さくらんぼの栄養や効能・カロリー・種類・食べ方

サクランボ

さくらんぼの栄養と効能

さくらんぼは、果糖が約40%を占めているので、とても甘く感じる果物になります。
虫歯予防の甘味料として知られている、さわやかですっきりとした甘味成分であるソルビトールが豊富に含まれています。

葉酸が豊富に含まれていて、代謝を促すほか、ビタミンB12とともに赤血球を生成し貧血を予防しますので、妊娠中の補給にもおススメです。
むくみや高血圧を解消するカリウムが豊富に含まれていて、水分代謝を促し、体内にたまった水分とともに塩分を排出します。

食物繊維が豊富に含まれていて、腸内環境を整え、便秘の予防や改善につながります。
さくらんぼのほどよい酸味を生み出しているのが、リンゴ酸やクエン酸などの酸味成分であり、代謝をUPし、疲労の回復を促します。

赤い皮に含まれる赤の色素成分は、アントシアニンです。
強い抗酸化作用があり、目の疲れを軽くし視力を回復し、細胞の酸化を抑えてビタミンCとともにアンチエイジングに有効になります。

この他、ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンCなどが含まれていますが、それほど多い量ではありません。

さくらんぼの主な効能

疲労回復・美肌作り・高血圧予防・便秘解消・眼精疲労回復

さくらんぼの主な栄養成分

ソルビトール・葉酸・カリウム・食物繊維・リンゴ酸・クエン酸・アントシアニン・ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC

さくらんぼのカロリー(kcal)と糖質

さくらんぼのカロリーですが、生の場合は60kcal・糖質は14.0gであり、缶詰めにするとカロリーは74kcal・糖質は14.0g・糖質は16.6gほどになります。(※ 可食部100gあたり)
カロリーは低いので、ダイエットに向いている食材になります。

他の果物類のカロリーや糖質は以下のようになっていますが、他の果物類と比べるとカロリーは低く、糖質はほぼ同じくらいになっています。

  • スイカ・・・37kcal・9.2g
  • メロン・・・42kcal・9.9g
  • ナシ・・・43kcal・10.4g
  • カキ・・・60kcal・14.3g
  • イチジク・・・54kcal・12.4g

      

さくらんぼの特徴

サクランボの栄養さくらんぼは、初夏を告げる代表的な果物で、ハリのある皮とはじける果肉があり、ほどよい甘みと酸味はバランスがとてもよく上品な味になっています。
キラキラした可愛らしい実は、「赤い宝石」などと表現されることもあり、現在では貴重な国産フルーツの代表となっています。
現在、国産のものは産地が限られる上、雨に弱く栽培に手がかかるため、少し高値で出回っています。

さくらんぼという名前の由来は、桜の坊(桜の実)という意味からであり、オウトウ(桜桃)とも呼ばれていて、多くのタネを含んでいるのが特徴になります。

現在、さくらんぼを使った缶詰製品は、ケーキやフルーツ缶詰などの需要があり、輸入もされています。

さくらんぼの歴史

サクランボの歴史さくらんぼの原種は、イランから欧州に自生していたものであり、有史以前から食べられていました。

さくらんぼには、ヨーロッパ・西アジアおよびカフカス地方を原産とする、甘果オウトウと酸果オウトウとがあります。
甘果オウトウの栽培の歴史はきわめて古く、ギリシア時代にはすでに栽培の記録があったとされています。
その後、ヨーロッパ各地にはローマ時代に伝わりましたが、ヨーロッパで本格的に栽培されるのは16世紀以降になります。

また、さくらんぼが日本に伝わったは明治の初頭になります。
日本では甘果オウトウのことをさくらんぼと呼んでいて、山形県を中心に品種改良が進み、現在ではさまざまな種類が生まれています。

さくらんぼの種類

アメリカンチェリー
アメリカから輸入される甘果桜桃の総称であり、ダークチェリーとも呼ばれています。
大玉で甘みが強くお菓子やジャム作りに使われています。
高砂(たかさご)
明治時代初期にアメリカから輸入され、栽培が始まりました。
小ぶりで果肉がやわらかく皮の色が鮮やかです。
佐藤錦(さとうにしき)
佐藤錦は、赤いルビーとも呼ばれていて、日本を代表する品種になります。
品の良い甘みと酸味を備え、見た目も美しいさくらんぼになります。
大将錦(たいしょうにしき)
かなり大型サイズであり、果肉は少し固めで、とても甘みが強く酸味はひかえめです。
紅秀峰(べにしゅうほう)
果肉がややかためで特有の歯ごたえがあり、酸味が少ないです。
甘いさくらんぼとして人気があります。
紅さやか
アメリカンチェリーのような濃い赤色の果皮です。
果汁が多く、適度な甘味と酸味があります。
ナポレオン
16世紀初頭にはヨーロッパですでに栽培されており、現在では、欧米や日本でもポピュラーな品種です。
濃厚な味わいで、酸味と香りが優れています。
南陽(なんよう)
大玉かつ甘みの強い品種で、幻のさくらんぼともいわれています。
肉質はかためで果汁がたっぷりあり、日にあたった部分は美しい色になるのが特徴です。
香夏錦(こうかにしき)
福島県で育成された品種で、甘味と酸味のバランスがとれています。
果肉はやわらかくてきめ細やかで、果汁はたっぷり含まれています。
正光錦(せいこうにしき)
香夏錦の後代品種で、果形は短いハート形をしています。
酸味が弱く、甘味がしっかり感じられ、果肉はやわらかめでタネが取り出しやすいのが特徴です。
月山錦(がっさんにしき)
中国で育成された、大粒の黄色いさくらんぼです。
パリッとした食感で、甘味が強いのが特徴です。
紅てまり
1粒が10g以上もある大玉の品種です。
甘味がかなり強く、しかも酸味とのバランスもすぐれています。
北光(ほっこう)
明治時代に北海道で発見された品種であり、果実は大玉で、鮮やかな紅色をしています。
肉質はやわらかく、甘味や風味が強いのが特徴です。
山形美人(やまがたびじん)
山形県で育成された品種で、甘味も酸味もある濃厚な味わいがあります。
果肉はほどよいかたさで、縫合戦の部分が白いスジのように見えるのが特徴です。
豊錦(ゆたかにしき)
色づきが美しく、黄色の地肌が鮮やかな赤色に着色します。
果肉はやわらかく。酸味がひかえめで甘みが強いです。
ジューンブライド
北海道で育成された大玉系の品種です。
寒さに強く、甘味がさっぱりしているのが特徴で、果肉は比較的やわらかく、果汁がたっぷりあります。
ゴールドキング
北海道で発見された品種で、果皮は黄色と赤色のまだら模様です。
しまった果肉のため日持ちがよく、酸味が弱くて甘みが強いです。
サミット
カナダで育成された、黒褐色の品種です。
アメリカンチェリーより大粒で、果肉まで赤いのが特徴です。
肉厚でサックリした歯ごたえでさっぱりした味です。
レーニア
アメリカ北部の一部の地域だけ生産されている希少な品種です。
果皮は薄い黄赤色で、果肉はやわらかめで甘みが強いです。
栽培品種は、昭和50年代の初めまで、果肉がかたく缶詰加工に適したナポレオンが5割以上を占めていました。
しかし、昭和50年以降、缶詰製品の需要低下を背景として、品種の構成が大きく変化しました。

