にんにくの特徴とは?旬や産地・栄養なども紹介♪

ニンニクの栄養

にんにくの特徴

にんにくは、中央アジア原産で、中国では2000年以上も前から栽培されてきました。
古代エジプトではピラミッドを作る労働者たちに、スタミナ剤としてにんにくを与えていたといわれています。

日本に伝わったのは平安時代で、強い強壮効果を持つ薬用植物として利用されてきましたが、においを嫌う仏僧や公家・武士など仏教思想のもとでは、食することを禁じられていました。
薬草としてではなく、中華料理や西洋料理の香辛料として広まったのは昭和になってからのことになります。

食用にするのは地下茎が肥大した部分であり、若い花茎がにんにくの芽になります。

にんにくの旬

旬のカレンダー
ニンニクの旬
にんにくは、中国産が1年中出回っていますが、旬は5月~7月になります。

にんにくの産地

都道府県別収穫量(農林水産省 平成24年統計 参照)

青森県
全国収穫の67.7%の構成比 13,600t
香川県
全国収穫の3.7%の構成比 736t
宮崎県
全国収穫の2.3%の構成比 460t

国内での生産は青森県が圧倒的に多く、ブランド化されたにんにくが有名です。

フルーティにんにく

にんにくを熟成発酵させたもので、真っ黒な色が特徴であり、にんにく臭は消えていて甘酸っぱいです。

プチにんにく

中の粒が分かれていない、一粒タイプの小型にんにくです。
中国産で、においは大型タイプのものと比べるとやわらかいのが特徴になります。

草聖(そうせい)にんにく

発芽させたにんにくの茎と玉の部分の両方を食べることができる品種です。
生で薬味にしたり、炒め物や餃子の具にしてもいいです。

にんにくの上手な選び方

  • 全体的に白くふっくらとしているもの。
  • 粒が大きくハリがあり、持った時に重いもの。
  • 黄色く変色したものは古いです。
  • 新にんにくの場合、表面の皮が赤いものがありますが、味に影響はないです(皮をむけば中身は白いです)。
  • お尻の部分がカラカラに乾燥しているもの(ただし軽くて外皮と身にすき間があるものは、水分が抜けすぎになります)。

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にんにくの栄養と効能

ニンニクにんにくは、糖質やたんぱく質・ビタミンB1・ビタミンC・カリウム・鉄・リンなどが含まれている栄養豊富な野菜になります。
代謝をスムーズにする作用があり、古くから疲労回復や強壮作用があるとされ、薬用として使われてきました。

にんにくに含まれている栄養素には主に以下のようなものがあります。

アリシン

においの素のアリシンが豊富に含まれていて、抗菌や殺菌作用があり、ウイルスや細菌から体を守る・高血圧を抑える・食欲増進・抗がん作用・血栓予防等、さまざまな効果が期待できます。
細かく刻んだり、すりつぶしたりすることでその効果を発揮し、きざんで油で炒めると効果はアップします。

ビタミンB1の多い食材といっしょに摂ると、ビタミンB1がにんにくのアリシンと結合しアリチアミンという成分に変わり、ビタミンB1の吸収や効果を高めます。
ビタミンB1は、エネルギー源となる糖質の代謝を促すため、スタミナ増強につながります。

その他

スコルジニンが含まれていて、ビタミンB1の働きを高め、血行を良くし、冷え性や心臓病に有効とされています。
セレンが含まれていて、抗酸化作用がありがん予防の効果があるといわれています。

皮膚や粘膜を丈夫に保つビタミンB6や、造血作用のある葉酸・高血圧の予防、改善に役立つカリウムなども含まれています。

にんにくの主な効能

疲労回復・強壮効果・血栓予防・がん予防・抗菌、解毒作用・コレステロールの上昇抑制

にんにくの主な栄養成分

ビタミンB1・ビタミンB6・ビタミンC・カリウム・鉄・リン・アリシン・スコルジニン・セレン・葉酸・カリウム

にんにくの栄養を強化する食べ合わせ

にんにく+豚肉

豚肉には、糖質の代謝を促すビタミンB1が豊富に含まれていますが、にんにくに含まれているアリシンをいっしょに摂取すると、ビタミンB1の働きを高めるので、スタミナアップにつながります。

