さつまいもの特徴とは?種類や産地・栄養なども紹介♪

サツマイモ

さつまいもの特徴

さつまいもは、中央アメリカを原産地とし紀元前から栽培されていますが、コロンブスがヨーロッパに持ち帰り、1604年に琉球王朝から日本へ伝わりました。
その後は唐芋と呼ばれ、種子島 → 薩摩 と栽培が広がりましたが、鹿児島は江戸時代にさつまと呼ばれていたので、この名前がついたといわれています。 

同じイモでもジャガイモとは別の品種であり、ジャガイモが茎の部分が太って実になるのに対し、さつまいもは根の部分が成長したものになります。

現在、日本では約40種類ほどが存在していますが、やせた土地でも育つので、凶作の時には空腹を満たす大切な食べものでした。
世界での生産地域は中国に極端に集中していて、大部分は酒類への加工用であり、近年では健康食品やお菓子・焼酎の材料として注目されています。

デンプン

さつまいもから取ることができ、春雨や水飴の原料となっていて、加熱すると一部が糖質に変わり甘みが増します。

いもづる式

一つの事を発端に、関連の事に次々と手が及ぶ様子を表しています。
いもは地下茎でつながっていて、一つのいもを掘り出せば残りもつる(地下茎)を頼りに、たやすく見つけることができる様子からできた言葉になります。

芋堀り

幼稚園・保育園とかが観光農園などで秋に体験しているところが多く、掘ることが楽しくて人気になっています。

さつまいもの種類

紅あずま
関東地方を中心に出まわる定番品種です。
ホクホクとした食感で甘みが強く、ほかの芋に比べて繊維質は少なめであり、スイートポテトなどお菓子の材料として使われています。
紅赤(べにあか)
肉色は鮮やかな黄色で味や風味は良いです。
栗きんとんや焼き芋用として根強い人気があります。
紅小町
赤紅色の皮が特徴的になります。
長期間の貯蔵でも味が安定しており、焼き芋用として人気があります。
紫いも
ソフトクリームやチップス等最近人気があり、生活習慣病や老化の予防に効果があるとされているアントシアニンが豊富に含まれています。
鹿児島県産で、種子島のものが特に有名になります。
安納いも
鹿児島県種子島の特産品で希少価値が高く、しっとりとして甘味が強いので焼きいもが美味しいです。
鳴門金時
西日本の砂地で作られる人気品種で、皮の中は鮮やかな黄金色になります。
ほどよい甘みがあり、焼きいも・大学いもとして人気があります。
五郎島金時
元禄時代に加賀の国(石川県)の五郎島で栽培が始まった伝統品種です。
糖度が高くお菓子のような甘さになります。
黄金千貫(こがねせんがん)
ずんぐりとした形で、甘みがあり、ホクホクとして美味しいです。
上質な芋焼酎の原料として知られる品種であり、独特の風味と白い果肉が特徴になります。
パープルスイートロード
青果用の紫いもとして平成14年に命名登録された新しい品種であり、従来の紫いもよりも格段に味がいいです。

さつまいもの旬

旬のカレンダー
サツマイモの旬
さつまいもは、各地で栽培されているため1年中出回っていますが、9月~11月が旬になります。

さつまいもの産地

都道府県別収穫量(農林水産省 平成24年統計 参照)

鹿児島県
全国収穫の36.6%の構成比 320,200t
茨城県
全国収穫の20.6%の構成比 180,600t
千葉県
全国収穫の13.5%の構成比 118,500t

さつまいもは、鹿児島・宮崎・熊本県と九州地方での生産量が多いですが、その大半は焼酎の原料であり、青果用としての生産は茨城と千葉のものが中心になります。
初夏から秋口にかけて収穫したものをしばらく寝かせて、甘みを引き出してから9月~11月に出荷しています。

もっとも甘いのが1月~2月頃のものであり、貯蔵技術の進歩により1年を通して出荷されています。

さつまいもの上手な選び方

  • 皮に張りがあり形がいいもの。
  • ずんぐりとして太く、色が鮮やかで傷のないもの。
  • 全体の大きさが均一なものは、調理に便利なことが多いです。
  • やせて細いものやひげ根がたくさん残っているものは、繊維質が多く味がよくないことが多いです。

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さつまいもの栄養と効能

サツマイモの栄養
さつまいもは、ジャガイモと同じくでんぷんが主成分であり、1本でごはん1杯分のカロリーが摂れるほど栄養豊富な野菜です。
さつまいもに含まれている栄養素には主に以下のようなものがあります。

アミラーゼ

さつまいもには、糖化酵素であるアミラーゼが含まれていて、イモ類の中では唯一甘みを持ちます。
60℃くらいで時間をかけて加熱するとこの酵素がよく働き、甘みを強くします。
石焼き芋がほっこりと甘いのに比べて、電子レンジや薄く切って焼いたものは、甘みが少なくさっぱりとした味になるのはこのことが原因になります。

ヤラピン

さつまいもを輪切りにした切り口には白い液体がじんわり出ていますが、これはヤラピンという成分になります。
ヤラピンは、便秘の解消や肌荒れを改善したり、大腸がんや動脈硬化などを予防する効果が期待できます。

食物繊維

さつまいもに含まれている食物繊維は水溶性であり、少量でも満腹感が感じやすいので、ダイエット中のおやつなどに向いています。
イモ類の中ではもっとも多く含まれていて、ジャガイモの約2倍ほどあり、整腸作用があるので、便秘の予防・改善に対する効果が期待できます。

食物繊維は、皮の近くに多く含まれていますので、できるだけ皮ごと食べたほうがよく、ヤラピンや食物繊維などが含まれているので、便秘に対する効果はかなり期待できるといえます。

