少しおしゃれなフランス料理店や和食のお店でよく見かけるお料理ですが、そもそも「かにみそ」とはなんなんでしょう?
その正体は?味はどんな感じ?など、そんな疑問が気になって、なかなか手を出せずにいる方も多いのではないでしょうか。
ここではそんな疑問にお答えしていきます!
読み終わったときには、かにみそが食べたくて仕方なくなっているかも?
かにみその正体とは?どこの部分なの?
かにみそは、「みそ」という名前がついているので、脳みそなの?と思われるかもしれませんが違います。
かには、人間とは違い、節足動物なので脳みそはありませんし、臓器などもほとんどありません。
かにみその正体は、カニの「肝臓」と「膵臓」です。
かにの場合だと、中腸線もしくは肝膵臓と呼ばれる部分であり、一つの場所になっています。
かにの甲羅を外した時に現れる、毛で覆われた部分にあります。
また、かにみそといっても、かにの種類により色や味が異なっていますが、この違いは、かにの種類や、育ったところによるエサの違いになります。
美味しく食べることができるのは毛ガニやタラバガニで、ズワイガニはあまり美味しくありません。
毛ガニは身が少ないですが、その分、かにみその美味しさは特別です。
かにみその栄養とは?
かにみそには、
・ビタミンB1、B2、B12
・ビタミンE
・グリコーゲン、タウリン
・コレステロール
・イノシン酸、アスタキサンチン
・亜鉛、マグネシウム、カルシウム、銅
など、栄養分が豊富に含まれています。
ほとんどが、かにに含まれている栄養分と同じです。
見た目からは想像できないほどの栄養が含まれているので、かにみそが嫌いという人も健康のために食べることをおすすめします。
かにみそはまずいの?食べ方は?
かにみその正体がわかったところで、さっそく食べてみたいと思う方もいるのではないでしょうか。
そこで、この先はかにみその味についてお話ししていきましょう!
先ほどのかにみその正体の中でも少し出ましたが、かにみその味は、カニの種類によって大きく違います。
そして、やはり大多数のお店や愛好家が一番おいしいというのが、毛ガニ!!!
また、かにみそが一番おいしく食べられる時期は、カニそのものが一番おいしい時期と同じです。
すなわち、北海道の冬、流氷が過ぎ去ったあとの漁解禁日のころのようです。
逆に、ヤドカリの仲間であるタラバガニや花咲ガニにもカニミソはあり、食べられないことはありません。
ただ、独特の油っぽい風味と加熱しても固まらない特性から、食材としては重視されておらず、身に生臭さが移ることを防ぐため、茹でる前に取り除かれるのが一般的。
食べ方は寿司のネタとして軍艦巻きにされたり、そのままご飯にかけて食べています。
また、パスタソースやグラタンにもできるので、意外にバラエティ豊かです。
食感は、ウニと似ているという人が多いようですが、ウニとは違って、蟹の身と混ぜ合わせて使われることが多いです。
、
パスタやグラタンのソースに合うのはそのためと思われます。
つまり、この好き嫌い分かれる味を確かめるには、「食べてみるしかない!」ということですね。
また、かにみそにはさまざまな調理法があります。
その中から代表的なものを紹介します。
かにみその軍艦巻き
100円寿司のネタとしておなじみのかにみそですが、お寿司にするとかなり美味しいです。
わたしはいつも頼みますが、かにみその独特の味と酢飯・海苔のバランスがいいので、気に入っています。
かにの甲羅焼き
丸ごとのかにを網焼きにして食べる方法です。
かにみそを直接食べることができ、かにみその美味しさを十分に味わうことができます。
カニグラタン
かにの甲羅の中にグラタンの材料を入れ、かにみそを加えて食べます。
見た目もよく、洋風に食べたいという人におすすめです。
カニクリームパスタ
レストランなどでおもに販売されていますが、パスタの中でも人気のメニューです。
作り方は簡単で、パスタソースの中にかにみそを加えるだけですが、より濃厚で深い味の料理になります。
さいごに
いかがだったでしょうか。
かにみそについて、その正体がわかりましたか?
かにみそは、実際のカニをさばいたとき以外、最近は缶詰で販売していることも多いようです。
生で食べるにはやはりさばいた直後のものがよいと思いますが、加熱して調理するには缶詰が便利だと思います。
また、種類によってかなり味が違うので、1回目食べて思った味でなくても、種類や調理法を変えて何度かトライしてみることをおススメします!
ぜひ自分好みのかにみそを見つけましょう!!