空芯菜(クウシンサイ)の特徴とは?栄養や効果なども紹介

くうしんさい

空芯菜の特徴

空芯菜は、サツマイモの葉茎によく似た中国野菜。

中身が空洞になっていることからこの名前がつきました。

アサガオやサツマイモと同じヒルガオ科であり、発芽した双葉はアサガオにそっくりです。

池に浮かべておくと水がきれいになるという特性があり、エンサイ・ヨウサイ・アサガオナという別名があります。

 
マレーシアや台湾など、高温多湿の地域で広く栽培されていますが、葉にはぬめりがあり、茎にはシャキシャキとした歯ごたえがあります。

畑で放任栽培するとサツマイモのつるのように横に伸びていきますが、暑い夏が大好きなところなどもよく似ています。

 
空芯菜は、家庭でも簡単に栽培することが可能。

一度の種まきで何度も収穫することができます。

空芯菜の旬

旬のカレンダー
くうしんさいの旬 
空芯菜の旬は6~8月であり、夏野菜になります。

空芯菜の産地

空芯菜は、沖縄県など温かい地域で栽培されています。

沖縄では昔からウンチューといわれ、親しまれています。

空芯菜の上手な選び方

  • 葉や茎がみずみずしい緑色で全体にハリがあるもの。
  • 茎がまっすぐに伸びていて、ピンとハリがあるもの。
  • 葉先がしおれているものは避けたほうがいいでしょう。

空芯菜の食べ方

くうしんさいの調理法
空芯菜は、味にクセがないので、下ゆでせずに調理が可能な野菜。

生のままサラダで食べたり、炒めものやおひたしなど、さまざまな調理に使われています。

 
たっぷりのお湯に入れて、強火でサッとゆでてから素早く氷水で冷やします。

茎のシャキッとした歯ごたえを楽しむためには、ゆで過ぎないでおきましょう。

炒める時は、葉と茎を切り分け、茎を先にサッと炒めてから、葉を入れて短時間で仕上げます。

炒めた後、時間が経つと酸化して黒ずんでしまうので、注意しましょう。

 
台湾やタイなどでは、ニンニクと空芯菜を油で炒めて食べています。

高温の油で、シャキシャキとした歯触りを残す程度に炒めて食べると美味しいです。

中華ではオイスターソースで、タイではナンプラーで味付けするのが一般的になります。

空芯菜のカロリーと糖質

食べ物のカロリー
【カロリー】17kcal・可食部100g当たり

【糖質】0.0g

空芯菜の中華炒めのカロリー

【カロリー】47kcal・1人前

空芯菜のおひたしのカロリー

【カロリー】58kcal・1人前

空芯菜の栄養と効果

くうしんさい
空芯菜は、健康と美容に対して必要な栄養を摂ることができる野菜。

コレステロール低下や美肌づくり・生活習慣病やがんの予防に対しての効果などが期待できます。

また、腸に免疫力をつけるので、食中毒の予防になるとされています。

 
ビタミンCビタミンEβ-カロテンが含まれていますが、細胞を若返らせ、老化にストップをかける効果が期待できます。

ビタミンEは、ビタミンCとの相乗効果により、ストレスや肌のトラブル・夏バテなど、活性酸素の害から身を守ります。

がほうれん草の倍近くと豊富に含まれていて、夏バテ予防や疲労回復に対しての効果が期待できます。

鉄の吸収率を高める作用があるビタミンCが含まれているので、さらに効果はアップします。

 
疲労回復効果の高いナイアシンや、ストレスへの抵抗力を高めるパントテン酸が豊富に含まれています。

ビタミンAが豊富に含まれていて、粘膜を丈夫にして風邪を予防し、肌の老化を防いで美肌になる効果が期待できます。

カルシウムがほうれん草の1.5倍ほど含まれていたり、骨の健康にかかわるビタミンKも含まれていて骨を丈夫にする作用があるので、骨粗しょう症の予防・改善に対する効果が期待できます。

カリウムマンガンなどのミネラル分が多く、高血圧の改善に対する効果が期待できます。

 
薬膳的には、寒性で体内の余分な熱を取るため、のどのはれや湿疹をおさえるとされています。

空芯菜の主な効果

血行促進・夏バテ予防・美肌作り・がん予防・貧血の予防、改善・丈夫な骨の形成

空芯菜の主な栄養成分

ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンE・カリウム・カルシウム・β-カロテン・食物繊維・鉄・マンガン・ナイアシン・パントテン酸

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