生姜(ショウガ)の特徴とは?旬や産地・栄養なども紹介♪

ショウガ

生姜の特徴

生姜は、世界中で古くから活用されてきた香辛料であり、薬効の高い食べ物として人気があります。
熱帯アジアが原産で、日本には奈良時代に中国から伝わり、江戸時代には栽培が始まったとされています。

生姜は、日本では古くから薬や香辛料として利用されてきた食材になります。
発汗作用があるため、風邪のひき始めなどに生姜を煎じた生姜湯などを飲み、温かくして汗を出すことが、風邪に良いとして親しまれてきました。
日本最古の医学書である「医心方」には、平安時代の貴族が、風邪の時に生姜湯を飲んでいたという記録もあるほどです。

スーパーなどでよく見るゴツゴツとした生姜は根生姜といい、1年中出回っています。
現在、新生姜は別名はじかみと呼ばれていて、日本料理などで使われています。

酢漬

新生姜を酢漬にしたもので、別名「紅しょうが」といいます。
塩で塩漬けした後、梅酢(梅干しを漬けた後の残り汁)で数日間漬け込み細切りにしたものです。
一般的には、細切りにした生姜を赤系の食用色素に混ぜた調味液に漬ける製法が多いです。
焼きそばやたこ焼きに加えたり、ちらし寿司・牛丼などに添えられたりしています。

甘酢漬

新生姜を薄切りにしてゆで、甘酢に漬けたものであり、寿司屋では「ガリ」と呼ばれています。
生姜に含まれるアントシアニン色素が酢と反応して、ピンク色に漬け上がります。

生姜の種類

新生姜

収穫後、すぐに出回る根生姜のことであり、茎のつけ根が鮮やかな紅色をしています。
根生姜よりも辛味が少ないので、生か甘酢漬けにして食べるといいです。

葉生姜

新しい根を葉付きのまま収穫したものす。
味噌をつけてそのまま食べたり、つま野菜として使われることも多いです。

八王子生姜

鮮やかでみずみすしい生姜であり、辛さはひかえめで食べやすいです。
東京都八王子市で栽培されていて、江戸東京野菜に認定されています。

出西(しゅっさい)生姜

島根県の東に位置する出西地区で栽培されている生姜になります。
繊維質が少なく、上品な香りと辛味が特徴で、毎年8~10月にかけて出荷されています。

生姜の旬

旬のカレンダー
ショウガの旬
新生姜の旬は6月~8月、葉生姜の旬は5月~7月頃、根生姜は1年中出まわっていて、旬はありません。

生姜の産地

都道府県別収穫量(農林水産省 平成24年統計 参照)

高知県
全国収穫の44.0%の構成比 24,000t
熊本県
全国収穫の12.6%の構成比 6,890t
宮崎県
全国収穫の7.7%の構成比 4,220t

生姜の消費は、国内産が半分ほどであり、残りは中国からの輸入ものがかなりの割合を占めています。

生姜の上手な選び方

  • 傷がないもの。
  • 皮にシワがなくみずみずしいもの。
  • ふっくらと形がよくかたいもの。
  • 生姜は大きな根を切り分けて販売しているため、形はさまざまであり、いびつな形をしていても、味に影響はないです。

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生姜(しょうが)の栄養と効能

ショウガ生姜は、200種類以上ともいわれるほど多くの香り成分やカリウム・マンガン・ビタミンB群・ビタミンCなどが含まれていてて、食欲増進や疲労回復・高血圧予防・健胃・解毒など、さまざまな効能が期待できます。
ほかにも、新陳代謝を促進し、関節を温めることで、筋肉痛や関節痛を改善する効果もあります。

生姜に含まれている栄養素には、主に以下のようなものがあります。

ジンゲロール・ショウガオール

生姜の強い辛味はジンゲロールとショウガオールです。
いずれも、血管を広げて血行を促進する働きがあり、体を暖める作用があるので、冷え性の予防・改善につながります。
血行の改善は、代謝を活発にしてエネルギーの消費量を増やしたり、体温を上げることによって免疫力を高めたりする効果にもつながります。

また、ジンゲロールとショウガオールなどの辛み成分は、血液をサラサラにする・血中コレステロールを減らす・血圧を下げる・胃がんを抑制するなどの効果もあるとされています。

この他、ジンゲロールには、殺菌・解毒作用や抗酸化作用があるので、風邪の予防やアンチエイジング効果が期待できます。
ショウガオールは、抗酸化作用が高く、抗がん性があるといわれているほか、食欲増進やダイエットをサポートする効果なども期待できます。
加熱すると増えるため、煮物などにするのが有効な調理法になります。

ジンギベレン・シトロネラール

香り成分のジンギベレンやシトロネラールが含まれていて、胃腸の機能を高める作用があるとされ、漢方では下痢止めや解毒剤として使われています。
また、独特の香りが胃液の分泌を促すため、食欲増進効果が期待でき、血行を良くするので、疲労回復や冷え性にも効果があるとされています。
ジンギベレンは解毒作用が高いので、健胃作用や風邪の初期症状を緩和する働きが期待できるとされています。

