河豚(ふぐ)の種類と特徴!産地や栄養・食べ方なども紹介♪

フグ

ふぐの種類と特徴

とらふぐ

トラフグ

出典:WEB魚図鑑

別称・方言
くまさか(秋田県男鹿)・くまさかふぐ(新潟県石地)・おおふぐ(岡山・香川)・おやまふぐ(和歌山県和歌浦・田辺・白崎)・きたまくら・もんふく(高知)・ほんふぐ(山口県下関・大分県別府)・とじらふぐ(福岡県柳川)

特徴
とらふぐは、ふぐ科の海水魚であり、室蘭以南の太平洋側各地や日本海西部から東シナ海・黄海に分布しています。
体長は約30~70cmで、背面は黒褐色で腹面は白く、胸びれ後方の体側に白い縁取りのある大きな黒い紋があります。
肉や皮・精巣(白子)は無毒だが、肝臓と卵巣は強毒であり、毒性は季節・個体・地域によりかなり異なり。12~6月に強くなります。

産卵期は3~5月で、関門海峡や瀬戸内海の水深20メートルほどの海底に集まり、石や海藻に産卵します。
また、夏から冬は沖合の海底近くに住んでいて、甲殻類や小魚を捕食しています。

底引き網や延縄・一本釣りなどで漁獲していますが、産地により味に優劣があり、瀬戸内海西部のものが最高級とされています。
瀬戸内海西部や日向灘・天草諸島などはかつて有名な漁場でしたが、漁獲量は激減していて、現在の主要な漁場は黄海や東シナ海などであり、最近は養殖物も出回っています。

釣り
瀬戸内海西部には一本釣りを行う漁師が多いが、一般の釣り人を乗せてくれる船は少ないです。
紀北の新和歌浦や淡路島の西浦・西藩の一部は晩秋から初冬にかけて遊覧船を出すところもあります。

食べ方
薄造りのほか、唐揚げ・ちり鍋などにして食べられています。

まふぐ

マフグ

出典:WEB魚図鑑

別称・方言
なめらふぐ/めいじょ(新潟)・しょうさい・なめら(東京)・なめたろう(島根)・ふぐと(和歌山県雑賀崎・白浜)・なめらふぐ(山口県下関)・もんつき(広島県加茂郡)

名前の由来
ふぐ類の代表的なものだからです。

特徴
まふぐは、ふぐ科の海水魚であり、サハリン以南の日本海や北海道以南の太平洋岸・東シナ海・黄海に分布しています。
体長約40cmであり、沿岸域に生息し、エビやカニ類・魚類・イカ類などを食べています。

とらふぐには劣りますが、味はよく、鍋物や刺身にすると美味しいです。

しろさばふぐ

シロサバフグ

出典:WEB魚図鑑

特徴
しろさばふぐは、ふぐ科の海水魚であり、北海道から九州の日本各地や東シナ海・中国・台湾に分布しています。
沿岸でふつうに見られ、体長は30cmほどになります。
ときに大きな群れをつくりますが、沿岸の中・底層を泳ぎまわり、貝類や甲殻類・魚類などを食べています。

しろさばふぐの多くは干物にされますが、無毒とされていてもっとも安いふぐになります。

はこふぐ

ハコフグ

出典:WEB魚図鑑

別称・方言
きつね(富山県新湊)・こごうお・しゅうり(和歌山)・ごこうお(高知)・こうごうふぐ(広島県加茂郡)・もちごめふぐ(高知県宿毛)・すっぽ・せきふぐ(鹿児島)

名前の由来
箱形をしたふぐという意味からです。

特徴
はこふぐは、はこふぐ科の海水魚であり、岩手県から四国の沿岸や内湾の岩礁やサンゴ礁・海藻中に分布しています。
日本近海ではほとんどが20cm前後のものであり、体は箱状で、眼や口・ひれ以外は動かないため動作はぎこちなく、ユーモラスな泳ぎ方をします。
食用としますが、ユーモラスな泳ぎ方から観賞魚とされることもあり、名物にしている地域も多いです。

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ふぐの特徴

ふぐは、敵を威嚇するために体をふくらます姿がよく知られていますが、現在では、およそ120種類の魚がふぐ科に分類されています。
そのうち食用となるとらふぐ・まふぐなどが有名になります。

