モロヘイヤの特徴
モロヘイヤは、中近東原産の緑黄色野菜。
砂漠地帯でも生育する貴重な野菜として、エジプトでは5000年以上も前から栽培されています。
モロヘイヤは、アラビア語で、王様の野菜が語源。
エジプトの王様が病気にかかった時に、モロヘイヤのスープで治ったと伝えられていて、クレオパトラも好んだ野菜ともいわれています。
日本へ伝わったのは、1980年代と比較的新しい野菜。
栽培が簡単で栄養価が高いので、またたく間に全国に普及しました。
最近では、健康食品として粉末状にしたものを、パンやパスタ・菓子等に利用したものがあります。
モロヘイヤは、冷水につけて葉をパリっとさせてから、やわらかい葉と茎の部分だけを使用します。
沸騰したお湯に茎と葉を入れ、再沸騰したらすぐ取り出して、冷水にくぐらせて冷ますといいでしょう。
粘り部分は熱に弱く、ゆで過ぎるとぬめりが強まるほか、ビタミンCも熱によって壊れてしまうので、サッとゆでる必要があります。
モロヘイヤをパリパリになるまで天日乾燥し、手で細かく砕くとふりかけになります。
フライパンを弱火にかけ、細かくした葉を煎るとモロヘイヤ茶になります。
モロヘイヤは、ゆでる・炒める・揚げるなど、様々な調理法に適している野菜。
クセや香りがないので、生のまま細かくきざんでスープに入れたり、下ゆでしてから粗くきざんで、おひたしや酢の物に利用することができます。
また、納豆に混ぜたり、しょう油をたらしてご飯にのせても美味しいです。
モロヘイヤの旬
旬のカレンダー
モロヘイヤは、1年中手に入りますが、7月~9月が旬になります。
モロヘイヤの産地
都道府県別収穫量(農林水産省 平成22年統計 参照) |
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群馬県 全国収穫の27.3%の構成比 453t |
愛知県 全国収穫の9.7%の構成比 161t |
三重県 全国収穫の4.8%の構成比 79t |
モロヘイヤは、全国各地で栽培されていますが、群馬県の生産が特に多くなっています。
モロヘイヤの上手な選び方
- 鮮やかな緑色で葉がみずみずしいもの。
- 茎にやわらかな弾力があるもの。
- 葉がしおれたり、ぬめりが出始めているもの。
- 茎が太いものは、ゆでてもかたく、口に残りがちなので避けたほうがいいでしょう。
- 葉の裏側を見て、葉脈がはっきりしているか、左右対称かどうかもポイント。
モロヘイヤの保存法
モロヘイヤは、ビニール袋に入れると冷蔵庫で保存できます。
ただ、いたみやすいので、2日くらいで使いきるほうがいいでしょう。
また、下ゆでしてからきざむと、冷凍保存することができます。
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