筍(たけのこ)の特徴とは?種類や産地・栄養なども紹介♪

タケノコ

たけのこの特徴

たけのこは、中国が原産地であるとされていて、日本では古事記に記述があるほど古くから親しまれています。
たけのこを食用としているのは、中国や韓国など東アジアの限られた国だけであり、日本には江戸時代に伝わりました。

漢字の筍には10日という意味があり、10日ほどで大きくなることに由来していて、春を代表する食材であり、70種類以上もあるといわれています。
地上に顔を出してから間もなく成長が止まり、そのまま枯れて腐っていきますが、切断直後から固くなりえぐみも急激に増加していくので、掘った場合は調理や下ごしらえを早くする必要があります。

たけのこの皮には通風性があるのに水は通しにくいという特性があるので、昔はお弁当のおにぎりなどを包んでいました。
また、防腐効果のあるサリチル酸という成分が含まれていて、殺菌や防腐効果が期待できるので、食品を包むのには最適になります。

雨後のたけのこ

雨が降った後はたけのこが生えやすいことから、何かをきっかけとして物事が次々と発生していくことをいいます。

たけのこの種類

孟宗竹(もうそうちく)
日本で最も生産量の多い品種であり、香りが高くやわらかいです。
食用にできるのは、先が地表にでたばかりのわずかな期間になります。
真竹(まだけ)
苦竹といわれるように苦味があり、アクもとても強いです。
出まわるのは7月頃からであり、たけのこの中では最も遅くなります。
淡竹(はちく)
地上に出てから収穫される品種であり、かためだがアクが少なくあっさりしています。
赤茶色の皮と先端の淡い緑が美しいです。
大名たけのこ
寒山竹とも呼ばれていて味が大変上質であり、見た目も立派になります。
西日本に広く分布していますが、特に九州での消費が盛んになります。
根曲がり竹(ねまがりだけ)
千島笹とも呼ばれていて、日本海沿岸に自生しています。
細身でアクが少なく、根元が湾曲し地上から15~20cmほど伸びたところを食用としています。

たけのこの旬

旬のカレンダー
タケノコの旬
たけのこは、南の方から筍前線が北上していきます。

たけのこの産地

都道府県別収穫量(農林水産省 平成24年統計 参照)

福岡県
全国収穫の34.4%の構成比 13,518t
鹿児島県
全国収穫の24.5%の構成比 9,604t
熊本県
全国収穫の9.4%の構成比 3,703t

国内で最も生産されているのは孟宗竹(もうそうちく)であり、2月下旬に九州で収穫が始まり、5月下旬頃までどんどん北上していきます。
淡竹(はちく)や大名たけのこの収穫が5月~6月で、根曲がり竹(ねまがりだけ)が6月~、真竹(まだけ)が7月~と続いていきます。

たけのこの上手な選び方

  • 色があまり濃くないもの。
  • 持った時に重みがあるもの。
  • 穂先は黄色く開いていないもの。
  • 皮がしっとりとしていて乾いていないもの。
  • 切り口がみずみずしく、ぬめりのないもの。

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たけのこの栄養と効能

たけのこは、ビタミンB1・ビタミンB2・カリウム・マンガン・食物繊維などが含まれていて、さまざまな効能が期待できる野菜になります

たけのこに含まれている栄養素には、主に以下のようなものがあります。

グルタミン酸・チロシン・ロイシン

うま味成分でアミノ酸の一種であるグルタミン酸やチロシン・ロイシンなどを含んでいます。
チロシンは、切り口に現れる白い粉であり、新陳代謝を活発にしてホルモンのバランスを整え、脳を活性化させるとして注目されています。
ロイシンは、運動時のエネルギー源となり、疲労回復に対して有効とされています。

食物繊維

独特の歯ごたえは、食物繊維のセルロースによるものであり、便の量を増やし、腸の動きを刺激してぜん動運動を活発にするので、動脈硬化や大腸がんを予防する効果が期待できます。
また同時にコレステロールの吸収を妨げるため、動脈硬化の予防に有効とされています。

カリウム

カリウムが野菜の中でもトップクラスに含まれていて、体内の余分なナトリウムを排出し、血圧を下げる作用があるので、高血圧の予防やむくみの解消に対する効果が期待できます。

