レモンの特徴とは?種類や旬・産地なども紹介

国産無農薬レモン

レモンの特徴

レモンの原産地はインドヒマラヤ東部。

15世紀には地中海地域で栽培され、イタリアのシチリアを中心に沿岸諸国に産地が形成されていきました。

現在では、イタリア南部やアメリカの南カリフォルニアが生産地として知られています。

温暖な気候でよく育つ植物であり、寒さに弱くあたたかい地域でしか栽培できず、1年に4回花が咲き実がなります。

1本で100~150個ほどの果実が採れ、種類も比較的豊富です。

 
日本には明治時代に伝わり、瀬戸内を中心に比較的温暖な地で栽培されていました。

その後、レモンの輸入自由化以降生産が激減しました。

最近では、防カビ剤の残留が問題となっているので、安全な国産レモンの需要により、徐々に生産量が増えつつあります。

 
レモンは、酸味と香りが強いので、飲料や料理・ケーキ・紅茶の香りづけなどによく使われます。

レモネードやレモンスカッシュ・レモンティーにするとさっぱりして美味しいです。

油と相性がいいので、天ぷらやフライにレモン汁をかけたり、バターや生クリームを使ったソースにかけるといいでしょう。

 
レモンは果汁を使う事が多いので、スクイーザー(レモンやグレープフルーツなど柑橘類の果汁をしぼる器具)があると便利。

皮を調理に使いたい時などは、塩を適量手に取り、全体をもむようにこすって水洗いをするとよく、浸透圧で汚れやゴミが落ち、色と香りもアップします。

ハチミツレモンの効果
ハチミツレモンは、レモンのクエン酸によって疲れを癒やし、皮の豊富なビタミンCも摂れ、ハチミツの栄養効果もあるので、おすすめの食べ方。

部活の後のハチミツレモンなどは、疲労回復とエネルギーの補給を一度にできる、とても合理的な組み合わせになります。

レモンの種類

リスボン
ポルトガル原産で、カリフォルニアの主要品種。

日本での栽培に適していて、代表的な品種であり最も多く見かけます。

マイヤーレモン
酸味がまろやかで、香りがいい。

形状は通常のレモンよりも丸みをおび、赤みがあります。

グリーンレモン
グリーンレモンとは、皮がまだ色づかない若いレモンのこと。

黄色に比べてさわやかな香りと酸味が特徴です。

菊池(きくち)レモン
1930年に八丈島に持ち込まれたのが最初です。

果皮がグリーンの時期に収穫したものは「小笠原レモン」として、樹上で完熟させたイエローのものは「八丈島フルーツレモン」として出荷されています。

姫レモン
もともとは中国やインドに分布していて、レモンの半分ほどの大きさになります。

濃いオレンジ色の果皮と、山椒のような香りが特徴。

レモンの旬

旬のカレンダー
レモンの旬
レモンは輸入物が多く、旬がわかりづらいですが、10~11月が旬。

レモンの産地

レモンは1年中流通していますが、現在日本で消費されているほとんどがアメリカなどからの輸入品であり、年中豊富に出まわっています。

その他、南アフリカ・ニュージーランドなどからも多少は輸入されています。

国産のレモンは、周年供給が可能。

国内で最も生産されているのは広島県であり、その他には愛媛・和歌山県などがあります。

世界的にみると、中国やメキシコ・インドの3ヵ国で全体の約5割が生産されています。

防カビ剤の残留問題

外国産のものは、ポストハーベスト農薬(収穫後に行う防腐剤や防カビ剤の処理・国内での使用は禁止されています)を心配する声があります。

輸入時に基準値の検査が行われているので健康への問題はないと思いますが、心配であれば国産品を購入するほうがいいのかもしれません。

レモンの上手な選び方

  • 手で持ったときに重たいもの。
  • 皮がなめらかで色にムラがないもの。
  • あざやかな黄色で形がゆがんでいないもの。

レモンの保存法

レモンの栄養
レモンは、比較的日持ちはしますが、鮮度が落ちると香りや味も落ちるので、早めに食べるほうがいいでしょう。

乾燥すると風味が落ちるので、ビニール袋に入れて冷蔵するとよく、カットしたものはラップして保存してください。

 
また、レモンは、冷凍すると皮ごとすりおろして無駄なく使えるので便利。

レモンを半分に切り、ラップで包んでから保存袋に入れると冷凍できます。

冷凍すると、皮の苦みが抑えられて食べやすくなるうえ、皮の部分に多く含まれているビタミンCなどの栄養成分をより多く摂ることができます。

ただ、冷凍する場合は、皮を使用するため、無農薬や減農薬のレモンを使うようにしてください。

 
【レモンのカロリーや栄養はコチラ】
▶▶▶レモンのカロリー一覧と糖質!栄養や効果なども紹介

スポンサードリンク




コメントは受け付けていません。