柿の葉の栄養と効果・効能

柿の葉

柿の葉の魅力

柿の魅力は、果実だけではなく、柿の葉にも魅力がいっぱいあります。
春は新緑・夏は深緑・秋は橙赤と色とりどりに変化するのは、柿の葉です。
なかでも秋の柿の葉は、手のひらほどの大きな葉がカエデに負けないほど色つややかに紅葉し、わが国や中国で、昔から愛されてきました。

中国では、12世紀に南宋で書かれた書物に、柿に7つの優れたことがあるとして記録されています。
また、7~8世紀に唐で活躍した「鄭虔(ていけん)」という詩人は、紙の不足に悩んだ末、柿の葉を紙の代わりにして書を学んだとのことです。

柿の葉の栄養と効果・効能

柿の葉にはたいへん優れた栄養成分が含まれており、奈良県の郷土料理である柿の葉寿司や、健康飲料の柿の葉茶などに利用されています。

柿の葉の成分で特に多いのがビタミンCです。
柿は果実もビタミンCが多く、その含有量は果実の中でもトップクラスですが、葉のビタミンCは、果実とは文字通りケタ違いの驚くべき量を誇ります。
ビタミンCの量は、品種や時期によって大きく変化しますが、少ない10月の葉でも、果実の2倍以上のビタミンCを含んでおり、もっとも多い6月初めの葉なら、果実の20倍以上、みかんに換算するとじつに50倍に相当するビタミンC濃度になります。

ポリフェノールが豊富

ビタミンCと並んで多い成分はポリフェノールです。
果実の渋み成分の柿タンニンは、葉で生み出され、枝を通して果実に運ばれてたまっていきます。
そのため、葉にはポリフェノールが大量に含まれています。

柿の葉のポリフェノールはさまざまな種類があり、葉の表面で抗菌性を発揮するものや、高血圧によいといわれている成分などがあります。
なかでもアストラガリンという名前のポリフェノールは、花粉症の症状の緩和に効果があるという研究事例があり、これをねらった健康食品も販売されていたことがあります。

こうした柿の葉の機能性は、柿の葉茶として愛飲されたり、古くから柿の葉寿司の包み葉として使われたりして、その抗菌性が活用されてきました。

柿の葉茶の作り方

梅干し番茶柿の葉茶は、柿の葉を乾燥して粉砕したもので、煎じるとまろやかでくせのないお茶を楽しむことができます。
いわゆる緑茶や紅茶と違ってカフェインがありませんので、こどもやお年寄りにも安心して飲んでもらえるうえ、ビタミンCやポリフェノールが豊富な健康飲料として、根強い人気があります。

柿の葉茶は、葉を乾燥させるだけなので、家庭でも比較的簡単に作ることができます。
柿の葉を梅雨明けの晴れが続くときに採取し、水洗いし、数日陰干しすればできあがりです。
梅雨明け前の葉だと、量が取れないのと、酸味がきついので、梅雨明けのほうがいいです。

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