たけのこは消化しにくいという欠点がありますが、煮ると消化しやすくなりますし、煮汁ごと食べれば溶け出したカリウムも摂取できるので効果的になります。

その他

アスパラガスと同様にアスパラギン酸が含まれていて、からだの代謝を高めるので、疲労回復を助ける効果が期待できます。

たけのこの主な効能

高血圧の予防、改善・丈夫な骨の形成・便秘の予防、改善・疲労回復・整腸作用・動脈硬化の予防・大腸がん予防・健脳効果・糖尿病予防・利尿作用

たけのこの主な栄養成分

ビタミンB1・ビタミンB2・カリウム・マンガン・食物繊維・グルタミン酸・チロシン・ロイシン・アスパラギン酸・シュウ酸

たけのこの栄養を強化する食べ合わせ

たけのこ+タコ・イカ・貝

たけのこに含まれている食物繊維と、タコ・イカ・貝に含まれているタウリンをいっしょに摂ると、悪玉コレステロールの減少に役立ち、免疫力をアップさせる効果が期待できます。

たけのこ+ワカメ・コンブ

ワカメやコンブに含まれているアルギン酸には、たけのこの繊維をやわらかくする働きがあります。
また、ワカメやコンブには食物繊維が豊富に含まれていて、いっしょに食べると相乗効果で、便秘の予防・改善に対する効果がアップします。

たけのこ+豆腐

たけのこと豆腐にはどちらもチロシンという成分が含まれていますが、合わせて摂ることでやる気をアップさせる効果が期待できます。

たけのこ+こんにゃく

たけのことこんにゃくに含まれている食物繊維を合わせることで、腸内環境をより整えることができます。
また、老廃物の排泄により、便秘解消や肌荒れ防止なども期待できます。

たけのこのカロリー(kcal)と糖質

たけのこ(水煮)のカロリーは30kcal、糖質は2.3gになります。(※ 可食部100gあたり)
また、たけのこ1本(500g)のカロリーは130kcalになります。
カロリーや糖質は低いので、ダイエットには向いている食材といえます。

他の根菜類のカロリーや糖質は以下のようになっていますが、他の根菜類と比べてもカロリーや糖質はかなり低くなっています。

  • サツマイモ・・・132kcal・33.8g
  • サトイモ・・・58kcal・10.7g
  • ジャガイモ・・・76kcal・16.3g
  • ダイコン・・・25kcal・2.6g
  • レンコン・・・66kcal・13.5g

   

たけのこの食べ方

タケノコの調理法たけのこは、和え物や若竹煮・煮物・炒めもの・焼き物・たけのこご飯など、さまざまな料理に使われています。

「朝掘ったらその日のうちに食べろ」といわれるほど鮮度が大切な野菜であり、新鮮なものはアク抜きなしに刺身でも食べることができます。
ただ、通常スーパーなどで売られているものは、時間がたつにつれえぐ味が増すので、購入後はできるだけ早く下ゆでしたほうがいいです。

たけのこには、えぐみの素のシュウ酸が含まれていますが、カルシウムの吸収を悪くさせるうえ、結石の原因となることもありますので、下ゆでをしっかりしてから調理する必要があります。
下ゆでのやり方ですが、皮つきのまま先端を大きくななめに切り、皮の部分に縦に切り込みを入れます。
ぬかひとつかみと共に、大鍋で水からゆでて沸騰したら弱火にして、40~50分ほどゆでた後、根もとに竹串が通るようになったら火を止めて、そのままゆで湯ごと冷まします。
やわらかい先端部分は酢の物や和え物・穂先は炊き込みご飯、歯ごたえのある中央部分は煮物や炒めものに使うといいです。

「たけのこのゆで方(あくの抜き方・下処理)」動画はこちら
↓ ↓ ↓

メンマ(しなちく)

メンマは、ミャンマーが原産で、たけのこを発酵させた漬物であり、中国料理に多く使われています。
水煮にしたものや、味をつけて売られているものが多く、ラーメンの具材や酒のつまみになります。

若竹煮

若竹煮とは、たけのことワカメをいっしょにした煮物料理です。
たけのこに含まれているシュウ酸は、アクが強くカルシウムの吸収を妨げてしまいます。
けれども、若竹煮に入っているワカメといっしょに食べると、欠点をカバーすることができるので、上手な組み合わせだといえます。

たけのこの保存法

たけのこは、鮮度が落ちると苦みが出るため、手に入れたらすぐにゆでたほうがいいです。
ゆでた後は、水につけて冷蔵庫で保存するとよく、アクが出るため、水はこまめに変えて4~5日で食べきるほうがいいです。

 

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