ふぐは漢字で河豚と書きますが、それぞれの漢字の意味は以下のようになっています。
河・・・中国で食用とされるめふぐが、河川などの淡水域に生息しています。
豚・・・豚のような鳴き声です。

ふぐ料理は、高級料理として、旬の冬場を中心にして食べられています。
約7割が京阪神地域で消費されていますが、大阪での消費量は全体の約6割にもなります。

てっぽう
大阪では、弾(たま)に当たるということや、当たると死ぬところから冗談でこう呼んでいます。
てっさ(てっぽうのさしみ)・てっちり(てっぽうのちり鍋)はここから由来しています。

ふぐの旬

旬のカレンダー
フグの旬
ふぐは、寒い時期が美味しく、旬は11~2月になります。

ふぐの産地

天然物

農林水産省(平成20年漁業・養殖業生産統計)参照

福岡県
全国漁獲の11.0%の構成比 54,500t
山口県
全国漁獲の10.0%の構成比 49,800t
島根県
全国漁獲の9.0%の構成比 48,100t

養殖物

農林水産省(平成20年漁業・養殖業生産統計)参照

長崎県
全国漁獲の60.0%の構成比 249,600t
熊本県
全国漁獲の13.0%の構成比 55,400t
香川県
全国漁獲の4.0%の構成比 18,300t

平成20年のふぐの漁獲量においては、全体の約4割を養殖物が占めています。
養殖物は全体的に黄色を帯びていますが、現在では、エサや環境の研究により、毒のないふぐの養殖にも成功しています。

2002年に初めてふぐの輸入量が国内生産を上回りましたが、輸入先の99%は中国産になっています。
ふぐは、山口県下関市が本場として知られていますが、天然や養殖物が日本全国や中国・韓国から集まっているからであり、ふぐの産地というよりも実際は集積地というほうが正しいです。

ふぐの上手な選び方

  • 表皮があざやかなもの。
  • 身にツヤがあり、弾力があるもの。
  • さばいたものは、身が透き通っているもの。

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ふぐの栄養と効能

ふぐは、良質なたんぱく質を含んでいて、低カロリーでヘルシーな魚です。 
イノシン酸やタウリン・グリニシンなどのアミノ酸が豊富に含まれているので、独特のうま味と歯ごたえがあります。
タウリンは、免疫力を高める効果があるほか、グリニシンとの相乗効果で、血圧やコレステロール値の低下に対して有効に作用します。

皮には、強力な抗酸化作用を持ち、がんの予防や精力減退・更年期障害の予防にもいいとされているセレンが含まれています。
また、コラーゲンが豊富に含まれていて、美肌や美容効果が期待できます。

精巣には、アルギニンが豊富に含まれていて、体の脂肪の代謝を促し、病気になりにくい体を作る効果が期待できます。
この他、糖質や脂質の代謝を促すナイアシンが豊富に含まれています。

ふぐの主な効能

高血圧の予防、改善・美肌効果・老化抑制・コレステロールの上昇抑制

ふぐの主な栄養成分

イノシン酸・タウリン・グリニシン・セレン・コラーゲン・アルギニン・ナイアシン

ふぐの食べ方

フグの調理法ふぐは、真冬を代表する高級魚で、透明感の強い白身は煮ても焼いても非常に美味しく、奥深いうま味があります。
テトロドトキシンという毒をもっているふぐが多くいますが、この毒は通常の調理による加熱では分解できず、一般消費者に対する未処理ふぐの販売は禁止されています。
まだまだふぐの毒に関して解明されていない部分が多いのが現状であり、ふぐの取扱いには資格が必要で、内容は都道府県ごとに違っています。

ふぐの代表的な料理に「てっさ」と呼ばれる刺身があります。
ポン酢ともみじおろしを添えると、風味が高まるだけでなく、それらの作用によりふぐに含まれている栄養素を効率よく摂取することができます。
また、「てっちり」と呼ばれる鍋料理がありますが、アラや皮も入っているので、コラーゲンがたっぷりになります。

この他、ふぐの身は淡白な味なので、味噌漬けや焼きふぐ・ふぐ茶漬けなどにしても美味しいです。  

粕漬け

ふぐの有毒部分を取り除いたあと、3枚におろして塩漬けにし、天日干しして乾燥後、酒粕に1年以上漬けて熟成させたものになります。

 

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