山芋(やまいも)の特徴とは?種類や旬・産地なども紹介

やまいも

山芋の特徴

山芋は、中国が原産。

縄文時代にはすでにあったと伝えられるほど、古い歴史を持っています。

日本には中国から伝わり、里芋と共に昔から栽培されています。

山芋は山でとれるから山芋と呼ばれ、里芋は里でとれるから里芋と呼ばれています。

 
イモ類の中では唯一生で食べることができ、トロロいもという別名で親しまれています。

栽培品種としては、こん棒のような長芋・扇状のイチョウいも・こぶし状のツクネいもなどがあります。

 
山芋は、皮をむいたらすぐ酢水につけて、10分くらいおきアクを抜くとよく、酢の効果でシャキシャキした歯ごたえを生かすことができます。

すりおろしたものは生だとトロトロですが、加熱するとフワフワに変化して食べやすくなります。

すりおろす時は、金物の器具だと化学反応をおこして茶色くなるので注意が必要。

すりおろした後、すり鉢を使ってだしでのばすと、口当たりがやわらかになります。

中国では強壮剤の原料

中国では、山芋を乾燥させたものを山薬といい、強壮剤・八味丸の原料として使用しています。

体力の弱った時に使われていて、乾燥した山薬を煎じて飲むか、くるみとともに炊き込み、おかゆとして食べる方法などがあります。

手や口のまわりがかゆくなるのはなぜ?
山芋を調理したり食べたりした時に、かゆくなることがあります。

かゆみの原因は、皮の付近に含まれているシュウ酸カルシウムという物質。

この物質には鋭い針状の結晶があり、結晶が皮膚を指してかゆみが起こりますが、毒性はないので気にしなくて大丈夫です。

料理の際、ぬめりで手がかゆくなる人は、手を酢につけてから調理するといいでしょう。

白い実の部分をさわるとかゆくなるので、さわらないようにしてください。

山芋の種類

自然薯(ジネンジョ)
自然薯は、日本の山野に自生している野生物。

長さは60cm~1mになりますが、粘りがとても強くうまみも濃いです。

丸ごと掘り出すのは大変なため、一般に出回っているものは栽培物がほとんど。

歴史は古く、古事記や日本書紀の時代から食べられていたそうですが、最近では栽培種もあります。

漢方薬「山薬(さんやく)」とも呼ばれ、滋養強壮の他、血糖値をコントロールする働きがあるともいわれています。

長芋
長芋は、山芋として一番多く流通している栽培品種。

長い棒状の芋で、きめはやや粗く水分も多いです。

一年で生育するため、「一年いも」ともいいます。

酢の物や和え物・煮物・サラダなどによく使われています。

イチョウいも
イチョウいもは、形がイチョウの葉に似ています。

粘りが強く、とろろには最適。

ツクネいも
ツクネいもは、げんこつのような形。

粘り気はとても強く、貯蔵性も高い。

大和(ヤマトいも)
ヤマトいもは、山芋の中でもっとも粘りが強く、すりおろすと箸でつまめるほど粘り気が出ます。

高級料理や製菓などに利用されていて、主に関西以南で栽培されています。

むかご
むかごは、自然薯や長イモの葉のつけ根にできる、小豆大の小さないも(球芽)のこと。

むかごは香りとコクがあるので、炊き込みご飯や汁の具などに使われています。

山芋の旬

旬のカレンダー
やまいもの旬
山芋は、低温貯蔵での出荷調整が可能であり1年中出回っていますが、基本的には秋から冬が旬。

ただ、山芋にはさまざまな種類があり、種類によって旬の時期は多少異なります。

長芋は、「春堀り」と呼ばれる3~4月に収穫されるものと、「秋堀り」とよばれる11月初旬~12月にかけて収穫されるものがあるので、1年の間に2回旬があります。

山芋の産地

都道府県別収穫量(農林水産省 平成24年統計 参照)

北海道
全国収穫の37.7%の構成比 62,700t
青森県
全国収穫の35.5%の構成比 58,900t
長野県
全国収穫の4.7%の構成比 7,870t

山芋は、北海道と青森県で全生産量の7割以上を占めていて、北海道産は関西、青森産は主に関東へ運ばれています。

収穫した山芋は専用の冷蔵庫で貯蔵されていて、周年の出荷に対応しています。

長芋は、台湾やアメリカへ輸出されていて、日本の野菜の中においては年間輸出量第1位になっています。

山芋の上手な選び方

  • 持った時にずっしりと重いもの。
  • まっすぐ伸びてみずみずしくハリがあるもの。
  • 表面がデコボコしていなく、ヒゲが少ないもの。
  • 切り口が白くみずみずしいもの。
  • 切り口が変色して赤くなっているものは、避けたほうがいいでしょう。

山芋の保存法

山芋は、購入したままもみ殻に埋めて冷暗所においておけば、かなりの期間保存することができます。

通常の場合は、新聞紙に包んで冷暗所で保存しておくと、2週間くらいはもちます。

使いかけは、ラップに包んで冷蔵庫へ入れるといいですが、すりおろして冷凍保存することもできます。

 
【山芋のカロリーや栄養はコチラ】
▶▶▶山芋(やまいも)のカロリー一覧と糖質!栄養や効果なども紹介

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