菜の花(なばな)の特徴とは?旬や産地なども紹介

ナバナ

菜の花(菜花)の特徴

菜の花は、地中海沿岸・中央アジア・北ヨーロッパなどが原産。

菜の花(アブラナ)のつぼみと、花茎(かけい)・若菜のことを菜花(なばな)といいます。

一足早く春の訪れを告げる緑黄色野菜であり、花が咲き始めると味が落ちてくるので、つぼみのうちに食べるのが一般的です。

独特のほろ苦さや香りがありますが、茎の部分は甘みが凝縮され、つぼみは成長するための養分を備えているため、栄養が豊富になります。

 
日本では、菜種油として、種から油を採るために古くから栽培されてきました。

その後、品種改良したものが野菜になり、現在のようにつぼみを食べるようになったのは明治時代以降といわれています。

 
菜の花には、茎やつぼみ・葉を食べる和種と、おもに茎と葉を食べる西洋種があります。

和種はビタミンCやE・葉酸などの栄養が豊富で、西洋種はカリウムやβ-カロテンなどの栄養素が豊富に含まれています。

 
菜の花は、えぐみが強いため下ゆでしてから調理することが多いですが、下ゆではまず沸騰したお湯に塩を入れ、サッとゆでます。

色が鮮やかになったら、取り出してたっぷりの流水で急激に冷ますと、鮮やかな緑色が保たれます。

ゆでる際は、余熱を考えて早めに上げるのがポイントになります。

おひたしや炒めものにする時は、オリーブ油やゴマ油を使って調理すると、菜の花に含まれているβ-カロテンを効率よく摂取することができます。

また、生のまま天ぷらにすると栄養が失われないので、おすすめ。

オータムポエム

菜の花の一種であり、花が開いたものを販売しています。

グリーンアスパラに似た風味のため、アスパラ菜とも呼ばれています。

おひたしや炒めもの・汁物などに向いています。

紅菜苔(こうさいたい)

ポピュラーな中国野菜であり、菜の花と同様に花茎とつぼみを食べますが、赤紫色の茎は加熱すると濃緑色に変色します。

菜の花の旬

旬のカレンダー
ナバナの旬
店頭では1年中見られますが、もともとは春野菜であり、旬は春。

菜の花の産地

都道府県別収穫量(農林水産省 平成22年統計 参照)

千葉県
全国収穫の36.9%の構成比 1,743t
徳島県
全国収穫の19.3%の構成比 911t
香川県
全国収穫の15.4%の構成比 730t

菜の花は、四国地方での生産が多くなっています。

菜の花の上手な選び方

  • 茎が太く、ピンとしているもの。
  • つぼみが開いていないもの。
  • 葉や茎の色が鮮やかで、みずみずしいもの。
  • 新鮮な菜の花の切り口は、半透明で空洞は少ないですが、鮮度が落ちると白くなり空洞が大きくなります。

菜の花の保存法

菜の花は、固くゆでた後ラップに包んで冷蔵庫に入れると、2~3日は保存可能。

また、冷凍保存することもできます。

 
【菜の花のカロリーや栄養はコチラ】
▶▶▶菜の花(なばな)のカロリー一覧と糖質!栄養や効果なども紹介

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