β-カロテン・アントシアニン

果肉が黄色やオレンジ色の濃いものには、抗酸化作用のあるβ-カロテンが豊富に含まれています。
紫いもには、ポリフェノールの一種であり、強い抗酸化作用があるアントシアニンが含まれています。

β-カロテンやアントシアニンには、活性酸素によって細胞が酸化されるのを防ぎ、血管を若々しく保ったり、老化を防ぐ働きが期待できます。

ビタミンC

さつまいもには、ミカンと同じくらいのビタミンCが含まれていますが、でんぷんに守られているので、水に溶けて流出したり加熱によるビタミンCの損失が少なくなっていて、焼き芋にした場合でも約7割が残っています。
ビタミンCは、豊富に含まれているβ-カロテンやビタミンEとともに、老化を予防して美肌作りを助けてくれる効果が期待できます。

また、ビタミンCは体に蓄積することができない栄養素なのですが、さつまいもならおやつ感覚で食べることができるので、ビタミンCを補給すると食材しておススメになります。

クロロゲン酸

皮には、ジャガイモと同様にクロロゲン酸が含まれています。
ポリフェノールの代表的な効用である抗酸化作用があり、肝臓で脂肪を燃焼させる働きがあるので、ダイエット効果が期待できます。

その他

ビタミンB1が含まれていて、糖質をエネルギーに変える働きがあります。
ビタミンEが玄米ご飯の2倍ほども含まれていて、美肌効果が期待できます。

さつまいもは、皮の近くに栄養価が集中していますが、皮自体にもカルシウムやミネラルが豊富に含まれているので、洗って皮のまま調理するか、薄くむくなどして、なるべく皮ごと食べたほうがいいです。

さつまいもの主な効能

整腸作用・便秘の予防、改善・美肌作り・風邪予防・抗がん作用・高血圧の予防・老化抑制・糖尿病予防

さつまいもの主な栄養成分

アミラーゼ・ヤラピン・食物繊維・ビタミンB1・ビタミンC・ビタミンE・β-カロテン・アントシアニン・カルシウム・カリウム・マグネシウム・銅・鉄・クロロゲン酸

さつまいもの栄養を強化する食べ合わせ

さつまいも+カボチャ・ブロッコリー

カボチャやブロッコリーには、β-カロテンやビタミンB2が豊富に含まれていて、さつまいもといっしょに摂取すると、風邪の予防に対する効果がアップします。

さつまいも+りんご

さつまいもには抗酸化作用があるビタミンCが含まれていますが、りんごに含まれているカリウムには血圧を下げる作用があり、いっしょに摂取すると、動脈硬化の予防に対する効果が期待できます。

さつまいも+ニンジン

食物繊維が豊富に含まれているサツマイモに、ビタミン類が豊富なニンジンを組み合わせると、生活習慣病の予防に対する効果が期待できます。

さつまいものカロリー(kcal)と糖質

さつまいものカロリーですが、生の場合は132kcal・蒸した場合は99kcal・焼いた場合は163kcalほどであり、糖質は29.7gです。(※ 可食部100gあたり)
さつまいも1本(180g)のカロリーは241kcalになります。
カロリーは高いので、ダイエットには向いていない食材といえます。

他の根菜類のカロリーや糖質は以下のようになっていますが、他の根菜類と比べるとカロリーはや糖質は高くなっています。

  • ジャガイモ・・・76kcal・16.3g
  • サトイモ・・・58kcal・10.8g
  • レンコン・・・6.6kcal・13.5g
  • ゴボウ・・・65kcal・9.7g
  • ラッキョウ・・・118kcal・8.6g

      

さつまいもを使った料理のカロリー(kcal)と糖質

さつまいもを料理で使った場合、一般的なカロリーと糖質は以下のようになります。
●さつまいもの天ぷら(12g)・・・28kcal・4.0g
●さつまいもの甘煮(100g)・・・124kcal・27.3g
●焼きいも(72g)・・・96kcal・21.4g
●さつまいものサラダ(105g)・・・189kcal・23.6g

さつまいもの食べ方

サツマイモの調理法天ぷら・ふかしいも・スイートポテト・大学イモなど、甘みがあるさつまいもはいろいろな料理に使われています。
主に芋の部分が利用されていますが、葉や茎も食べることができるので、佃煮やかき揚げなどにして食べるといいです。

さつまいもは、アクが強いので、切った後は5~10分ほど水につけてから調理するとよく、土の中で育っているので、泥などはきちんと洗い流す必要があります。
スジの入る深さは品種によって変わりますが、皮から数ミリのところに入っていることが多いです。
中のやわらかいところだけを煮物などにする場合は、皮と実の間に入る黒いスジまで厚めに皮をむき取るのがポイントになります。

蒸したさつまいもを薄切りにして乾燥させた干しイモは、栄養価が高く食物繊維を多く含みますし、蒸したさつまいもと牛乳の組み合わせは、栄養バランスもよくおススメです。
皮は揚げて砂糖をまぶし、おやつにしてもよく、砂糖とは違った自然の甘さがあり、でんぷん質が豊富で腹持ちがいいので、子供のおやつに最適です。

また、さつまいもは調理法が多くさまざまなレシピがあります。
こちらの記事:さつまいものレシピでお弁当に使える人気&簡単ランキング【10選】で詳しく紹介しています。

さつまいもの保存法

さつまいもは、寒さに弱い野菜なので、新聞紙などで包み、室温で保存したほうがいいです。
置いておくと、熟成が進み、甘みが増してきます。

 

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