ルッコラの特徴
ルッコラは、地中海沿岸地方が原産。
ローマ時代から野菜として栽培されていましたが、当時はほれ薬の効果があると信じられていました。
イタリアでは古くから料理に欠かせない野菜であり、ヨーロッパではサラダなどによく使われています。
別名をロケットサラダといいますが、ロケットサラダは英語でルコラはイタリア語になります。
日本では、イタリア料理の普及に伴い最近人気が出てきた野菜。
ゴマの香りとピリッとした辛みや苦味が特徴で、葉はタンポポに似ています。
セルバチコ
セルバチコは、別名;ワイルドロケットともいいます。
野生種に近い品種で、辛みが強いのが特徴です。
ルッコラの旬
旬のカレンダー
ルッコラは、もともとは11月~12月が旬になりますが、ハウス栽培されたものが1年中手に入ります。
ルッコラの産地
国内では、千葉県や愛知県などで生産されています。
人気が出てきているので、今では気軽に手に入るようになりました。
ルッコラの上手な選び方
- 緑色が鮮やかなもの。
- 葉先までピンとしてみずみずしいもの。
- 香りの強いものが新しく栄養価も高いです。
- 葉の色が濃いものほど風味が強く味もしっかりしています。
ルッコラのカロリー(kcal)と糖質
ルッコラのカロリーは19キロカロリー、糖質は0.5g(※可食部100g当たり)。
カロリーは低いので、ダイエットに向いている食材になります。
ルッコラの食べ方
ルッコラは、サラダなどで食べるのが一般的ですが、パスタやおひたし・炒めものにしても美味しいです。
また、香りが強いので、乳製品(チーズ)との相性がいいです。
その他、蒸し鶏と一緒にバンバンジーソースで食べたり、ゆでた豚と一緒に辛子じょうゆで食べても美味しいです。
ルッコラに含まれているビタミンCは、加熱すると損なわれやすいので、生で食べるほうがいいでしょう。
加熱する場合は、風味や栄養をいかすため、サッと炒める程度にしたほうがよく、苦味が強い時は、塩をふれば少しはおさえることができます。
ルッコラの栄養と効果
ルッコラは、栄養価が高く、抗酸化作用が高いビタミン類が豊富に含まれている野菜。
β-カロテンが豊富に含まれていて、粘膜や皮膚の調子を整える効果が期待できます。
ビタミンCが豊富に含まれていて、肌にハリをもたせるので、美肌に対する効果が期待できます。
ビタミンEが豊富に含まれていて、抗酸化作用によって体内の脂質の酸化を防ぐので、生活習慣病を予防する効果が期待できます。
アブラナ科の野菜に含まれるイソチオシアネートという辛み成分が含まれていて、がん細胞の活動を抑制する効果が期待されています。
この他、カルシウムや鉄なども含まれています。
ルッコラの主な効果
美肌作り・生活習慣病の予防・がん細胞の活動抑制
ルッコラの主な栄養成分
β-カロテン・ビタミンC・ビタミンE・イソチオシアネート・カルシウム・鉄
ルッコラの保存法
ルッコラは、鮮度が落ちると香りや味がだんだんと薄くなるので、できるだけ早く食べましょう。
保存する場合は、湿らせたキッチンペーパーにやさしく包んで、冷蔵庫に入れるといいです。