グレープフルーツの特徴
グレープフルーツは、18世紀前半に、西インド諸島で発見されたのが最初とされています。
1本の枝に対して、ブドウの房のようにたくさん実る様子が、名前の由来とされています。
グレープフルーツには、果肉の赤い赤肉腫や、果肉が白い白肉腫などがあります。
一般的には、赤肉種のほうが甘みが強いといわれています。
グレープフルーツは、甘さや酸味の他に、ほろ苦さがあるのが特徴。
すっきりとした香りは気持ちを前向きにするほか、消臭抗菌効果もあります。
アメリカンフルーツといわれるほどアメリカでは好物にされている果物で、朝食の定番になっています。
グレープフルーツの果実やジュースにハートマークがついて販売されていますが、このハートマークは、心臓を守る効果があると認定された食品につけられるもの。
心臓病予防食品として、広く認知されています。

そのため、薬の作用や副作用を増強してしまうおそれがあります。
高血圧治療薬をはじめ、その影響を受ける医薬品は多いです。
薬を服用している場合は、医師や薬剤師に相談するほうがよく、ジュースも同様の注意が必要になります。
グレープフルーツは、横半分に切り、スプーンですくって食べると美味しいです。
果肉を取り出してサラダや、合わせ酢に果汁を入れ、果肉とすし飯を混ぜたお寿司は、さわやかで美味しい夏向きの一品になります。
ジュースを飲むときは、少しお湯を加え、温めてから飲むほうがいいでしょう。
また、お好みで、砂糖やハチミツ・ブランデーなどをかけると風味が増します。
冷やしすぎると、酸味が強く感じられてしまい美味しくないので、注意が必要になります。
他の柑橘類より大きいので、果汁をしぼるには、専用のスクイーザー(果汁をしぼる道具)があると便利。
皮に防カビ剤などの薬品が付着している場合があるので、表面をよく水洗いしてから食べましょう。
グレープフルーツの種類
マーシュ | |
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一般的な種類であり、強い酸味とほのかな苦みが特徴。
フロリダ産や南アフリカ産が中心になります。 |
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ルビー | |
ピンクグレープフルーツともよばれ、果皮も果肉も赤みをおびています。
マーシュよりもやや甘味が強くなっています。 |
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スタールビー | |
アメリカのテキサス州で誕生した品種。
ルビーよりもやや赤みが強く、酸味や苦みが少なくて食感がなめらか。 |
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メロゴールド | |
サイズが大きく、果皮は緑色を帯びた黄色。
グレープフルーツの中では糖度が高く、酸味がおさえられています。 |
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オロブランコ | |
果皮が緑色で、果肉はうすい黄色であり、独特の甘い香りがします。
カリフォルニア産とイスラエル産がありますが、後者はスウィーティーとよばれています。 |
グレープフルーツの旬
旬のカレンダー
グレープフルーツは、収穫時期の長い品種であることに加えて、南半球からの輸入品もあるため、店頭では年中みることができます。
輸入物に関しての旬は特にありません。
また、国産物は、冬から春先においてわずかに出回る程度であり、旬は3~4月。
輸入品のように、果肉がやわらかく酸味が少ない果実は、現状においては生産できていないです。
グレープフルーツの産地
グレープフルーツの主な生産国は、アメリカ(フロリダ)で、7割近くを占めています。
その他、イスラエルやキューバ・アルゼンチンなどで栽培されています。
加工品には、天然果汁や濃縮果汁・果汁飲料・清涼飲料・缶詰などがあります。
グレープフルーツの上手な選び方
- 形が丸く重たいもの。
- 皮の色が鮮やかでハリがあるもの。
- 表面がなめらかなもの
グレープフルーツの保存法
グレープフルーツは、冷蔵庫に入れておくと、2~3週間は保存できます。
室温でもかまいませんが、夏は腐りやすいので注意が必要。
ある程度日持ちはしますが、味は徐々に落ちてくるので、早めに食べたほうがいいでしょう。
また、カットして砂糖をまぶすと、冷凍保存することも可能になります。
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