マヌカハニーは食品です。
食品は医薬品などとは違い、副作用などは基本的にないとされていますが、マヌカハニーはどうなのでしょうか?
また、アレルギーや、食べる時に気をつければいけないことはあるのでしょうか?
今回は、マヌカハニーの副作用や潜む危険について紹介したいと思います。
マヌカハニーに副作用はあるの?
マヌカハニーは、天然由来の成分でできているため、副作用はありません。
むしろ、マヌカハニーのもつ栄養成分が、からだに対して好影響を与えるので、医療現場でも使われるようになってきているほどです。
また、無添加であり、防腐剤や着色料、その他食品添加物は一切入っていません。
マヌカハニーは、病院で治療中であり、薬や抗生物質などを飲んでいる人が食べても大丈夫。
通常の食品と同じなので副作用はないのですが、体質によっては合わない場合があります。
心配な人は、医師や薬剤師と相談してください。
マヌカハニーの副作用で腹痛や下痢になることはあるの?
マヌカハニーを食べてからしばらくして腹痛や下痢になった場合、「マヌカハニーが原因かも?」、「もしかしたら副作用!」などと思われるかもしれません。
腹痛や下痢になる原因はいろいろ。
食べ過ぎ・古いものを食べた・ストレスなどさまざまな原因がありますが、もしかしたら重大な病気なのかもしれません。
しかし、マヌカハニーの副作用で腹痛や下痢にはならないです。
マヌカハニーの飴に副作用はあるの?
マヌカハニーに副作用はないので、マヌカハニーを含む飴も同じです。
安心して食べてください。
副作用のまとめ
マヌカハニーは、今まで副作用があると報告されたことはありません。
販売しているメーカーやブランドのホームページにも、「副作用はない」と書いています。
なので、副作用に関しては気にしなくても大丈夫です。
ただ、副作用以外の危険はあります。
次から紹介しますね。
マヌカハニーに潜む危険
1歳未満の乳児(赤ちゃん)は危険
マヌカハニーは、はちみつの一種。
はちみつと同様、1歳未満の乳児にはちみつを与えるのは危険です。
はちみつは、加熱処理をしていない食品であるため、少量のボツリヌス菌が含まれていることがあります。
大人が食べた場合は心配ありません。
ただ、1歳未満の乳児は腸内環境が発達していないため、抵抗力が少なく、中毒を引き起こす可能性があります。
くわしく紹介しているサイトがあったので、引用しました。
ボツリヌス菌やその芽胞を1歳未満のお子さんが摂取すると、消化管内で菌が定着したり芽胞が発芽・菌が成長し毒素を産生したりすることから、ボツリヌス症を発症することがあります。
乳児の腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)は、成人の細菌叢とは異なり、ボツリヌス菌の定着や芽胞の発芽を抑制できないためと考えられています。
特に、菌や芽胞に汚染されたハチミツを原因として発症する例が多く報告されています。花粉に付着している芽胞をミツバチが運ぶため、ハチミツへの汚染が起こりやすいようです。
乳児ボツリヌス症では死亡に至ることもあるため、乳児にはハチミツを取らせないよう注意が必要です。
ボツリヌス症とは、ボツリヌス菌が産生した毒素によって引き起こされる病気です。ボツリヌス毒素は神経麻痺まひを引き起こします。
そのため、発症すると体のさまざまな部位に麻痺症状が現れます。
ボツリヌス症は全件数把握対象の4類感染症に指定されており、これによると発生件数がない年もあれば、5件ほどの発生数をみる年もあります(2017年確認)。ボツリヌス症を発症すると、呼吸を司る筋肉が麻痺を起こし、呼吸障害から亡くなることもあります。
これは乳児においても例外ではありません。
そのため、ボツリヌス症の予防のために、乳児にはハチミツを与えないよう注意喚起されています。
引用:
※厚生労働省も同じように注意を促しているので、とても重要
アレルギーの危険性
はちみつを食べることでアレルギー症状がでる人は、マヌカハニーでも同じように症状が出る危険性があります。
はちみつ自体にアレルギーがある人はもちろんのこと、ハチに刺されたことがある人や、花粉にアレルギーがある人は注意が必要。
また、はちみつは食べるだけでなく、触ってもアレルギー症状が出る可能性があります。
食べた時や触った時に、異常(皮膚などのかゆみ・腫れ・湿疹、くしゃみ、咳、鼻水、腹痛、下痢)が出る場合は、すぐに使用を中止してください。
マヌカハニーに発がん性はあるの?
