小松菜の特徴
小松菜は、中国が原産。
江戸時代に、小松川(現在の東京都)で栽培されていたことからこの名前がついています。
また、雪の下でも枯れないので、雪菜・冬菜ともよばれています。
寒い冬の時期は緑の野菜が少ないので、昔は貴重な野菜でした。
茎がピンと立つものや葉の色が濃く大きすぎないといったものが市場で好まれているので、姿・形のバリエーションは意外と少ないです。
現在流通している小松菜は、1年を通じて収穫が可能なように改良された品種。
関東以外の関西や福岡などでも栽培されていて、人気があります。
ちぢみ小松菜
寒締め栽培や品種改良により葉にちぢみの入ったものであり、うま味が濃く甘みも強いです。
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小松菜の旬
旬のカレンダー
小松菜の甘みが増して葉もやわらかくなるのは、12月~3月までの寒い時期であり、旬は冬になります。
冬に美味しさが増すので、冬の代表野菜のひとつになります。
小松菜の産地
都道府県別収穫量(農林水産省 平成24年統計 参照) |
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埼玉県 全国収穫の17.4%の構成比 17,500t |
東京都 全国収穫の7.8%の構成比 7,790t |
神奈川県 全国収穫の7.0%の構成比 6,990t |
小松菜は、昭和40年代から周年出荷される野菜になりました。
現在では主に関東で栽培されていて、ハウス栽培がさかんになっています。
作付面積はほとんど変化ありませんが、ここ数年出荷量が増加しています。
将来性がある葉もの野菜として注目されています。
小松菜の上手な選び方
- 茎にツヤとハリがあるもの。
- 肉厚でふっくらとしていて、固いもの。
- 葉の色が濃くみずみずしいもの。
- 葉と茎の長さがほぼ同じくらいのもの。
- 茎が半透明に変色しているものは鮮度が落ちている証拠であり、折れているものは避けたほうがいいです。