辛味や香り成分は、細かく刻むか、すりおろすと、その特性や薬効を活かすことができます。
生の場合は皮ごとおろして使うとよく、炒めものや煮物の臭み消し・香り付けにする場合は、細かく刻んで使うといいです。

その他

カリウムやビタミンCが含まれていて、すりおろしなどの生食も効果的になります。

生姜の主な効能

風邪や感染症の予防・食欲増進・冷え性改善・がん予防・疲労回復・高血圧予防

生姜の主な栄養成分

カリウム・マンガン・ビタミンB群・ビタミンC・ジンゲロール・ショウガオール・ジンギベレン・シトロネラール

生姜の栄養を強化する食べ合わせ

生姜+サバ

生姜に含まれている香り成分と、サバに含まれているDHAやEPAには血中の脂質を下げる作用があるので、血行を改善する効果が期待できます。

生姜+ワカメ

生姜に含まれているカリウムと、ワカメに含まれているアルギン酸にはどちらも血圧を下げる効果があるので、高血圧の予防に対する効果が期待できます。

生姜+しそ

生姜に含まれているジンゲロンと、しそに含まれているβ-カロテンとビタミンCにより血行が促進されるので、冷え性の改善効果に期待ができます。

生姜+玉ねぎ

硫化アリルを含む玉ねぎといっしょに食べると、生姜に含まれているビタミンB1の効力が高まり、食欲増進効果がアップするとされています。

生姜+豚肉

生姜に含まれているカリウムが血圧を下げ、豚肉に含まれているたんぱく質が血管をしなやかにするので、動脈硬化の予防に期待ができます。
生姜と豚肉の組み合わせは生姜焼きになりますが、これは理にかなった組み合わせになります。

豚肉の生姜焼きについては、こちらの記事にて確認することができます。
【参照】:豚肉の生姜焼きのカロリーとレシピ

生姜のカロリー(kcal)と糖質

生姜のカロリーは30kcal・糖質は3.5gです。(※ 可食部100gあたり)
薄切り(1枚・2g)は1kcal・みじん切り(小さじ1・4g)は1kcal・すりおろし(小さじ1・6g)は2kcal・おろし汁(小さじ1・5g)は1kcalとなっています。
また、酢漬は19kcalで、甘酢漬は51kcalほどになります(※ 可食部100gあたり)。
カロリーは低いので、ダイエットに向いている食材といえます。

他の野菜類のカロリーや糖質は以下のようになっていますが、他の野菜類と比べるとカロリーや糖質は低くなっています。

  • ジャガイモ・・・76kcal・16.3g
  • サツマイモ・・・134kcal・29.7g
  • ニンジン・・・39kcal・6.5g
  • レンコン・・・6.6kcal・13.5g
  • ゴボウ・・・65kcal・9.7g

   

生姜の食べ方

ショウガの調理法生姜は、そうめん・ひややっこの薬味・漬け物・炒めものなどに使われていますが、料理の下味や香りづけなどに使うことも多いです。

特徴である香りには解毒や消毒作用があり、魚による中毒を予防できるので煮付けに添えられたりしますが、肉や魚のくさみを消す効果もあります。
しかし、香りは熱に弱いので、香りを活かすときには火を止める寸前に入れ、反対に香りを抑えたいときには始めから入れるといいです。
生姜は繊維が長いので、すりおろした生姜を包丁で縦横に数回たたくと、香りが立ちます。
また、生姜の香りは食欲を増進させ、体を温める効果があるので、風邪の時には生姜汁を飲むといいです。

皮をむきたい場合は、包丁だと厚めに切ってしまいそうなので、包丁の背を使ったりスプーンでこそげ落とすようにするといいです。
切り口から傷みやすく風味が損なわれるので、使う分だけ切り落とすほうがいいです。

生姜をすりおろす
生姜をすりおろすときは、皮に風味があるので皮ごとすりおろすといいです。
繊維が多い野菜のため、繊維に対して直角におろし金を当てると、繊維が断ち切られうまくおろすことができます。

すりおろした生姜は薬味として使う他、風味だけを加えたい場合は、すりおろしたものをキッチンペーパーなどに包んでしぼり、汁だけ使うといいです。

生姜の保存法

生姜は、保存に適しているので、夏はそのまま冷蔵庫に入れてもよく、その他の季節は常温で保存することができます。
使いかけのものは、水気をよく切り、ラップで包んでから冷蔵庫で保存するといいです。

また、すりおろしてから冷凍するか、丸のまま凍らせると、凍ったまますりおろす事ができるので便利です。

「料理の基本 にんにく・しょうがの保存法」動画はコチラ
↓ ↓ ↓

 

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