水菜の特徴
水菜は、京都で古くから栽培されていた、日本特産の野菜です。
畑の作物と作物の間に水を引き入れて育てたことから、この名前がつきました。
葉にギザギザがあるのが特徴で、関西においては、冬の訪れを知らせる野菜として古くから親しまれてきました。
水菜は、平成になった頃、全国に普及するようになりました。
以前は、生で食べると少し辛味があったのですが、最近では、品種改良により辛味を感じないようになっています。
関西以外では京菜と呼ばれることも多く、鍋や漬物・サラダなどに使われています。
壬生菜(みぶな)
京都の壬生付近が原産。
水菜よりクセがありますが、葉はやわらかいので、浅漬けになどに使われています。
はりはり鍋
はりはり鍋は、関西が名物の鍋。
歯ごたえのある水菜を食べたときの音が、名前の由来になります。
栄養価があるクジラの肉と、冬が旬の水菜を合わせた鍋になっています。
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水菜の旬
旬のカレンダー
最近では、1年中市場に出回るようになったで、旬がわかりにくくなっています。
けれども、京都ではミズナが並ぶと冬本番といわれるように、本来は寒さが厳しくなるころが旬になります。
水菜の産地
都道府県別収穫量(農林水産省 平成24年統計 参照) |
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茨城県 全国収穫の37.9%の構成比 16,000t |
福岡県 全国収穫の10.2%の構成比 4,300t |
埼玉県 全国収穫の6.6%の構成比 2,790t |
今では全国区の野菜になっています。
関西以外の地域でも多く生産されるようになりました。
水菜の上手な選び方
- 茎が真っ白で弾力があるもの。
- 茎がしんなりしていたり、折れているものや半透明のものは避けたほうがいいです。
- 葉の緑色が鮮やかで、葉の先までみずみずしいもの。
- 葉の部分は傷みやすいので、葉先が茶色くなっているものは古い証拠です。