ネット上において、「マヌカハニーに発がん性物質が含まれている」といった情報が広まったことがあります。
それは、2010年に東北大学から発表された、糖尿病研究に関する論文がきっかけ。
マヌカハニーに含まれる、メチルグリオキサールという成分に、発がん性物質があるということでした。
しかし、それは、はちみつを販売しているサイトが勘違いしたもの。
その後、同大学の研究者から、研究成果とマヌカハニーについては因果関係がないと発表がありました。
マヌカハニーは、健康食品として安全に摂取できるものです。
発がん性はないので、安心して食べてくださいね。
食べすぎによる危険
ニュージーランドでは、大さじ1杯のマヌカハニーを1日4回、2週間継続しても健康被害がないことが証明されています。
健康被害がないとはいえ、食べ過ぎてしまうと、糖分が蓄積され肥満につながる場合があります。
美容や健康維持を目的としている場合、1日小さじ2~4杯程度、もしくは大さじ1~2杯程度が目安。
食べ過ぎて肥満になり、生活習慣病になってしまうなんてことは避けたほうがいいですよ。
偽物を購入する危険
マヌカハニーは、本物を食べ続けることにより効果を感じられる食品。
偽物を食べても意味がありません。
本物ではなく偽物を購入すると危険です。
現在、世界で消費されているマヌカハニーはおよそ10000t。
けれども、およそ8割以上のマヌカハニーが、本物のマヌカハニーではなく、偽装している可能性があります。
2013年にイギリスで行われた調査によると、イギリスで売られている約50%のマヌカハニーに数値の偽装が確認されています。
日本においても、さまざまな場所でマヌカハニーが販売されていますが、偽装していないという保証はどこにもありません。
マヌカハニーをはじめて購入する人は、本物と偽物の区別がつきにくいと思います。
なので、マヌカハニーを専門で販売しているショップで購入することをおすすめします。
こんな場合は大丈夫なの?
妊娠中や授乳中は食べても大丈夫?
マヌカハニーは、妊娠中や授乳中の人でも安心して食べることができます。
むしろ、胎児や授乳の栄養補給に役立つので、積極的に食べることをおすすめします。
子供は食べても大丈夫?
マヌカハニーは、天然由来の成分でできています。
副作用はなく、ビタミンやミネラル・アミノ酸などが豊富。
成長期の子供の栄養を補っていくのにピッタリな食品ですよ。
ただ、1歳未満の赤ちゃんに与えるのは危険。
また、5歳未満の子供の場合でも、体内でうまく処理できない場合があります。
様子を見ながら、少しずつ与えた方がいいでしょう。
マヌカハニーを食べる量は、子供だと小さじ1杯(約5ml)を1日に3回程度が目安です。
高齢者は食べても大丈夫?
マヌカハニーの成分は、体内への消化吸収が早く、素早くエネルギーに変換されるので、胃腸の吸収力が弱まった高齢者に向いています。
抗菌力や豊富な栄養があるので、健康維持にも効果的。
また、甘くて美味しいので、食欲が減っている高齢者にはおすすめだといえます。
ただ、病気などにかかっている人などは、念のため医師や薬剤師と相談してください。
犬は食べても大丈夫?
犬は食べても特に問題はありません。
ただ、子犬は乳児と同様、やめておいたほうがいいです。
また、食べさせる量は、1日にスプーン小さじ1杯程度にしておいたほうがいいと思います。
心配な場合は、獣医さんなどに相談したほうが安心ですね。
さいごに
マヌカハニーは、天然で無添加の食品なので、問題はなさそうに思われるかもしれません。
しかし、優秀な食品であるマヌカハニーにおいても、気をつけなければいけないことはあります。
危険な部分を理解したうえで、美容や健康維持に役立ててくださいね。