最近ではいろいろな品種が栽培されていますが、果肉が比較的やわらかくて甘みが多く、酸味の少ない佐藤錦の生産が増え、主要産地の山形県では全体の5割以上を占めています。

さくらんぼの旬

旬のカレンダー
サクランボの旬
さくらんぼの旬ですが、一般的には5~7月とされています。
けれども、品種によって旬は異なり、ナポレオンは6~7月頃、佐藤錦は5~6月頃、アメリカンチェリーは5~7月頃が旬になります。

日持ちがあまりしないので保存はむずかしく、品種によっては半月ほどしか市場に出回らないです。

さくらんぼの産地

サクランボの産地さくらんぼの産地は、山形・北海道・青森・山梨県などの地域に分布しています。
山梨県では5月中下旬・山形県では6月中下旬・北海道では7月上中旬が最も収穫されます。

さくらんぼは現在、国内生産量の7割程度が生食され、残り3割程度が缶詰に加工されています。
加熱加工にまわされるのは白肉で煮くずれの少ない品種が望ましいため、ほとんどがナポレオンという品種になります。

アメリカではワシントン州が最も大きな産地ですが、南のカリフォルニア州産の果実が5月中下旬から収穫され、次第にワシントン州に移り7月まで収穫が続きます。

さくらんぼの上手な選び方

  • 粒が大きいもの。
  • 皮がつややかで、ハリがあるもの。
  • 軸が新鮮な緑色でシャキッとしているもの。
  • 果皮が黒ずんでいないもの。
  • 傷やヘコミがなく、実がふくよかでしっかりしたもの。

さくらんぼの食べ方

サクランボの食べ方さくらんぼは、保存が難しく日持ちが悪いので、買う時に果皮がいたんでいないかどうかを確認し、買ったその日に食べるほうがいいです。
そのまま食べるのはもちろん、タルトやケーキ・ジャムにするのもおススメであり、ゼリーなどをつくるときにも利用できます。

さくらんぼを食べる時は、軸を取らないまま流水で洗います。
低温で長時間保存すると実が締まって美味しさが損なわれますので、普段は室温で保存し、食べる直前に少し冷やすのが美味しく食べるコツになります。

睡眠をコントロール
さくらんぼの果実には、メラトニンが多く含まれていることが発見されています。
メラトニンは睡眠の周期をコントロールする神経ホルモンの一種であり、睡眠を促進し、時差ボケを和らげる効果が期待できます。

眠れない夜などは、コップ1杯のさくらんぼジュースを飲むといいとされています。

さくらんぼの栄養を強化する食べ合わせ

さくらんぼ+ヨーグルト

さくらんぼに豊富に含まれているアントシアニンは目の機能を高め、ヨーグルトに豊富に含まれているビタミンB2は粘膜を守ります。
いっしょに摂取することで、白内障の予防に対しての効果が期待できます。

さくらんぼ+メロン

カリウムを豊富に含むさくらんぼとメロンをいっしょに摂ると、体内の血液や水分の循環をよくし、血圧の上昇を防ぐので、高血圧の予防、改善に対する効果が期待できます。

さくらんぼの保存法

さくらんぼは、低温や水分に弱いので水洗いは禁物であり、水滴がついていたらふき取って野菜室などに入れるといいです。

ラップをして冷蔵庫に入れておいても3~4日は保存できますが、味は落ちますので、できるだけ早めに食べるほうがいいです。

さくらんぼの食品成分

水分

たんぱく質

脂質

炭水化物

83.1g

1.0g

0.2g

15.2g

カリウム

カルシウム

マグネシウム

リン

210mg

13mg

6mg

17mg

亜鉛

マンガン

0.3mg

0.1mg

0.05mg

ヨウ素

セレン

モリブデン

ビタミンE

0

0

1

0.5mg

ビタミンB1

ビタミンB2

ナイアシン

ビタミンB6

0.03mg

0.03mg

0.2mg

0.02mg

葉酸

パントテン酸

ビオチン

ビタミンC

38μg

0.24mg

0.7μg

10mg

※ 可食部(食べられる部分)100gあたりの数値
 

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