にしんの特徴
別称・方言
アトにしん、イサザにしん、エビスにしん、ナツにしん、ハナグロにしん、マミにしん(北海道)・にしんイワシ(富山)
名前の由来
両親が揃っていると必ず食べなくてはいけないとされていて、両親 ⇒ 二親(父親・母親) ⇒ にしんになったといわれています。
特徴
にしんは、にしん科の海水魚。
富山県および茨城県個沼以北の北日本・黄海北部・日本海や、カリフォルニア以北の北太平洋・北極海に分布しています。
体形は、マイワシに似ているので、幼魚はほとんど区別がつかないです。
通常3~4年で成魚になり、体長は約30cmほどになります。
かつては三陸沖からオホーツク海を回遊した後、北海道や東北地方に大量に押し寄せていました。
ただ、昭和30年代になるとほとんど見られなくなりました。
現在では、昆布巻きや数の子など、お正月料理には欠かせない魚になっています。
関連記事
にしんのカロリーに関する記事です。
にしんの旬
旬のカレンダー
にしんの旬は3~5月。
北海道では、長い冬を超え春の訪れを教えてくれる、春告魚(はるつげうお)ともよばれています。
にしんの産地
昭和の初期までは北海道が産地でしたが、現在では漁獲量が激減。
スーパーなどに並んでいるのは、ロシアやノルウェーからの輸入物がほとんどになります。
国産物の漁獲量は少なく、高級品となっているので、1尾何千円もの値段がつくこともあります。
にしんの上手な選び方
- 銀色で身にハリがあるもの。
- 古くなると目が赤くなります。
- 目が澄んでいて、うろこがしっかりとついているもの。
- 数の子は薄皮にハリがあり、透明感があって血管の黒いスジがないもの。