みょうがの特徴
みょうがは、東アジアが原産。
しょうがとともに大陸から持ち込まれたものが野生化し、本州から沖縄までの日本各地で自生したものになります。
野菜として栽培しているのは日本だけであり、普段食べているのは、みょうがの地下茎から出る花穂で、花みょうがとも呼ばれています。
みょうがは、江戸時代の名家の家紋によく使われています。
これは、知らないうちに受ける神仏の加護などに通じて、縁起をかついだものとされています。
比較的早く花芽や黄色い芯が出てきてしまいますが、取り除けば食べることができます。
乾燥すると香りが損なわれ、効果が薄れるので、新鮮なうちに食べきったほうがいいでしょう。
スーパーで販売されているものには、鮮やかな赤いものが多いですが、直売所などでは、土つきや緑がかったみょうがなどもあります。
アクがあるため、生で食べる場合は切ってすぐ水にさらす必要があります。
ただ、さらし過ぎると、せっかくの風味や栄養分が損なわれるので、気をつけましょう。
また、みょうがは、中に土が入っていることも多いです。
縦半分に切ってから、ボウルに張った水の中で、揺すって土を落とすと効果的です。
みょうがは、基本的には生で食べる香味野菜。
シャキッとした食感やさわやかな香りが特徴です。
風味を生かすために、サラダやそうめん・そば・冷奴の薬味として使うといいですが、サッとゆでて、酢みそ和えや甘酢漬けにしても美味しいです。
ただ、学術的な根拠はなく、栄養学的にそういう成分は含まれていないです。
物忘れしがちになる年齢層に好まれているので、勘違いされているだけのようです。
みょうがタケ
若い茎を軟白栽培し、ほんの少しだけ日にあてて赤みをつけたもの。
大きく育ちすぎたものは、風味が弱くてかたいです。
みょうがの旬
旬のカレンダー
みょうがの旬は6月~10月になりますが、1年中手に入れることができます。
みょうがは、夏に花をつける夏みょうがと、秋に花をつける秋みょうががあります。
夏みょうがは少々小ぶりで、秋みょうがは大きくて色鮮やかです。
みょうがの産地
都道府県別収穫量(農林水産省 平成22年統計 参照) |
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高知県 全国収穫の81.4%の構成比 4,382t |
奈良県 全国収穫の4.5%の構成比 241t |
群馬県 全国収穫の4.3%の構成比 233t |
みょうがは、高知県での生産量が圧倒的に多く、全体の80%近くを占めています。
みょうがの上手な選び方
- さわやかな香りがあり、傷がなく締まっているもの。
- 小ぶりでふっくらと丸みがあり、ツヤがあるもの。
- 実が硬くぎっしり詰まっているもの(フカフカのものは鮮度が悪いです)。
- 花が出ているもの。
- 切り口や先端が褐色に変色し、半透明のものは避けたほうがいいでしょう。
みょうがの保存法
みょうがは 、日がたって花が咲く前に小切りにし、1回分ずつラップで包みます。
密閉性のある袋に入れ、冷蔵庫で保存しましょう。
冷凍庫で保存する場合は、みょうがを縦にふたつに切ってから、保存袋に入れ、空気をぬいてください。
凍ったまま、みじん切りやせん切りにして冷ややっこにのせたり、冷やしたうどんやそうめんの薬味につかうと便利です。
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