、市販の風邪薬ではなかなか治りません。
無理をすると症状が悪化することが多いので注意する必要があり、風邪をひいたと思った時は、無理をせずに休息を取り、からだを冷やさないことが根本的な治療法になります。
加えて十分な栄養をとって、抵抗力を高めることが大事になってきます。

梅干しによる風邪対策

梅干し入りの水で風邪予防

一般に風邪やインフルエンザのウイルスは、鼻や口からのどを通って感染します。
風邪を予防するため、外出し帰宅した時には梅干し入りの水でうがいをするとよく、コップ1杯の水に梅干しを入れ、はしなどで梅干しをつぶし、のどと口の中を洗います。

梅干しには殺菌作用があり風邪の予防に有効ですが、うがいはのどを適度に刺激して、粘液の分泌や血行を促す効果などもあります。
梅干しの殺菌効果については、こちらの記事:梅干しの殺菌効果!お弁当やおにぎりに使われる理由とは?にて確認することができます。

梅ジュースはキツイぜんそくに効果的

青梅の砂糖漬けのシロップを、水やソーダ水で割って作る梅ジュースは、 ぜんそくやアレルギー体質に効果があると考えられています。
青梅のエキスをしっかりと抽出したシロップとなるので、子供やお酒に抵抗がある人にもおすすめできます。
暑い時期はソーダ水でわってスッキリとし、寒い時期はお湯で割って飲めば体も温まります。

梅干しの水あめはせき止めや百日ぜきをおさめてくれる

子供の飴梅干しのさねの中には、古くからせき止めや痛み止めの薬の原材料になるという粒が入っています。

これをすりつぶして水あめと混ぜ合わせれば、子供でも飲みやすい梅干しの水あめが完成します。
スプーン1杯だけでもなめてみると、思いがけずせきがおさまります。

梅干の水あめの作り方は、
①梅干しの種(10個くらい)をペンチなどで割って中に入っている仁を出して、すり鉢などですりつぶしていきます。
②鍋に水を少し入れて、すりつぶした仁を加えて火にかけます。
③沸騰したら弱火にして半分の量まで煮詰め、大さじ3~4杯の水あめをプラスしてもう一回煮詰めていきます。
④よく混ぜてとろみがついたら完成です。

梅干し湿布は風邪が原因の鼻詰まりやへんとう線の腫れに効果を発揮する

風邪が原因のへんとう線の腫れや鼻詰まりには、梅干しの果肉をつぶした 梅干し湿布が効果を発揮します。
梅干し湿布とは、梅干しの種を取り除いて包丁で細かくたたいてペースト状にしていき、ガーゼにすり込んだものです。
これを患部に貼り付け、水気が無くなったら交換するのを繰り返していくうちに、不思議と腫れや鼻詰まりが治ってきます。

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便秘の特徴と原因

便秘

便秘とは、便が腸内に詰まっていて排便されないまま数日以上継続する状態のことを意味し、排便が週に2回もしくは1回以下だと便秘ということになります。

日本人に多い便秘は弛緩性(しかんせい)便秘といわれるもので、大腸の筋肉がゆるみ、便を押し出す、つまりぜんどう運動のはたらきが弱くなることによって発生します。
ぜんどう運動は朝が最も活発ですから、朝食を正しくとれば大腸のぜんどう運動が促進され、 それにより便意をもよおし、排便となります。

便秘の原因として、朝食を食べない・運動不足・水分不足・栄養が偏っている・トイレを我慢するなどがあり、取りわけ最も大きな理由が朝食を食べないことです。
若い世代に多いのですが、日本人の約10人に1人が朝食をとらずに出勤したり学校へ行ったりしているのです。

便秘を解消するには、こういった食生活を改善することが大切だと考え、確実に朝食をとることがまず第一に大切だといえます。

梅干しによる便秘対策

整腸作用がある梅干し

トイレ梅干しに含まれているクエン酸やリンゴ酸などの有機酸は、整腸作用があることが知られています。

梅干しは腸内で悪玉菌が繁殖するのをおさえ、大腸のぜん動運動を生き生きとさせるので、便秘の改善に効果があります。
また、梅干しを口にすれば、唾液が出て食欲がわき、何となく食事をする気分になれると思いますので、朝に梅干しを1粒食べることからチャレンジすることをおすすめします。

朝食で梅干しを食べることを習慣にすれば、がんこな便秘を解消することができます。

便秘による肌荒れや肌のトラブルに

肌荒れ便秘や下痢は女性にすれば大きな悩みです。
とくに便秘が続きますと肌荒れなどといったことの引き金にもなり、美容の大敵ではないでしょうか?

この肌荒れを防ぐために簡単に始めることができることが、梅干しを食べることです。
梅干しを食べると胃腸が元気になり、腸内の殺菌もしてくれますから、体の内側から美しくなり肌荒れも解消されます。
また、荒れた肌の場合には、塩分を抜いた梅干しをつぶし、 湯や水を加えて薄め、それを荒れた肌にすり込むと効果を発揮します。

ゴボウと梅干しの組み合わせ

食物繊維は悪玉菌の繁殖を食い止め、腸の中を掃除し、善玉菌を増やすはたらきがあります。
なかでもゴボウは食物繊維が多い食材です。

ゴボウと梅干しを組み合わせれば、相乗効果によってより強力な便秘解消のメニューになりますので、ゴボウを使った料理に梅肉などを混ぜるといいです。

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その他の健康効果

体調不良には茶がゆと梅干し

おかゆ体調の悪い時や食欲のないときは、茶がゆに梅干しを添えて食べるといいです。
お茶に含まれているカテキンには、細胞の酸化を防ぐ抗酸化力があります。
また、善玉コレステロールを増やして動脈硬化を予防したり、血圧や血糖値の上昇をおさえる作用もあります。

