らっきょうの特徴
らっきょうは、中国の中・東部が原産。
東南アジアでは、カレーといっしょに食べられていますが、中国では生食・台湾では煮物に調理されていたりします。
9世紀ごろに、中国から日本へ伝わったとされています。
最初は薬として用いられていましたが、江戸時代ごろから食用として栽培されるようになりました。
らっきょうは、ユリ科ネギ属の野菜で、初夏になると出回ります。
タマネギやネギ・ニンニクと同じ仲間であり、ツンと鼻を刺す強い刺激臭(硫化アリル)が特徴。
らっきょうの薄皮は、泥で汚れていて、食べた時の舌ざわりはよくないです。
泥を水で洗いながら、薄皮をむくようにこすり取るといいでしょう。
その後、芽の先と根のかたい部分を切り落としてから、残った薄皮を取り除いてください。
らっきょうは、甘酢漬けで食べられることが多い食べ物。
カレーを食べると胃がもたれてしまう事がありますが、らっきょうといっしょに食べると、カレーの辛さをまろやかにして胃の働きを補います。
また、らっきょうの漬けものを炒めものに少し入れたり、すりおろして使ったり、みじん切りにしてマヨネーズに混ぜたりすると、味にアクセントがつくので美味しくなります。
エシャロットとは?
エシャロットは、らっきょうを軟白栽培して若どりしたもので、緑色の葉がついています。
1955年ごろ、市場に現れた根らっきょうを、売れそうな名前にしようということでエシャロットと名付けました。
タマネギの仲間のエシャロットと同じ名前なのですが、別ものであり、一年中出回っています。
エシャロットは、味噌をつけて食べたり、さっとゆでて酢味噌和えなどで食べると美味しいです。
らっきょうの旬
他の時期は手に入らない、季節感のある野菜になります。
らっきょうの産地
都道府県別収穫量(農林水産省 平成22年統計 参照) |
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鹿児島県 全国収穫の27.3%の構成比 3,380t |
鳥取県 全国収穫の24.9%の構成比 3,080t |
宮崎県 全国収穫の24.6%の構成比 3,044t |
らっきょうは、寒冷地には適応しにくいので、西日本での栽培が中心。
80%以上は、産地で甘酢漬けに加工して出荷されています。
らっきょうの上手な選び方
- 色が白くツヤがあり粒が大きいもの。
- おしりから先にかけて細く締まっているもの。
- 切り口が伸びているものは鮮度が悪いです。
- エシャロットは、葉がきれいな緑色のものがいいでしょう。
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