しその特徴
しそには、赤じそ・青じそ(大葉)・穂じそなどの種類があります。
よく料理に使われるのは青じそ(大葉)であり、刻んで薬味として使うほか、天ぷらなどにして食べています。
漢字で「紫蘇」と書くことからもわかるように、本来しそは赤じそのことであり、青じそ(大葉)は赤しその変種になります。
しそは、中国原産の一年草で、漢字では紫蘇と書きますが、日本では平安時代以前から栽培されていたらしいです。
昔の中国で、少年が食べ過ぎによって死にかけていたところ、薬を用いたら健康を取り戻したという話があります。
この時使った薬が紫の蘇る薬だったので、紫蘇(しそ)になったといわれています。
しその種類
赤じそ | |
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主に梅干しの色つけ用として出回っていて、酢などにつけると鮮やかな赤色になります。
梅漬けにした葉を乾燥させて刻み、ゆかりにしてごはんにかけたりもしています。 |
青じそ(大葉) | |
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刺身のツマや天ぷらなどに使われています。
青じその葉は大葉(おおば)ともいわれていて、赤じそよりも香りが優れています。 |
穂じそ | |
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花をつけ始めた穂を花穂じそ・未熟なしその実をつけたものを穂じそと呼びます。
刺身のツマや薬味などに利用されています。 |
エゴマ | |
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独特の香りがして、韓国料理で焼き肉と一緒に食べられています。 |
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しその旬
旬のカレンダー
赤じその旬は6~7月になりますが、青じそ(大葉)は1年中出回っていて、旬は特にありません。
赤じそは、梅干しの材料として使われるこの時期以外、ほとんど市場に出回ることはないです。
しその産地
都道府県別収穫量(農林水産省 平成22年統計 参照) |
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愛知県 全国収穫の41.0%の構成比 3,696t |
大分県 全国収穫の7.4%の構成比 665t |
静岡県 全国収穫の7.3%の構成比 657t |
しそのおもな産地は愛知県であり、全体の4割近くの生産量を占めています。
しその上手な選び方
- 切り口が変色していないもの。
- 葉先までピンとしていて、鮮やかな緑色のもの。
- 香りが強いものほど薬味としての効果は高いです。