にんにく+卵

にんにくに含まれているビタミンB6と、卵に含まれているビタミンB2の相乗効果で、ストレスの緩和や高血圧の予防に対しての効果が期待できます。

にんにく+ほうれん草

にんにくに含まれているビタミンCは、ほうれん草の鉄の吸収を助けるので、肌のくすみ予防や美しい髪の維持などが期待できます。

にんにく+トマト

トマトには、β-カロテンやファイトケミカルの一つであるリコピンが豊富に含まれています。
アリシンを多く含むニンニクといっしょに食べることで、免疫力がアップします。

にんにくのカロリー(kcal)と糖質

にんにくのカロリーは134kcal、糖質は20.0gです。(※ 可食部100gあたり)
にんにく1かけ(5g)のカロリーは7kcalになります。
カロリーは高いので、ダイエットには向いていない食材といえます。

他の野菜類のカロリーや糖質は以下のようになっていますが、他の野菜類と比べるとカロリーや糖質は多くなっています。

  • レンコン・・・6.6kcal・13.5g
  • ニンジン・・・39kcal・6.5g
  • ゴボウ・・・65kcal・9.7g
  • ダイコン・・・18kcal・2.7g
  • カブ・・・20kcal・3.1g

      

にんにくの食べ方

ニンニクの調理法にんにくは、すりおろしてカツオのたたきの薬味や、パンにつけてガーリックトーストなどにすると美味しいです。
香味野菜であるにんにくは、肉料理との相性がよく、肉特有の臭みを消したり、香りづけをするなど、肉のにおいが苦手な人にはもってこいの食材になります。
また、香りが食欲を誘うので、食欲増進効果などもあります。
和・洋などさまざまな料理に使われているにんにくですが、含まれている栄養素は熱に弱いのが欠点なので、すりおろしたものを活用するといいです。
おろしにんにくを加えたタレを料理にかけたり、食材を漬けたりと活用方法は幅広いです。

薬味や調味料にはすりおろすとよく、炒めものや煮物にはみじん切りかうす切りがいいです。
切ったりつぶしたりすると香りが出てくるので、香りを強調したい時には細かく切るかつぶすといいです。
にんにくの香りが出る前にほかの食材を加えると、にんにくのいやな臭いがして味を損ねるので、注意が必要になります。
まな板ににんにくの香りが移るとなかなか落ちないので、かまぼこの板をにんにく専用の小さなまな板にして、その上で切るという方法もあります。

生のにんにくは刺激が強いので、一度に多く食べ過ぎると胃炎や下痢などの胃腸障害を起こすことがあるので、注意が必要になります。
生の状態であれば1日1片程度が良く、加熱したものであれば1日1~2片程度にしておいたほうがいいです。

炒める時は、焦がさないようにする必要があり、焦がしてしまうとせっかくの風味が台無しになりますので、火をつける前のフライパンに油と一緒に入れるほうがいいです。
また、にんにくの芽は焦げやすいので取り除いたほうがいいです。

うす切りのにんにくをつけておいたしょう油は焼肉のタレに最適であり、にんにく自体を味わうには、蒸して漬け物にするといいです。
にんにくのみじん切りを、油に2・3日漬けておくとガーリックオイルができますが、毎回、にんにくのみじん切りを油につけて香りをつける手間が省けるので便利です。

すりおろしたにんにくが緑色になるのはなぜ!?
にんにくをすりおろして、しばらくそのままにしておくと、緑色に変色していることがあります。
これは、にんにくの香り成分が分解されて、鉄と反応するためだといわれていますが、からだに害はありませんのでそのまま食べても大丈夫です。

にんにくの芽

茎にんにくともいい、中国ではよく使われていて、球根よりも香りがやわらかで甘みがあり、炒めものや煮物に使われています。

にんにくしょうゆ漬け

にんにくを1片ずつ切り離して、薄皮をむいたものをしょうゆに漬けたものです。
香りが移ったしょうゆは調味料として、にんにくは刻んで薬味用として使います。

にんにくの保存法

ニンニクの保存法にんにくをネットに入れ、風通しのよい冷暗所などに吊るしておくと、2ヶ月くらいは保存できます。
皮をむいたものはラップで包み、冷蔵庫に入れておくといいです。

また、1片ずつに分けてから薄皮を残して冷凍しておくと、さまざまな料理に使うことができ便利です。
使うときは、凍ったまま根の部分を切り落とし、切り口から薄皮をむくといいです。

「料理の基本 にんにく・しょうがの保存法」動画はコチラ
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