マッシュルームの特徴
マッシュルームは、世界中でもっとも多く食べられているキノコであり、世界のキノコの約75%を占めています。
最初に普及したのがパリ近郊であったため、フランスが原産とされていて、「シャンピニオン」というフランス名でも知られています。
日本に入ってきたのは大正時代初期のころであり、当時は西洋まつたけと呼ばれていました。
くせのない味わいが人気であり、現在では、日本やアメリカ・ヨーロッパ・アジアなど多くの地域で栽培されています。
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マッシュルームは、英語ではキノコという意味であり、白色種のホワイトマッシュルームと茶色種のブラウンマッシュルームがあります。
ホワイトマッシュルームはサラダやスープに向いていて、ブラウンマッシュルームは炒めものなどの加熱料理に向いています。
また、最近では、マッシュルームの消臭効果が注目されています。
抽出エキスを食べることで、口臭や体臭・便臭の抑制にも効果があるということがわかり、さまざまな商品が製品化されています。

日本でもシチューやパスタなどの洋風料理には使われていますが、シイタケほどの支持はありません。
それは、日本人と欧米人の味覚の違いによるものだと考えられていて、日本人が好むのはグアニル酸が多く含まれているキノコを好みますが、欧米人は遊離アミノ酸が多く含まれているキノコを好むからだとされています。
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マッシュルームの旬
旬のカレンダー
マッシュルームは、栽培されたものが1年中ありますが、本来の旬は4~6月と9~11月ごろになります。
エリンギやエノキなど、マッシュルームと同じキノコ類はだいたい秋に旬を迎えますが、マッシュルームの旬は春と秋の2回あります。
マッシュルームの産地
都道府県別収穫量(農林水産省 平成22年統計 参照) |
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千葉県 全国収穫の39.5%の構成比 1,776t |
岡山県 全国収穫の31.2%の構成比 1,404t |
茨城県 全国収穫の12.7%の構成比 570t |
マッシュルームは、西日本よりも関東のほうが生産量は多くなっています。
かつては缶詰が主流でしたが、現在では生のものも流通するようになりました。
マッシュルームは、わら等を発酵させたたい肥に栄養剤を加えた培地で菌床栽培しています。
成長するにしたがい、ひだの色が、灰色かうすいピンク色 ⇒ 茶色 ⇒ 黒色になります。
マッシュルームの上手な選び方
- 傷がないもの。
- じくが太くかたいもの。
- かさがすべすべして引き締まっているもの。
- かさが開きすぎていないもの。
- 白い色が茶色に変色していないもの。