三つ葉の特徴
三つ葉は、日本各地の山野の日陰に自生している、日本原産のセリ科の香草。
1本の茎に3枚ずつ葉がつくことからこの名前がついています。
春を告げる野草として、もともとは野山の水辺に自生したものを摘んで使っていましたが、江戸時代から本格的に栽培されるようになりました。
三つ葉のさわやかな香りとみずみずしい緑色・シャキッとした歯ごたえは、食欲が増すので日本料理を引き立てます。
糸三つ葉や根三つ葉の根が付いているものを土に植えると、数日で新しい芽が出ます。
数週間もたつと立派に育ってくれるので、いつでも摘みたてが手に入ります。
三つ葉の種類
糸三つ葉 | |
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根にスポンジがついたまま出荷されることが多く、年中収穫されます。
三つ葉の中ではもっとも栄養価が高く、軟白栽培していないため、茎まで緑色になります。 |
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根三つ葉 | |
茎の部分が白く太い。
他の三つ葉より風味は強いですが、やや固めになります。 根はきんぴらにすると美味しいです。 |
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切り三つ葉 | |
三つ葉の伸びてきた若い葉と茎を切り取ったもの。
香りは控えめですが、関東地方の雑煮には欠かせなくて、アクが少なく口当たりがいいです。 |
三つ葉の旬(根三つ葉)
旬のカレンダー
旬の時期はバラバラで、根三つ葉は3~4月、切り三つ葉は12~2月、糸三つ葉は1年中手に入るので旬はありません。
三つ葉の産地
都道府県別収穫量(農林水産省 平成24年統計 参照) |
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千葉県 全国収穫の18.4%の構成比 2,960t |
愛知県 全国収穫の16.7%の構成比 2,690t |
茨城県 全国収穫の11.0%の構成比 1,770t |
三つ葉は、日本各地で生産されていますが、千葉や愛知県の生産が多くなっています。
スーパーなどで販売されているものは、水耕栽培されたものがほとんどであり、一年中出回っています。
三つ葉の上手な選び方
- 香りが強いもの
- 全体的にピンとしているもの。
- 葉の緑色が鮮やかで、葉の先までみずみずしいもの。
- 茎が折れていたり茶色のものは鮮度が悪いです。
三つ葉の保存法
三つ葉は、日持ちしないので、使う分だけ購入したほうがいいです。
しおれやすので、早めに使い切りましょう。
湿らせた新聞紙に包んでポリ袋に入れると、冷蔵庫で保存することができます。
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