おかゆはやわらかく、噛まずに飲み込んでしまいがちですので、唾液が十分に分泌されませんが、梅干しがあると、唾液がたくさん出て消化吸収を助けてくれます。
栄養面や食べやすさなどから考えると、おかゆと梅干しはいい組み合わせといえます。

ひどいつわりには梅干し

妊娠中のつわりには個人差が見られますが、重度の時には古くから梅干しを食べたり、 しゃぶればおさまると考えられています。
梅干しと聞くと唾液が出てきそうですが、なめることによりでる唾液は、 胃を活性化させてつわりによる食欲不振も解消してくれます。

また、梅干しを食べると口の中がスッキリとして吐き気が減少します。

がまんすることが難しい歯痛や頭痛に有効

梅干し湿布梅の鎮痛作用を利用し、患部に梅干しを貼って、歯痛や頭痛・腰痛などの痛みをやわらげることができます。
作り方は、梅干しを包丁でたたいて細かくし、直接もしくはガーゼに塗りつけて患部に貼ります。

歯痛においては、痛い部分の歯茎へ指先で直接貼り付けます。
すると熱が下がり、痛みもやわらぎます。

腫れや痛みを楽にさせる

梅干しの湿布は、梅の持つ消炎や鎮痛作用などがあり、腫れや痛みを楽にしてくれます。
作り方は、果肉をよくすりつぶし、果肉の倍の量の小麦粉を混ぜ合わせます。
これに梅酢を少し加えて混ぜ合わせた後、ガーゼに塗布して患部に貼ります。

肩こりや腰痛の悩み解消

肩こりや腰痛で悩んでいるときは、梅干しの湿布を貼ってみてください。
作り方は、梅干しを包丁で十分にくだき、少量の小麦粉をプラスして混ぜ合わせ、ガーゼに塗って患部に貼ります。
重度の肩こりや腰痛で悩んでいるときは、梅干しを使った湿布を貼ってみるのをおススメします。

目の疲れやイライラに効果的

目が疲れた時は梅干しの湿布が効果的だと考えられています。
作り方は、梅干しを適当にほぐしてガーゼに塗り、目の上に貼ります。
そのまま少しの間貼っておくと、目もスッキリとしてイライラも緩和されてきます。

梅干しと腎臓病

病院腎臓病にはいろいろな種類があり、原因もさまざまです。
腎臓そのものの故障や、新陳代謝の異常に伴うもの、腎毒性物質(水銀・食品添加物など)によるもの、感染症や他の病気にともなって起こるもの、遺伝性のものなどがあります。

腎臓は、からだの中の老廃物や余分な酸性物質をため込んだ血液をきれいにし、不要なものは尿として排泄することによって、血液を弱アルカリ性に保ってくれています。
体内に酸性物質が多くなるほど、腎臓の仕事も増えるわけですから、酸性食品にかたよっている現代人の食生活では、腎臓はかなりのオーバーワークをしいられている事になります。

この腎臓のはたらきを助けるのが、梅干しです。
梅干しはアルカリ性食品ですから、血液を弱アルカリ性にして、腎臓のはたらきをカバーしてくれます。

また、梅干しは血液を弱アルカリ性にしてくれるだけではなく、豊富に含まれるクエン酸が新陳代謝を活発にし、代謝異常による腎臓病を予防してくれます。
ただし、減塩(つまり減ナトリウム)の意味から、梅干しに使っている塩は天然塩であることが望ましいです。

梅干しと糖尿病

梅干し糖尿病は、膵臓(すいぞう)でつくられるインスリンというホルモンの分泌が悪いため、食べものの中の糖質をからだの中のエネルギーとして利用できなくなるために起こります。

糖尿病でやっかいなのは、病気がかなり進まないと症状があらわれないため、病気に気づきにくいことであり、合併症(糖尿病の進行につれて起こってくるほかの病気)を防ぐためには、血管の状態をよく保つことが大切です。

糖尿病治療の基本は食事療法なのですが、梅干しを普段から食べることで、からだ全体の調子を整えることができます。

梅干しに含まれるクエン酸は、ブドウ糖がエネルギーに変わるエネルギー代謝をスムーズにし、皮下脂肪(中性脂肪)やコレステロールがたまるのを防いでくれますので、糖尿病の危険因子である肥満の予防にも役立ちます。

梅干しとサプリメント

サプリメント近頃、サプリメントをとる人が増えています。
サプリメントには食品の形態をとっているものから、錠剤やカプセルまでいろいろあり、それらが健康や美容・ダイエット用などとして販売されています。

サプリメントは日頃不足しがちな栄養素や機能性成分を補うには便利ですが、それだけに頼るのは感心しません。
たとえば、梅干しのクエン酸が疲労回復に効果的と聞くと、サプリメントでそれをとろうとする人がいます。
実際、クエン酸はとれますが、逆に言えばクエン酸だけしかとれないことになります。

梅干しは他にも、炭水化物・ミネラル・ビタミン群・カルシウムや、胃がんの原因とされるヘリコバクターピロリ菌をやっつける機能性成分として発見した梅リグナンも含まれています。
クエン酸はもちろんのこと、他にもいろいろ同時に摂取することができます。
これがサプリメントだと、いくつもの種類を口にしなければならず、費用もかさみます。

栄養はまず食事でとることを考えるほうがよく、梅干しはそれひとつで何種類にも相当するサプリメントがとれる嬉しい食品になります。

 

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