アンコウの種類と特徴!旬や栄養・食べ方なども紹介♪

アンコウの姿

アンコウの種類と特徴

アンコウ

アンコウ別称・方言
アンコウ、クツアンコウ、ミズアンコウ(宮城)・アンコモチ(和歌山県串本)・アンゴウ(大阪府堺)・ハタアンゴ(鹿児島)・アファー(沖縄)

特徴
アンコウはアンコウ科の海水魚であり、北海道以南や東シナ海・フィリピン・アフリカに分布しています。
水深30~500mの海底に生息し体長1mほどですが、アンコウは泥中に潜み、海底をはうように移動し、頭についているアンテナのようなもので小魚を誘い、海水ごと飲み込んでしまいます。
産卵期は春で、数十メートルほどの浅場に移動し、リボン状の卵を産みます。

漁法は底引き網や刺網で、漁期はおもに冬になります。
初秋に関西方面から少量の切り身が入荷し、9月下旬から10月以降は近海物が出回ります。
巨体であり、おろし方が難しいため、料理屋・専門店を中心に流通しています。

市場では近縁種のキアンコウ・クツアンコウを含め、区別せずアンコウとして扱われています。
アンコウの餌待(えまち)という格言は、口を開けてぼんやりとしているさまをあらわした例えになります。

あん肝
あん肝は、アンコウの肝臓であり、珍味として蒸したものにポン酢をかけたり、塩蒸ししてキモ和えにしています。
アンコウは肝臓の大きさと質で値段が決まるといわれ、市場では、腹を裂いて肝臓がよく見えるように並べられています。

あん肝は、世界の3代珍味(フォアグラ・トリュフ・キャビア)より美味しいという人もいるくらいです。

キアンコウ

キアンコウ別称・方言
アンコウ、ホンアンコウ、アンコオ(高知)

特徴
キアンコウはアンコウ科の海水魚であり、北海道南部以南から黄海・東シナ海北部に分布しています。
体長は約50cmから1mであり、沿岸域の海底に生息し砂地にもぐりますが遊泳もします。
春に接岸し、秋から冬には水深200m前後の深場へ移動します。

アンコウと似ていますが、キアンコウは舌の先端が一様に明色で、アンコウのように灰黒色に白色点があるのとは異なります。

背びれ前部の棘の先に擬餌があり、これで小魚を誘引して捕食します。
アンコウと同様に口や食道が広いため、カレイなら体長の70%のもの、アナゴなら体長より長いものでも食べることができます。


キアンコウの旬は12~2月ごろになります。

アンコウの旬

旬のカレンダー
アンコウの旬
「アンコウは梅が咲くまで」といわれていて、冬が旬になります。
旬の冬になると、スーパーなどでは、切り身にされたパック詰めのアンコウが店頭に並びます。

また、旬の良質な国産物の肝は極上の味わいとされていて、料亭などで使われています。

アンコウの産地

アンコウは、全国各地で漁獲されていますが、山口県・茨城県・福島県などが主な産地になっています。
もともと関東だけの魚であったのが全国的に人気になったので、供給不足になり、現在は中国からの輸入物が出回っています。
国産よりも安く、家庭で食べるにぶんにはとても美味しくて、旬のアンコウ鍋はとても人気があります。

アンコウの上手な選び方

  • 身にツヤがあるもの。
  • できれば大型でさわってかたく感じるもの。
  • 切り身の場合は、淡いピンク色で透明感の強いもの。

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アンコウの栄養と効能

アンコウは、脂肪が少なく低カロリーで、ビタミンAやビタミンB1・ビタミンB2・ナトリウム・鉄・リン・カルシウムなどが豊富に含まれている魚になります。

ビタミンAの成分であるレチノールが含まれていて、皮膚や粘膜を守り、ウイルスに対する抵抗力を高める効果が期待できます。
カルシウムの吸収・沈着をたすけ、骨を丈夫にするビタミンDが含まれています。

皮にはコラーゲンが含まれていて、美肌効果が期待できるので、女性にはおススメの食材になります。
コラーゲンは、ビタミンB12といっしょに摂取することで吸収率が高まります。

海のフォアグラといわれる肝臓は、脂肪の酸化を防ぐビタミンEが含まれています。
また、不飽和脂肪酸のDHAを含んでいて、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らしてくれるので、生活習慣病の予防に対して有効とされています。

アンコウの主な効能

美肌効果・コレステロールの上昇抑制・目の健康維持・老化抑制

アンコウの主な栄養成分

ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンD・ビタミンE・ナトリウム・鉄・リン・カルシウム・コラーゲン・DHA

アンコウのカロリー(kcal)と糖質

アンコウのカロリーは20kcal、糖質はゆでた場合0.1gです。(※ 可食部100gあたり)
ちなみに、アンコウの肝のカロリーは445kcalもあります。

カロリーは低いので、ダイエットに向いている食材になります。

他の魚介類のカロリーや糖質は以下のようになっていますが、他の魚介類と比べるとカロリーはかなり低く、糖質はほぼ同じくらいになっています。

  • サバ・・・247kcal・0.3g
  • タラ・・・77kcal・0.1g
  • ブリ・・・257kcal・0.3g
  • タイ・・・177kcal・0.1g
  • スズキ・・・123kcal・0.0g

アンコウの食べ方

鍋アンコウは、深海魚で姿がグロテスクであるため恐れをなしてしまいますが、鍋にするととても美味しく、旬である冬のぜいたくな鍋といえば、東のアンコウ・西のフグとして有名になります。

オスは小さくてメスは大きいのですが、美味しいのはメスのほうであり、アンコウ鍋は、冬に美味しいハクサイやネギ・シュンギクなどを加え、みそで仕上げて食べています。
家庭では、鍋用に切ったものを買い求めることが多いと思いますが、水分が多いので、サッと水にくぐらせてから使うほうがいいです。 

アンコウは、巨体でありおろし方が難しく、料理屋や専門店などの職人がアンコウをつるし、口から水を入れ解体するつるし切りという調理法があります。
肝臓(肝)・尾びれ(とも)・未熟の卵巣(ぬの)・えら・胃(水袋)・身(柳肉)・皮を「アンコウの七つ道具」と呼び、珍重し鍋で食べることが多いです。

「アンコウのつるし切り」動画はコチラ
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