枝豆の特徴
枝豆は、マメ科の一年草。
原産地は中国で、日本には稲作と共に伝わったとされています。
縄文時代には出土例もあり、古事記にも記載があります。
枝豆は、大豆が熟する前の実で、甘みや香りがあります。
茎は60cmほどに育ち、初夏に小さな花を咲かせ、豆のさやがふさ状になってつきます。
枝豆として食べるようになったのは江戸時代からで、当時は枝についたままの状態で売られていました。
枝付き豆や枝成り豆と呼ばれていましたが、それが枝豆という名前の由来だといわれています。
枝豆は、ゆでて食べるのが一般的。
ゆでる時は、塩でもみ、表面のうぶ毛をとってから、1リットルに40gの塩を入れ、4分ほどゆでると美味しいです。
余熱があるので、かためかな?と感じるぐらいでよく、ゆですぎるとうま味が流れでてしまうので注意が必要になります。
また、枝付きのものは、はさみで枝からさやを切り離します。
さやを切ってしまうと、ゆでる時に水が中に入り、ゆであがりが水っぽくなってしまいます。
さやを傷つけないように、ヘタの先端で切るようにしてください。
冷凍食品の枝豆は、ゆでた後、急速冷凍して栄養成分が失われないようにしているので、生の枝豆と栄養成分はほとんど変わらないです。
枝豆の種類
茶豆 | |
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豆が少し茶色を帯びていて、香りが高く甘みも強い。 | |
湯上り娘 | |
茶豆のような風味を持つ人気品種。 | |
だだちゃ豆 | |
トウモロコシに似た独特の香りと甘みを持ちます。 | |
肴豆(さかなまめ) | |
香りが強くて味が良い、新潟県の伝統野菜。 | |
紫ずきん | |
丹波黒大豆から生まれた枝豆で、粒が大きくむちむちした食感があります。
ずきんをかぶったような形から、この名前がついています。 |
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三河島枝豆 | |
粒が大きく甘みが強い枝豆。
現在では、限られた場所でのみつくられています。 |
枝豆の旬
旬のカレンダー
枝豆は、旬である夏~秋の時期だけ市場に出回ります。
それ以外は冷凍品になりますが、多くは台湾などからの輸入品になります。
枝豆の産地
山形や群馬県などの生産が多いです。
全国的につくられている野菜であり、鮮度が重要なため、地元で消費されることが多いです。
枝豆の上手な選び方
- サヤの緑色が鮮やかなもの。
- うぶ毛が密集しているものは新鮮です。
- 大きくふくらんだサヤが、枝いっぱいについているもの。
- 枝から切り離すと一気に味が落ちるので、できれば枝付きのほうがいいでしょう。
- 黄色っぽいものは、熟しすぎているので味が落ちています。
枝豆の保存法
枝豆は、鮮度が落ちやすく、甘みやうま味・香りなどがすぐに落ちてしまいます。
すぐに食べない場合は、冷凍しておきましょう。
冷凍するときは、枝豆を皮ごと塩もみし、水量に対して4%程度の塩を入れ、ゆでていきます。
固めにゆでた後、ざるにあげて祖熱をとり、保存袋に入れるといいでしょう。
食べるときは、常温で解凍してください。
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