落花生の特徴
落花生の原産地は南米アンデス地方。
コロンブスが航海食として利用したので、世界中に広まったとされています。
江戸時代に中国を経由して伝わったことから、当時の日本においては、南京豆(なんきんまめ)と呼ばれていました。
現在では、花のつけ根から子房柄(しぼうへん)というひげ根のようなものが伸びて土に潜った後、ふくらんで豆ができることから、落花生(らっかせい)という名前がついています。
また、落花生は、さやえんどうなどと同じマメ科。
木の実(ナッツ)ではなく豆なのですが、アーモンドのような木の実によく似ているため、畑にできる木の実という意味でピーナッツとも呼ばれています。
11月11日は、ピーナッツの日という記念日になっています。
11月は、収穫された落花生が自然乾燥されて市場に出回る頃。
ひとつの殻にふたつの豆が仲良く並んでいて、11が2つ重なるこの日と同じようだということで制定されました。
落花生は、脂質を豊富に含んでいるので、空気に触れると酸化が進んでしまいます。
できるだけ殻がついた状態のものを購入するほうがよく、食べる直前になってから殻を取るといいでしょう。
殻付きの生の落花生は、水洗いして泥を落とした後、塩ひとつまみを入れて火にかけ沸騰してから、弱火で30~40分ほどゆでます。
好みのかたさになったら、ザルに取って自然に冷ましましょう。

口当たりが軽く、酸化にとても強いので中華料理によく使われています。
落花生の実と同じくオレイン酸の含有量が高いので、悪玉コレステロールを減らす効果が期待できます。
落花生の旬
旬のカレンダー
落花生の旬は、8~9月になります。
落花生の産地
現在、国内の落花生流通量は、全体の9割が外国産で、国内産は約1割程度となっています。
国内産の約8割が千葉県で生産されていますが、そのほかは茨城や神奈川県などがあります。
落花生の上手な選び方
- できれば泥がついているもの。
- さや(から)がかたいもの (さやがやわらかいものは、収穫が早過ぎる場合もあります)。
- さやの色は、味や成分と関係ないので気にしなくていいです。
落花生の保存法
落花生は、高温や湿気に弱く、放置しておくと脂肪やたんぱく質が酸化して風味が落ちたり、カビが生える原因になります。
湿気を避け、密閉容器に入れて温度が低い冷暗所などで保存することは可能ですが、なるべく早く食べたほうがいいでしょう。
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